直美の秘め事
Reiji:作
■ 1
「松本さん、これエクセル使って資料にまとめて、20部プリント・アウトしておいて。」
「それするときにさ、この資料見やすく編集してよ。」
次から次に、職場の男性から雑用を言いつけられる直美。もう30歳になるのに、結婚の噂どころか、男の話も出ない。化粧気のない顔に、後ろで無造作に束ねた髪。スレンダーな身体で、胸は無いのも同然。
性格も大人しく、無口なせいか職場で親しく話す人間もいない。残業を言いつけられても、文句も言わずに、仕事をする直美。ある意味で、便利な女性だった。
「あれは、どう見ても処女だな。30になるのにペニスくわえたことないのは身体に欠陥があるんじゃないの。」
「一発くらいされてるかもね。でもあれじゃあそこにくもの巣張ってるよ。」
「誰か、一発入れてやったら。あんなに腰細かったら、中だししても妊娠しそうにないから生でできるぜ。」
直美は、地味な印象から職場の男性からも女性として見られていなかった。しかし見る眼のある者は、違っていた。
「スレンダーな身体に見えるが、あの腰から足首までのラインの綺麗さと後姿の肉感はいいな。二人きりのオフィスで机にでも押さえつけてバックで犯してみたいものだ。」
「直美さんて、みんな無茶苦茶言っているけど、しっとりとしていいや。ホテルで思う存分セックスしてみたいな。」
直美よりも年上の係長と年下の若手社員はそう思っていた。
その日、直美は係長と残業をしていた。他部署の人間もみんな帰り、オフィスのあるフロアーには二人きりになった。
「係長、お茶入れてきます。」立ち上がった直美は、珍しくハイヒールを履いていていつもより綺麗な足のラインだった。ヒップもきゅっと締まっていた。
直美はいきなり机に後ろから押さえつけられた。あっと思う間もなく、口にスカーフをかませられ大声を出せなくされた。
(これから直美の処女を奪ってやる。)係長のペニスはもう直美の純潔を穢せる状態になっていた。
直美は手を後手に縛られると、制服のスカートをめくりあげられた。普段制服に隠され人目に晒されたことのない腰周りと太ももは、細身ながら成熟した女のふくよかさがあった。
ストッキングとショーツに手を掛けると、係長は一気に引きずり落とした。ハイヒールを脱がせると、机の上うつぶせになっていた直美の身体がまっすぐになってしまう程の勢いで布の塊を足首から抜き、直美の下半身を露出させた。
直美は大声で「やめてーーー。」と叫んだが、鼻からくぐもった声がオフィスに広がっただけだった。
直美は足首を机の脚にガムテープで固定された。直美の陰部は薄いヘアーの間からくっきりと見えてしまった。陰部の亀裂は短く、始まりも下の方だった。脚を閉じれば完全に股間に隠れてしまい、ヘアーに隠れてからの成熟した陰部を見た者はいなかった。しかし陰部のふたつの丘は肉厚で、盛り上がり直美が性塾した女であることを示していた。
「直美、年の割りにきれいな谷間だね。やっぱり処女だったんだな。」そういいながら係長は直美の陰部の膨らみをデジカメで撮影した。
(あーあー、やめてぇ。なぜなの。)フラッシュが光る度に、直美は絶望的な気持ちになった。今までにされたことのない屈辱。他人にまともに見せたことのない自分の陰部を曝け出されて、写真に撮られている。恥ずかしい格好をさせられ、きっとこのまま処女の身体を陵辱されるのだと思うと涙が止まらなくなった。
嗚咽を上げ、涙が止まらなくなった直美に係長の内側にあったサディストの心が表に出てきた。
「こんないい女の処女を奪えるなんて、これが最初で最後だ。うーんと楽しませてもらおう。」
「直美、直美の生殖器は30になるまで未使用だったんだね。新品の生殖器をひとつ完全な中古品にするか。」
(なにをされるの、このまま許して。)直美は何回も懇願したが、かえって屈辱的な事をされてしまう事になっただけだった。
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