夢魔
MIN:作

■ 第27章 誓約13

 車を運転する小室は学校を出ると、繁華な町中には向かわず、郊外に進路を向ける。
 車が人通りの少ない、バイパス通りに出ると、小室はヘッドホンマイクのスイッチを入れた。
 モニターに映る志保理を、薄笑いを浮かべ見ると
「そろそろ我慢出来無く成ってるんじゃない? 良いんだよ、慰めて…道具はそこら辺に転がってるだろ」
 マイクに向かって、話し掛ける。
 志保理は突然の声に、驚いてあたりをキョロキョロし、ケースの外の光景を見て、愕然とした。
(い、イヤだ…本当に町中を走ってる…こんなの、酷すぎる…。みんなに見られてしまう…もうお終いよ…)
 志保理はケースの真ん中で、身体を丸め、頭を抱え込み蹲る。

 そして志保理は外の光景に震えながら、自分の身体の変化にも驚き始めた。
(あ、熱い…身体が熱い…。お尻の穴がムズムズして…乳首とクリ○リスがジンジンする…。嫌…嫌よ…こんなの…死んだ方がまし…、誰か、誰かこれを止めてぇ〜!)
 密閉された空間に放たれた、ガス状の催淫剤は呼吸する事により体内に入り、肌に触れる事により浸透する。
 それは志保理の意志に関係無く、身体を火照らせ敏感にし、強制的に発情さた。
 更に、その催淫剤は付近に落ちているオモチャの表面に付着し、催淫成分で表面をコーティングする。
 志保理がもし欲求に負け、それを使用したなら、それは劇的な効果を持って、志保理に快感を与えるだろう。

 小室は蹲る志保理に向かって
「オモチャに抵抗が有るなら、少しオッパイにでも触れて、気を紛らわしな…私は、このまま人気のない道を選んで走ってやるから…。さぁ…、そのままじゃ、気が狂っちゃうよ…」
 甘い誘いの言葉を掛けると、頭の上に乗せていた、志保理の手が徐々に身体の中央に引き込まれて行く。
 志保理は我慢出来ずに、小室の誘いに乗ってしまった。
 後は欲望の赴くまま、身体を鎮めるしかない道に、志保理は足を踏み出してしまう。

 小室はにやりと笑うと、暫く志保理の蠢く様を見ていた。
 志保理の身体全体が、ピクピクと震え始めると
「志保理。そこにタコのオモチャが転がってるだろ…。それを乳首に当ててみろよ…」
 志保理に向かって告げる。
 志保理は顔を虚ろに蕩かせ、床に転がっている赤いタコのオモチャを見詰めると、ゆっくり手を伸ばす。
 オモチャはたこ焼き屋の暖簾に描かれているような、デフォルメされた形で、片目をつぶりウインクした愛嬌のある物だった。

 志保理は言われた通り、乳房に当てるが何も起きない。
「タコの足の真ん中の窪みに乳首を入れて、頭を左右から強く摘むんだ」
 志保理の困惑を感じた小室が、使用方法を教えると、志保理は言われた通りに乳首を窪みに入れ、頭を左右から強く摘んだ。
 すると巻き上がっていた、タコの8本の足が志保理の乳房を包むように降りて来て、小さな無数の吸盤が乳房に張り付く。
 驚いた志保理が外そうとタコの頭に触れると、[シュー]と短く空気の抜ける音がして、タコの口から空気が抜ける。
 その瞬間志保理の口から、声が漏れる。
『あきゅふぅ〜〜〜ん…』
 タコのオモチャが、志保理の乳首を強く吸ったのだ。

 志保理は背中を反らせ、天井に顔を向けると、ぶるぶると震え官能に浸る。
「タコのオモチャは後何個有る? どことどこに付けたい? 色の違いに気をつけろ」
 小室が揶揄するように志保理に囁くと、志保理は床を見渡し残りのタコを四つん這いで拾いに行く。
 床に転がる赤と黒の2匹のタコを拾い上げると、赤のタコをもう一つの乳首に、黒のタコをクリ○リスに当て、志保理は頭を摘んだ。
 その顔はワクワクと官能を期待する、淫らな牝そのものだった。
 3匹のタコがそれぞれの場所で動き始めると、志保理の身体は持ち上がり、ペタンと床に座り込んで、腕はダラリと力なく垂らし、顎をそらせて顔の正面が天井を向く。
 志保理の目は恍惚の表情の中、ウットリと蕩け閉じられている。
 ブルブルと震える身体が、その快感を物語るが、未だそれは入り口にも達していなかった。

