夏休みと淫魔が巣くう聖堂
有利書:作

■ 第2章5

ファーナは、最初の方はまじめに修業をしていたのだがだんだんと修業に対して面白味が無くなってきたのだ。
ファーナの前の師匠は、とても優しい人でありファーナが魔導師になるきっかけを作った1人でもあるのだ。
だが、その師匠は今この学園から居なくなりその時期からファーナもまじめに修業をしなくなったのだ。
「今の師匠は、なんだか怪しい・・噂では封印の札を
密かに手に入れて何か企んでいるってうわさよ。」
ファーナが呟いた。
「それに、学園の女子生徒が数人ほど行方不明になっていると言ううわさよ・・けど、私は、師匠が女子b生徒失踪事件に絡んでいると思うのよ。」
ファーナがファリナに呟いた。
t鹿に、ファーナ達が通うっている賢者学園では女子生徒がこの4日間で30人ほど失踪しており消息がまったく掴めないでいるのだが、ファーナはこの失踪事件に師匠が絡んでいると見ているのだ。
「それが、修業をしない原因なの?」
ファリナが呟いた。


その頃、結城神社では

「イヤーン」
1人の少女の悲鳴が聞こえた。
その少女は、スカート型の袴を穿いているのだがその袴が捲れ上がり、素足が見えていた。
この巫女さんは、深月栞である。
巫女さんである傍ら、占い師で魔導師でもあるのだ。
突風に袴を捲られ、白色のパンティが見えていた。


「うーん・・茉莉さんピンクは眩しいです。」
栞が、デジタルカメラで撮影をしていたがこの場合は撮影と言うより盗撮と言うのが正解だろう。
実は、この突風は栞の魔術によって発動したものであり立派な犯罪である。
しかも、盗撮まで来ているからである。
「いよいよ、明日が行事の日ですね。」
境内の石段に座っては空を見上げながら栞が呟いた。
「そうですね、栞さんのここを取らないといけません。」
茉莉が呟き、膨らんだ栞のおっぱいに触れるや茉莉は栞のおっぱいを揉み始めたのだ。
「ぁああっ・ま、茉莉・・さん」
栞のおっぱいが、次々と型を変えて行った。

「明日の行事どんな人が来るのでしょうね。」
茉莉が栞に訊ねた。
「うーん、大勢の人が来るらしいけどはっきりとは解らないけれど何か起きなければいいんだけど。」
栞が呟いた。
「何かって何が起きるんですか?」
茉莉が栞に。
「そうねえ、一組のカップルが居てね、彼が巫女さんを撮影してたんだけれど、その巫女さんの袴を捲り上げ下着を盗撮し続けたから彼女と別れたのです。」
空を見上げながら栞が呟いた。
「うわぁー・・彼も大変そう。」
頬を掻きながら棗が呟いた。
「でも、彼の気持ちもわかりますけども、その彼女や巫女さもなんだか大変そうですね。」
更に、茉莉が呟いたが。
「その、巫女さんとはこの私なの。」
栞が呟いた。
「え? ナゼニ?」
茉莉が、茫然とした。
茉莉は、思った。下着1枚で一組のカップルをこの世から葬り去ったのだから・・。
この行事が、始まったのは3年前だが、栞はこの三年間に幾つかのカップルをこの世から葬り去って来たので「別れさせ屋の巫女」と言う異名があるのだ。

栞と茉莉が会話をしている間、撮影儀式の準備が順調に行われて行き作業は最終段階に入った。

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