縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作
■ 第4章「覚醒」2
身体がピクンピクン痙攣して止まらない。
「気持ちいいんだろう? あづみさんよ?^^」
「は、はい・・・」
「さぁ、次は、いよいよアンタが待ってたところにクリップをプレゼントしてやろうか?!」
―えぇぇ・・・ クリトリス・・・
「止めるか? フン^^ 返事は!」
―い、いや・・・(どんな激痛が身体を襲ってくるのか想像出来るのに…)
「命令してください・・・ご主人様 お願いしますぅ・・・」
辛うじて支えていた身体を起こし、懸命にキーボードを叩いた。
「はは^^ 度し難い変態女だな、おまえは!」
「…はい…」
「いいだろう!命じてやる! 但し、逝くんじゃないぞ! もし、逝ってしまったら新しいお仕置きだからな! いいな!」
「はい…」
「よし! さあ!クリトリスを挟むんだ! あづみ!」
「はい」
―(ああああぁぁぁぁ わたし、止まらない…)
既に左右に3つずつ取り付けてあったラビアのクリップが小刻みに震えている。
赤く充血したクリトリスに狙いを定めて、開いたクリップの先端を近付け、徐々に閉じて手を離した。
―ぎぃ〜〜〜あああああああ〜〜〜・・・ぃ、ぃ ああぁぁ〜〜 しんじゃうぅ〜
い、いっくぅ〜〜〜!ああああああああぁぁぁ〜〜・・・・・
クリトリスをクリップで挟んでいるだけなのだ。
挟んだ瞬間から電気が体を突き抜け、頭が真っ白になった。
床に突っ伏して体を小刻みに震わせながら、あづみは逝った・・・
肩を上下させて、激しく息をする。
クリトリスのクリップをそっと、外した。
―あああぁぁン…
身体を駆け抜けた激しい快感の余韻にあづみは浸っていた・・・
「逝ったんだな! あづみ!」
「・・・はい。ご主人様」
「じゃ、お仕置きだな!?!」
「・・・はい」
「アンタ、縄が凄く好きなんだろ!! 赤い縄で縛られた画像、あれは良かったぜ! 少し見える顔の表情でわかるぜ!」
「・・・・」
「お仕置きよりもご褒美になってしまうか?! はは^^ おまえにいい先生を紹介してやる!」
―(先生?)
「新しいメンバーで麗香って女のサディストがいるだろ? そいつが主催するドッグスクールに入れて貰え!」
「ドッグスクールって・・・」
「おまえの大好きな”縄”の扱いを教えてくれる学校だ。つべこべ言わず、彼女に入会をお願いするメールを今夜中に出しておけ! いいな!」
ときつく言い渡され、チャットを終えた・・・
―逆らえない・・・
理不尽な淫らな命令に従うこのゾクゾクするこの快感・・・ 思い出してしまった…
どんどん深みにはまって行くような気がしていた。
―(これ以上は、止めておいたほうが良いかも知れない…でも、バーチャルだから畏れることはないわ… きっと大丈夫…)
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