志保理の手がユルユルと上がり乳房を抱きしめると、志保理は[ほうぅ〜〜]と熱い吐息を吐く。
 その時一緒に赤タコに腕が触れ、頭の部分が大きく揺れた。
 すると乳首に吸い付いていた、赤タコの頭が振動を始める。
『あひぃ〜、はぁ〜ん…ふぅ〜、はぁ〜〜〜ん』
 乳首を吸い出され振動が加わり、催淫剤により発情した志保理は、身体をくねらせ身悶えた。
 激しい快感に、志保理は思わず股間に手を当てると、志保理の手が黒タコの頭を叩く。
 黒タコはその刺激により、赤タコと同じようにその役目を果たすべく、振動を送り始める。
 志保理にとって不幸だったのは、黒タコの足が1本尿道口に深々と潜り込み、クリ○リスに与える振動を、尿道に栓をした状態で送り込んだ事だった。
 志保理は未知の快感も味わいながら、最大の急所の振動に全身を振るわせ、快感に沈んでいった。

 小室は志保理が快感に墜ちて行った事を確認すると、車を郊外から町中に戻す。
 町中に戻る間、小室はマイクに話し掛け、志保理の官能をコントロールしていた。
「ほら、もっとオッパイを揉むんだ…激しく揉んで指でタコの頭を弾くんだよ」
 小室がマイクで指示を出すと
『はい〜…こう…ですか〜…。あふぅん、はぁ〜ん…オッパイとろけちゃう〜ん…きもちいい…きもちいいの〜〜…。タコちゃんがブルブルふるえて…チクビをチュウチュウするの〜…これすごい…とまらないの〜〜〜っ…』
 志保理はケースの中で、膝立ちになり自分の手で乳房を激しく揉み、頭を振って官能を貪る。

 庵の開発したオモチャは振動を5段階に変え、吸引を3段階に変化させる。
 それはタコの頭部に触れる事で変化し、最終の15段階を超えると、3匹を連動させ15段階の強弱を付け、快感を装着者に送り込んだ。
 時に強く激しく、時に甘く優しく送り込まれる振動と刺激は、装着者を官能の渦に引きずり込む。
 催淫剤で発情した志保理は、最早理性の欠片も無く、小室の言葉を受け入れ、痴態を晒す。
「ほら、志保理の好きなアナルがヒクヒク言ってるぞ…。お尻を高く上げて、指で穿って上げなさい」
 小室がそう言うと、志保理は膝立ちだった身体を前に倒し、お尻を高く掲げて、アナルに指を差し込んで、穿り始める。
『あきゅぅ〜〜〜ん…、おしりのあな…きもちいいの〜。志保理おしりのあな…だいすき〜…。もっと、もっとほしいの〜…おしり…きもちいいの〜〜〜っ…』
 志保理は指を3本入れ、開いたり閉じたりしながら、出し入れをしていた。

 京本によって、拡張されたアナルは、今は10p程広げても、快感を感じるように成っていた。
 オ○ンコは処女のまま、アナルだけが開発された志保理は、その強すぎる性欲の捌け口を、全てアナルに求めて行った。
「ほうら、いっぱい志保理の好きなオモチャが転がってるだろ…いろんな物をくわえ込んで、お前のエッチな姿を、皆さんに見て貰え、志保理は人に見られるのが、大好きなんだろ」
 小室が志保理にそう言うと、車はいつの間にか、市街地に入っており、車の周りにはそこそこの人間が、たむろし志保理の方を指さし笑っている。
『ああぁ〜…みんな…みてる…。わたしを…ゆびさして…わらってる〜…。そう…わたしは、わらわれて…とうぜんのおんな…みだらで…へんたいなんだもの…。おしりで…いっぱいかんじる…へんたいなんですもの…、みて〜…わらって〜…』
 志保理はウットリとした表情をして、ケースの中で大声で叫ぶ。

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