直美の秘め事
Reiji:作

■ 5

(あーーだめ、痛い。いや、裂ける。私の中に、ペニスが入ってきた。もうだめ。壊れる。いたーーい。うぅぅぅぅ。)
「やああああめーーーーてええええええーーーー。」直美の絶叫が鼻から漏れ、部屋にくぐもった声が響いた。上半身を思い切りそらせて、直美は痛みに耐えた。

「うぐう。」と声を上げ、直美は首をねじるように振った。男の陰部の粘膜が全部、直美の柔らかな粘膜の鞘に挿入された。初めて味わう男性生殖器を直美の女性生殖器の粘膜は吸い付くように迎え入れた。あれだけ抵抗した挿入口は陰茎が抜けないように陰茎の幹に食い込んでいた。

 ぐっと直美の肉管の奥にグランスを突き入れようとすると、狭く厚みのある肉襞にあたった。

 まるで肉厚な輪ゴムが亀頭に嵌められたような感触だった。コンドームよりもきつく、狭く、厚みのあるものが陰茎の先端部が、これ以上直美の女の溝を埋めるのを拒否していた。

(分厚い処女膜だ。押しつぶされそうだ。)
 係長はニヤッとすると、直美の細い腰をしっかり手で押さえた。
(これは切り裂きがいのある処女膜だな。一気にやるか。それともじんわりと裂いてやろうか。)

 直美は息をするたびに、自分の股間の陰部に挿入された異物の存在を確かめてしまった。陰茎は処女膜の手前の隘路までしか打ち込まれていないのに、息をするたびにへそのところにまで、陰茎が挿入されてしまったように感じた。

「もう、やめてください。ほんとーーに、お願いします。」

「だめだよ直美。これから直美の処女の証をいただくんだから。」

「処女だけはやめてください。ほかのことなら。うーーぅう。なん、あっ、でもしますぅぅうーからぁぁぁぁーー。」

(処女は新婚初夜に無くしたいのに)
 そんな直美の気持ちを無視するかのように、分厚い直美の膣の粘膜を押し開くように、さらにパンパンに張った亀頭が処女膜を切り裂きだした。直美の懇願は、声が途切れ、最後は痛みで言葉にならなくなった。

 亀頭は毒蛇の頭になった。直美の純潔の最後の砦の粘膜を食い破ろうとした。

 蛇の頭は、まだ男を知らない直美の狭い溝に押し入った。獰猛な蛇頭は、糸を引くほどねばねばし、どろりとした潤滑剤が塗りこまれた狭くフリルがいっぱいの溝を味わいながら、溝のもっとも狭い場所に来た。

 直美の最深部まで、蛇頭をくわえ込ませるために、係長は直美の太ももを両手で押さえ、自分は身を反らせる様にして、まだ直美の陰部に埋めきれていない陰茎の幹を全部、直美の挿入口の内部に入れようとした。

 ぐっと押し込まれた蛇頭は、直美の純潔を守る太いゴム輪をはめられた。しかしゴム輪はその狭い穴を無理やり拡げら、数箇所亀裂が入りだした。

「いぃぃぃーーーたーいぃ。」直美は厚い粘膜の肉を切り裂かれ、喰いしばった口から悲鳴のような言葉が出た。

 直美のゴム輪は、小さな亀裂が大きく引き裂かれ、谷間の肉丘にまだ半分ほどあった陰茎が一気に大部分が肉丘に入った。

 直美は破壊されかけていた純潔の部分が、蛇頭に食い破られてしまった。最早、声も出なかった。

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