縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第7章「姦計」18

−(ひっ… だ、誰?!)
足音が近付いてくる… おそらく男だ…
あづみは、身を固くして身構えた。
ドンドン近付いてくる。

あづみの真横で足音は止まった。
ベンチに腰をかける気配がした。

「あっ! いや!」
いきなり髪の毛を鷲掴みされ、地面に座らされた。
「しゃぶれ!」
髪の毛を掴まれたまま、顔をその男の股間へと導かれる。
股間には、逞しく隆起した怒張があり、異臭が鼻をつく。

−(誰?… 若くはない声…)
ベンチの前にひざまずき、見知らぬ男の一物を咥えさせられた。
一物は、大きくはないが、切っ先は傘が張り出し、先走りのカウパー線液が糸を引くほど垂れていた。
頭を押さえ込まれ、喉の奥まで無理やり差し込まれる。
嗚咽が込み上げてくるが、次第に喉奥からしびれる様な快感が込み上げてくる。

髪の毛を掴み、顔を引き上げられ、怒張から口を離した。

手錠が解かれ、リードを引かれ、男に付き従った。
ほぼ真っ暗の世界が赤い景色になり、街灯の下に立ったことがわかった。

「コートを拡げろ!」
「えっ……」
「早くせんか!」
−どこかで聞いた事がある声…
(はっ! 川嵜センセイ?…)
確かめたかったが、知るのが怖かった…・

周りから見えてしまう不安に駆られながら、オズオズとコートを開き、寒風に縄化粧の裸をさらす。
−恥かしい…
縄では吸い尽くせない湧き出す淫汁が、太股を流れ落ちている。

「いやらしい身体をしちょるのぉ〜^^」
股を通る縦縄を強く引き上げられた。
「ああああぁぁぁぁぅぁ〜…」

「さあ、散歩するぞ!」

リードを荒々しく引っ張られ、淫らな裸身を街灯に照らされながら公園の中を引き回された。

縄で歪められて、感じて濡れているこの淫らな身体を、強制されてさらす、この快感に浸り、何も考えたくない…

公園を3周もしただろうか…、歩くたび、縄が呼び起こす快感にほとんど逝く直前にまで身体が昂ぶっていた…

再びベンチの前に立ち、ベンチに手を着き、尻を高く掲げるように命令された。

「ワシに、とどめを刺して欲しいなら、尻を色っぽく振って、はっきりオネダリをしてみろ!」

「ご、ご主人様ぁぁ… 牝犬のあづみにとどめを刺してください!」

自分で名前を出した事に、ハッとしたが、なりふり構わず、尻をグラインドさせ、懸命に誘った。
この頃には、あづみは、この男が川嵜であると確信していた。
あの下品な脂ぎった男に、恥かしい姿を晒していることが、あづみの被虐を更にを煽る…
「はっきり言わんか! 牝犬!」

「あぁぁぁ… ご主人様ぁぁ… イヤらしい牝犬のあづみのオマ○コに、ご主人様のチ○ポを挿れてくださいぃぃ!」

「うわっはっは^^ そうか! 挿れてやろう! 牝犬(笑)」

勃起した怒張を、秘貝の入り口を淫蜜をヌチャヌチャまぶすように、浅く突く。
「ああん… ご主人様ぁぁぁ… どうかください! 挿してくださいぃぃぃ!」

「よし! よし!」

「ひぃぃ〜〜、そ、そこは…」
すぼまった菊門が、男の節くれだった指で捉えられている。
エラの張った怒張の傘が、あづみの菊座にあてがわれた。

腰を落とし、一気にあづみの肛門を押し割り、直腸に進入する。
痛みと共に、白い閃光が頭を走り、あづみが待ちに待った世界の入り口を開いた。
「ぐあぁぁぁ…ひぃ〜ぁぁぁ…」
男が腰を引くと、内臓ごと抉り出されそうな錯覚を覚え、身体の奥底から衝撃に近い快感が襲い、あづみを包み込む。

男は、あづみのゴムで締め付けるようなアナルの喰い閉めに、唸りながら丹念に肉の味を味わうように執拗に注送を繰り返す。

しこった乳首を、背後から思い切り抓られ、乳首から脳天に稲妻が奔る…

「ああああぅぅぅぁぁあああ いく、逝く、逝っちゃうぅぅ… あづみ… 逝く〜〜〜〜〜〜! あああああああああああああ〜〜」
狂ったように、頭を振り、快楽の波に翻弄され禁断の世界へ堕ちていった。
薄っすら血の滲んだアヌスから、ぶちまけられた白濁した精が、あづみの呼吸のリズムに合わせて吐き出され、股を伝って地面に流れ落ちていった。

一つの足音が近付き、一つの足音が遠ざかっていった。

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