縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第4章「覚醒」1

−チャット調教−

―ああああぁぁぁ 隆 さまぁ〜〜…

隆(★調教師)の命令は、厳しいものだった。
チャットが始まった途端、次々と命令が下され、まったく彼のペースに巻き込まれている。
心の動きも、身体の反応も、すべて見透かされているように、彼の放つ命令が、的確にあづみの被虐心を淫らに燃え上がらせてゆく。

木製のクリップを一つずつ、彼の指示通りの箇所に、肉を挟みながら取り付けていく。
―(なぜ、言われたとおりに従ってしまうの…わたし あああああぁぁぁ ツライ…)
時間をかけて、ゆっくりと一つずつ・・・
乳首にも・・・

唇にも・・・・

そしてラビアにも・・・・

いくつもいくつも あづみの身体を飾っていく。

一つずつ、肉を挟むたびに、その強烈な痛みの中から、次第にいつか感じた事がある甘く熱い戦慄が、身体を駆け抜けていく・・・・

挟む度に小刻みに痙攣するあづみの発作が収まるのを待つかのように、次の挟む箇所の指示が画面に表示される・・・

「あああああ いいの〜・・・ 気持ちいいですぅ〜〜 たかしさまぁ〜!」
あづみは、憚ることなく声をあげ、逝く事の許しが出るまで懸命に堪えていた。
「ご主人様 逝かせてください!」

「ふん^^ おまえはやはり、とんでもない変態だな! こんなことで感じるなんてなぁ?! しかも、逝かせてくれだって?」
「ゴメンナサイ・・・」

「タオルを握れ! 右の乳房を、思い切り叩け! 一撃で乳房の洗濯バサミを叩き落すんだ!」
―(ああぁぁぁ…)
「やるんだ! あづみ! しかし逝くんじゃないぞ!」
乳房で4つのクリップがフルフル揺れている・・・

タオルを頭の上に振り上げ、乳房めがけて振り下ろした。
―あああああああぁ・・・ぎぃぃぅぅ・・・

クリップがばらばらと床に飛び散った・・・
―あああぁぁぁぁ〜〜〜 痛いぃぃ ああああぅぅぅ…
身体の奥底から快感が突き抜ける。
身体がピクンピクン痙攣する。

身体の震えが収まり、画面を見やると、「さあ、今度は反対の乳房だ!」

「やれ!」
と指示が表示されていた。
―あああぁぁぁ もう…許してください…ご主人様ぁ

「やるんだ! あづみ!」

持っていたタオルを右手に持ち替える。
左の乳房めがけて振り下ろした。
―あああああああぁ・・・うぃぃぅぅ・・・

クリップが、再び床に飛び散らかった・・・
―あああぁぁぁぁ〜〜〜 いいいのぉ〜…

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