縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第1章「縄の洗礼」3

−ドライブ 芦ノ湖畔−

芦ノ湖湖畔に建つコテージの窓辺からみる秋の駒ヶ岳の風景は、とても美しく、忙しい日々をおくっていたあづみには、眺めているだけで心が癒されていくような感じがしていた。

バーでの出来事から、お互い仕事が忙しい事もあって、仕事絡みの会話以外は交わすことなく、1週間はあっという間に過ぎた。
今朝、あづみのマンションの前まで昌也が迎えに来てくれた。
東京を出てから今日1日、彫刻の森美術館や、箱根ロープウェイに乗って大涌谷を訪れたり、あづみと昌也は、自然と手を繋ぎながら秋の富士山系を散策した。

車に無知なあづみにも、昌也の愛車フォード・エクスプローラーの走りは、芦ノ湖スカイラインを心地よく加速し、快適なドライブ感を与えてくれた。
そして今、昌也が用意した大手ホテル系のコテージで、暮れ行く秋の夕暮れを二人で眺めていた。
鳥の声、風が木立を揺らす音だけが二人を包んでいる。


ふいに昌也に後から抱きすくめられ、あづみの張りのある胸は、大きな手で鷲掴みにされた。
「あっ・・・・」
体がピクンと震える。

あごを指で持ち上げられ、くびを回して昌也と唇を合わせる。

「ウン・・・うぅ・・」

差し挿れられた昌也の舌に戸惑いながら、次第にあづみからも昌也の舌に絡めてゆく。
強く舌を吸われ、昌也の指が乳房に強く食い込む。
カシミアのセーターの上から、胸を痛いほどに揉みしだかれる。

「うむぅ…あぁン」

秘所からイヤラシイ淫汁が湧き出しているのが分かる・・・
昌也の右手が鷲掴みにしている乳房から離れ、ジーンズのベルトに掛かる。

首を振り(イヤ…)と言おうとする唇を、昌也は離さない。
こんなに濡れた自分を悟られるのが恥かしい…
チャックが静かに下ろされ、あづみの小さなショーツの生地の上から、昌也の指がもっとも敏感な肉芽に触れる。

あづみの体がビクンと跳ねた。
シルクのショーツの布地は、あづみの淫汁を吸い、表からでもその秘貝の濡れ具合が分かるほど濡れていた。
ショーツの上から、あづみの淫肉の合わせ目に沿って、指が微妙なタッチで上下する。

あづみの腰は、もどかしげに揺れてしまう。

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