縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第2章「ゲーム・サークル アトランティス倶楽部」8

「メリークリスマス! 今日はね アンタの為にここへ連れてきたんだ。
いつもこんな変態は私たちだけ?! って気を持ってたろ!? 今日は、おまえのような変態が世の中にはたくさんいる事を見て、安心したらいいよ。いっぱい気持ちいい経験をさせてあげるからな!」とあづみに軽いキスをした。

「あ、橘さん。こんばんは。お久しぶりですね。えっと・・・そうそう、サチちゃん! いい子にしてるかい?^^」と親しげに挨拶を交わした。
昌也が手を伸ばし、サチの顎を撫でさすってやっている。

「昌也君、今度な、今ステージにいる理奈を譲り受ける事になってるんだよ^^ また近いうちに躾を手伝ってくれんかね!?」と橘がいった。

「いいですよ、もちろん!」
と喋りながらあづみのドレスのスリットへ手を伸ばしてきた。
周りのことなど何も気にしないように…

濡れたあづみの秘奥を、昌也の指が蹂躙する。
「ああぁぁぁ…」
つい、声が漏れる…
―何のことなの… ? 理奈を譲り受ける!? 躾を手伝う?! 
前から、何やら得体の知れぬところがあった昌也だったが、今の話で昌也や橘がしている事がわかった…
―人身売買・・・ 売春…  怖い人!・・・

「あっ、 あっ いっく〜〜・・・理奈、いっちゃう・・・・」
スピーカーから理奈の今際の声が・・・・
このパーティにも、得体の知れぬところのある昌也自身にも恐怖を感じているのに、目の前で繰り広げられる淫劇を目の当たりにして、あづみの身体は刺激を待ち受けるように、濡れに濡れていた。
昌也の指が、唇が、うなじを這い、乳首をまさぐる。
「ぁぅ・・・」
人の前で恥をかく事だけはイヤ! と昌也に訴えても、あづみの淫汁を掬い取った指を鼻先に押し付けられて「あはは。よく言うぜ。おまえは、こんな中ででもマ○コを濡らす牝犬なんだよ!」と相手にされない。
―その通りかも…
快感が、怖気づいている心をどこかへ押しやってしまった。
ソファの上で昌也に全身に愛撫を受けて翻弄されながら、いつしか縄があづみの肌を這い回って、いつものように身動き出来ぬよう縄掛けされていた。
『あああぁぁぁ こんなところで…』

ステージでは、もう何組目かのカップルが、みんなの前で淫靡な行為を見せ付けていた。
目をやると、裸の太ったおばさんが、若い男に鞭を放っていた…
それぞれのテーブルでも裸になって公然とSEXを始めている。
周りの視線を意識して、まるで見せ付け、”淫ら”を競っている。

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