夢魔
MIN:作

■ 第28章 暗雲32

 稔は右手をスッと差し出すと、女教師に向かって
「もっと、胸を張って、僕が揉み易いようにして下さい」
 静かに命じると、女教師は大きく胸を張り、膝でにじり寄りながら、乳房を稔の右手に押しつけた。
 稔は押しつけられた乳房に、何もせず
「僕が要求をしたと言う事は、貴女が僕の要求を理解しなかったと言う事です。そう言う時は詫びる事が重要ですよ」
 女教師に低く静かに注意すると、女教師は目に涙を湛えながら
「申し訳御座いません、柳井く…ん…あ、ちが…う…。あの…」
 謝罪しようとするが、稔の事を[君]付けで呼べず、戸惑い軽いパニックを起こす。
 稔の放つ雰囲気の威厳が、この女教師の中で稔の事を[君]付けで呼ぶ事を、決して許さなかったのだ。

 稔は女教師を見詰め、直ぐに助け船を出す
「今は、柳井様と呼んで下さい。それを、許可します」
 女教師は稔の許可を聞き、目に溜まっていた涙をハラリと流すと
「有り難う御座います、柳井様…。それと、申し訳御座いませんでした。これで宜しいでしょうか?」
 にっこりと微笑みを浮かべ、稔の右手に更に乳房を押しつける。
 稔の掌には、固く付きだした乳首の感触が、ハッキリと伝わっていた。

 稔の右手がヤワヤワと動き始めると、女教師の腰が妖しくうねり、鼻から甘い官能の声が漏れ、頬を真っ赤に紅潮させ、目を潤ませながら、稔の瞳に貫かれている。
「あく〜ぅ…あくぅ〜…あん、はぁ〜ん…あ、あふぅ〜ん…はん…」
 女教師は稔の緩やかな愛撫に、堪らなく感じ、必死で官能を押し殺していた。
 稔は視線をフッと緩め、女教師に微笑みかけると、優しく左手で頬を撫で
「さぁ、もう良いですよ、快感を解放しなさい。イク時は、ちゃんと大きな声で言って下さいね」
 女教師に許可を出すと、女教師はビクビクと身体を痙攣させ
「あ、あひ〜…、イ、イキます〜〜〜っ、イッちゃうの〜〜〜…」
 大きな声を上げ、絶頂を迎え床に身を投げた。

 稔は床に横たわる女教師から、視線をもう一人の新参奴隷教師に移し
「さぁ、次は貴女ですよ。こっちに来て下さい」
 表情を引き締めながら、静かに命令する。
 もう一人の女教師は、フラフラと引き込まれるように、稔の前に移動すると、稔の指示の前に自ら後ろで手を組んで、乳房を差し出した。
 稔はユックリと、乳房に手を掛けるとその女教師の、嗜好に合わせ言葉を紡ぐ。
「先生…貴女は、教師として恥ずかしく無いんですか? 生徒である僕に、自分から進んで乳房を差し出すなんて…」
 稔の言葉に、女教師は軽く身悶えすると
「あ、そ、そんな…さっきは、そうやって、ご命令為さったじゃないですか…」
 小声で稔に反論すると、稔は素早く
「ええ、さっきは命令しました…。ですが、先生には何も言っていませんよ…」
 女教師に向かって、指摘する。

 女教師は稔に指摘され、泣きそうな顔に成りながらも、稔の手から乳房を離そうとはしなかった。
 稔は女教師を、蔑むような瞳で見詰め
「貴女は、どうやら、かなりの淫乱なようですね…」
 女教師に静かに告げると、女教師は激しく首を振り
「ち、違います! わ、私は淫乱なんかじゃ…有りませ」
 否定しようとするが、その言葉を稔は最後まで言わせない。
「淫乱じゃない? 僕は、淫乱だと思うんです…。何をそんなに嫌うんです? 淫乱は、普通ですよ? 犬や猫には繁殖期が有りますが、人間は1年中繁殖期です。それから見れば、人間は全て淫乱です。ただ、それに正直か、正直で無いかの問題でしょ?」
 稔の言葉に、女教師は反論出来なかった。
 それどころか、自分の内なる欲望を肯定され、心が軽くなる。

 稔はそれを素早く見て取ると
「先生は、淫乱ですよね?」
 再び、静かに問い掛ける。
「は、は…い…。わ、私は…淫乱です」
 女教師は稔の言葉に、それを認めてしまう。
 女教師は認めてしまい、その性癖の全てを語り始める。

 稔は女教師の乳房を揉みながら、女教師を追いつめた。
「貴女は恥ずかしく無いんですか? 教師と言う職業に就いていながら、生徒である僕に、乳房を揉まれて感じるなんて」
「は、はい〜…私は、淫乱の女教師で、生徒で有る柳井様に、オッパイを揉まれて感じる、恥知らずです〜」
「貴女には、[様]を許可していませんよ。貴女は僕を[君]付けで呼んで、自分の立場を理解して下さい」
「あ、は、はい〜…。私は生徒の柳井君に、オッパイ揉まれて、感じてる淫乱です〜」
「貴女は、教師でありながら、恥ずかしい事で感じるんですね?」
「はい、はい〜…私は教師でありながら、生徒にオッパイを弄ばれて、興奮して、オ○ンコを濡らす淫乱の変態です〜」
 女教師は稔に見詰められ、追い込まれてドンドン坂を下って行く。

 稔は女教師の乳房を揉みながら
「サカリの付いた、淫乱女教師ならスカートを持ち上げて、その恥ずかしい股間を晒して下さい」
 稔が命じると、女教師は後ろで組んでいた手を離し、スカートの裾を持つと捲り上げ、足を大きく開いて股間を晒し
「見て下さい、私のパンティーもう、グショグショに濡れてます〜。生徒の柳井君に、オッパイ揉まれて、感じまくる淫乱教師です〜。もっと〜…もっと見て下さい〜〜」
 純白のパンティーに包まれた股間を、稔に見せる。
 女教師のパンティーはびっしょりと濡れ、その奥のオ○ンコが透けて見えていた。

 稔は女教師に向かって
「さぁ、恥知らずな先生、僕が乳房を揉んで上げるから、イッて下さい。イク時はちゃんと宣言して下さいね」
 稔が静かに告げると、女教師はブンブン首を縦に振り
「は、はい〜わ、解りました〜〜〜っ…、あ、あ、ああぁ〜、もう、もう駄目〜…我慢出来ない〜、イク、イキます〜イッちゃうの〜〜〜、イク〜〜〜っ…」
 虚ろな目を稔に向けながら、半開きの口から涎を振りまき絶頂を迎える。

 ビクビクと腰をヒク付かせ、満足そうな顔で虚ろな笑いを浮かべる女教師から、視線を外して辺りを見回し
「とまぁ、こんな感じです。基本的に僕の武器は、洞察力と言葉ですね。これらを今のように使うのがスタイルです」
 屈託のない表情で教師達に告げた。
 先に稔にイカされた女教師は、ウットリとした目で稔を見詰め、後の女教師はまだ、ビクビクと腰を振り痙攣している。
 他の教師達は、呆然と稔を見詰め、美香だけが平然としていた。
 稔を良く知るものには、この程度の事は日常だった。

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