縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第7章「姦計」17

− 夜の公園 −

天井から下ろされた後も、散々弄ばれ、石田や横田にさんざん陵辱され、数え切れぬほど逝かされた後、ほんの少しだけ眠りを許された。
朝方になって横田があづみを起こし、身づくろいの為にマンションへと連れ帰った。
シャワーを浴び、裸のまま、化粧をし終えたあづみに横田が言った。

「今日から、ココでもう少し楽に受け入れられるように、お仕事中も少しずつ拡張していきましょうね、あづみ先生^^」
横田が、アナルを撫ぜながら言った。
手には、プラグが握られ、チューブから何やら怪しげなクリームを搾り出してプラグにまぶしている。
「そ、そんなものを挿れて仕事なんて出来ません… 横田さん、そうでしょ?! お願い!」
「あはは^^ 先生! 何か感違いされていませんか?! 先生の仕事は、”奴隷の見本”になる事じゃなかったでしたっけ!? ふん^^」
「………ああぁぁ…」
自然に涙が滲んでしまう。
「さっ、先生! 股を開いてください!」

観念したように、横田の肩に手を置き、足を開いて中腰の姿勢を取った。
菊座に冷たいものが触れ、無理やり肛門が拡げられていく。
「うむむぅぅ…」
楔形になったプラグは、一番太いところを過ぎると、吸い込まれるようにあづみのアナルにスッポリ納まった…
「むぁぁあぅぅ…」
「あはは^^ 凄いもんだ! 毎日少しずつ太いものに変えていきましょうね、せんせい! あっはっはっは^^」
「さぁ、さぁ、着替えてください。 奴隷としての価値を高めるためにも、表の今までの仕事もちゃんとこなして”高倉ビューティのシンボル”として頑張ってくださいね、牝犬のあづみ先生^^」

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一日、アナルプラグを咥え込んだまま、何とか仕事はこなした。
やはり催淫剤が含まれたクリームだったようで、怪しいむず痒さが、直腸の粘膜を襲い、ズキズキと甘い感覚が一日中あづみを苛んだ。
仕事が終わり、『博多アレンツ』のあづみの部屋で、ようやく横田に外して貰ったが、直ぐに手足は自由に動く形で身体に菱縄を掛けられた。
縄で括られる時、横田が顔を覗き込み、ゲラゲラと笑う。
「先生^^ 本当に虐められるのが好きなんだね!」
グッショリ濡れたあづみのショーツの船底の淫汁を指ですくい、糸を引くのを見せ付けた。
「いや…」
恥かしさで顔が赤くなるのが自分でもわかる。
そして、その恥かしさで新たに淫汁が”クチュ”と秘奥で噴出したのもわかった。

首輪にリードを付けて、コートを羽織らされ、目隠し代わりのあの赤いコンタクトを付けられた。

「さぁ、いくぞ! あづみ!」
リードに引かれ、仕方なしに付いて行く。
「あのぉ… 何処へ?」
「ふん^^ 夜の散歩だよ。」
「ぁぁ…」
「はは^^ 何か御不満でも? センセイ?!」
「い、いいえ… でもこんな格好で外に行くのは…」
昂ぶった身体を、直ぐにでも抱いてくれるのを、期待していた…
早くアナルもヴァギナも貫いてもらえる事だけを期待して、掻痒感にも、媚薬の疼きにも耐えて一日仕事をこなしていた。

「もっと恥かしい方がいいんだね?! じゃコートを取りましょうか?」
「い、いえ! 違います…」
コートの前は、ボタンをかけていないので、縄でくびれた乳房も見え隠れしているはずだ。
あづみには、赤い景色の中で確認する事は出来ない。
「あ、お願いです! 前を留めてください… 下には警備の方がいます!」
あづみの声を無視して、横田は部屋を出て、廊下を歩き、エレベータに乗る。
リードに引かれ、あづみは、横田に付き従う。
顔見知りに合わない事だけが願いだ。

エントランスを出て、通りに出た。
2月中旬の深夜、冷たい空気がコートの中のあづみの火照った体を撫ぜる。
ほとんど周りの景色が見えない恐怖で、懸命に横田に接するように歩く。

秘貝を割り裂くように奔る縦縄が、股間に食い込み、歩を進めるたびに敏感な珠を擦り、快感を送り込んでくる。

足元が、コンクリートから土の感触に代わった。
−きっとマンションから見える山王公園だわ…

枯れ枝を通り抜ける風の音がする。
公園の奥まで進んで、二人は立ち止まった。

横田が、屈んで何か作業をしている。
時々、首輪がリードに引張られる感覚がある。

横田が、あづみの手をとり、後に回して手錠をかけた。
ガチャリと乾いた音が、不安を一層掻き立てる。
「じゃ、あづみ先生。リードは、鍵を掛けてベンチに繋ぎましたから。
今からここへ来る方が、貴女を散歩させてくれるご主人様ですからね^^
『ご主人様』にちゃんとご挨拶して、可愛がって貰うんですよ。
じゃ、大人しく座って待っていなさい! 牝犬のあづみ先生!(笑)」

「え、えぇ……?! 待って! ちょっと… 横田さん…」
立ち去る足音に向かって声を殺して頼んだが、足音はドンドン遠ざかっていき、聞こえなくなった。

深夜の公園で縄をまとった裸でベンチに繋がれている自分を想像すると不安でたまらない…
身体を少しずらすと、短く括られているらしく、直ぐにリードが首を引っ張る。

身を縮こませ、これから起こるであろう事が頭の中を駆け巡る。
ドクドクと刻む鼓動が聞こえる…
−立っていると目立つかもしれない
手でベンチを確認し、腰を掛けた。
−あっ! 冷たい…

どれくらい時間が過ぎたのだろう… 5分? 10分? 20分?
無限の時間のように思える。体が冷えてきた。
あづみは、知らず知らずのうちに、股間の縄が挟み込むように身体を小刻みに揺らし、リングが揺れるクリ○リスに刺激を与えていた。

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