縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第5章「魔手」10

「先生とこんなことになるなんて夢にも思いませんでした」

「私だって…」
「でも、先生が悪いんですよ^^」
「そうね^^」

ベッドで裸で寄り添いながら、余韻を楽しみながら話をする。
もう時間は明け方に近い。
延々と6時間も身体を重ね、愛撫しあっていたことになる。


「先生^^ いつからこんな趣味を持ったんですか?」
陽子は、あづみの髪を撫でながらあづみの話を聞いている。
陽子に恥かしい性癖を知られてしまい、こんな関係になってしまった以上、隠す事は必要ない。
昌也の事、夫:健一の事、サークル・アトランティス倶楽部での事や、専用ホームページで恥かしい姿を晒している事、すべて陽子に話した。

「へ〜、ビックリ! 凄い経験をしちゃったんですね、先生は… イヤらしい人^^」
「それにしても、こんな遠隔操作できるエッチな道具があるんですね〜^^ その★調教氏さんは先生の状態を想像しながら操作してるんだぁ〜^^ アイタタの人ですよね(笑)」
陽子は、ベッドの端にあるいつの間にか動きを止めたバイブをみながら笑った。

陽子は、元々今日の目的だった、あづみのホームページへの過度の露出や今日みたいな危ない格好での外出を止めるようにあづみに説いた。
ただ、アトランティス倶楽部で前からあづみの淫らな姿を見て知っていたことは、伏せて、今日初めて知った事のように話した。
あづみのプライドのためにも、今日の事をあづみの身体目的の作為的なものだったとあづみに誤解されないためにも…。
あづみも、ちゃんとわかっていて、自分でもドンドン引き込まれることに恐れを持っていたと言う。
止めるきっかけが出来て良かったと陽子に礼を言った。

「先生^^ じゃアトランティス倶楽部にはもう出入りしないでくださいね!
暫くの間、私が監視しちゃいますからね^^
それにしても、わたし、女の人とって初体験なんですけど…
私にそんなところがあったの、私自身もそんな私を発見してビックリしてるんです^^
先生が恥かしそうな顔をしてモジモジしてるのを見たら、つい興奮して先生の事が可愛いって思って、それで…凄く困らせて虐めちゃいたい! って思ったんです^^
これから私が、ちゃんと練習して、先生の事、慰めてあげますね… 」

「…ええ ありがとう^^ 貴女に恥かしい姿を見られて、縄をグイグイ引っ張られた時は、気を失いそうなくらい感じたの…  もっと強くしてって思ったの…  恥かしいけれど…」

「じゃこれからは、私が先生の虐めて可愛がる”新米ご主人様”ですからね^^」
あづみの乳首を遊びながら、陽子がテレながら嬉しそうに言った。

あづみは恥かしそうにコクリとうなずき、
「ね、陽子ちゃん^^ じゃこれからは、その先生って止めてくれないかしら? なんだか仕事の続きみたいだし、主従が反対よ…^^;」

「だって、それ以外の呼び方で呼んだことなかったですから〜^^
 じゃ、何て呼べばいいんですか?」

「…仕事中、お店では今まで通りでいいけど…その…二人で…こうやって可愛がって貰う時は…あの〜…あづみって呼んで……」

「えへへ^^ そんなぁ…何か照れちゃいますねぇ^^」

「……」

「わかりました^^ あづみ^^」

「… はい^^  ウフッ^^」

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