縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第5章「魔手」16

全裸にピンクのタオル地のバスローブを羽織って処置台に横たわった。
下半身から陰りを失うことになるのは、昔、昌也に、剃毛されて以来のことになる。
マリコの秘丘を思い浮かべていた。
ツルリとして綺麗な恥丘・・・
羨ましいとさえ思っていたその姿にあづみもなれる! そう思うことにした。
アトランティス倶楽部を辞めていなかったら、直ぐにそんな写真を投稿してしまうことだろう・・・と何となく思った。

陽子との約束で、アトランティス倶楽部にはすでに退会届をだして、それ以来メンバーの誰とも連絡を取っていない。
masterkojiからは、保留にしておくからと、返事が返ってきていたが、この10日間はログインすらしていない。
「★調教師」からも、陽子との食事の時の様子を知らせろ! 遠隔操作のバイブは、気に入ったのか? と怒りのメールも入っていた。
あの時のバイブの動作がようやく合点がいったが、もう返信を打つつもりはない。

正直なところ、陽子には叱られるから言えないが、陽子は優しく接してくれるが、怖さとかドキドキ感を感じることはない。
陽子が、懸命にあづみを乱暴に扱おうとしてくれる事が、あづみの身体には判り過ぎるほどわかる。
陽子のことは大好きだし、身体を抱き合い、秘貝を擦り合わせながらお互いを愛撫するのは、とても気持ちがいい。
しかし、どうしても何か物足りないと、感じているのも事実だった。

綺麗な無毛の秘丘になったら、出来るなら画像を投稿して、みんなに嬲って欲しいと、スタッフ達の準備作業を見ながらあづみは思ってしまっていた。

まるで産婦人科の診察台のように両膝を抱えられてM字に開かされて足を固定された。
バスローブが腿を滑り、左右に割れた。
ビクンと身体が身震いした。
露になった股間に、風が通ったような感じがした。

顔にタオルが置かれ、その様子が見えなくなり、少しだけ恥かしさを和らげてくれたように思ったが、逆に周りの様子が分からず、素っ裸で横たわっている事が無性に恥かしくなってきた。
5人くらいのスタッフや研修生に、遮るものがない局部を、ある意味ではとても惨めな姿で晒していることには違いない。
苦手な木島にも見詰められていると思うと、少し悔しい気持ちも湧き上がってくる。
「りっぱな生えっぷりね! 貴女^^」とあづみの恥毛をなぞりあげながら、木島がいった。
「ひぃ・・・」
『許せない! この人・・・」

スタッフが『あづみ先生。剃らせて頂きますね。』と声を掛けてきた。

『え、ええ・・・ よろしくね』と努めて明るい口調で言った。
はさみで、短く刈った後、蒸しタオルがのせられる。
シェービングジェルが満遍なく塗り付けられ、冷たい剃刀が肌にあたった。ジョリジョリと毛が剃られる音が耳に届く。

『ぁぁ・・・恥かしい・・・』
声には出せないが、怪しい気持ちが込み上げてくる・・・
陰唇を指で摘まれ、伸ばした状態で細部まで丁寧に剃りあげられた。
明らかに頬が紅潮し、秘奥が淫汁を湧き立たせ始めていた。

シェービングジェルを綺麗に拭き取られ、消毒をされた後、始める旨が告げられた。

冷却装置付きのレーザー脱毛機で痛さ、熱さなどほとんど何も感じることなく、輪ゴムを肌に弾かれたようなピシッという感覚があるだけで、何本もの手が休みなくあづみの下半身で黙々と作業を続けた。
時折、意識的ではないにしろ、誰かの手があづみの肉芽に触れて、思わず腰が弾んでしまう。


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『お疲れ様でした〜』と声を掛けられ、カーテンが開けられた。
始めてから2時間ほど経っていた。

木島が『また1ヶ月後位にやらなくっちゃね。麻木さん!』
「あっ、ありがとうございました」と木島に、台に横たわったまま礼を言った。

「それにしても麻木さん。こんな事で、女の悦びを感じるなんて、貴女も随分な方ね! ホホホッ」
上体を起こし、下半身を恐る恐る覗いてみると、明らかに秘部から滲み出した汁が、お尻の方まで垂れて、腰の下のシーツに染みを作っていた・・・
顔がかぁ〜と熱くなり、無言で処置台を降り、シャワー室に向かった。

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