縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」7

− TV出演 1 −

あづみは、汐留の通称「テレ日タワー」にいた。
朝一番の福岡空港発のANA240便(羽田着)で東京へ来ていた。
昌也達の調教の3日目だ。
移動の飛行機の中でも、昌也に命じられて、石井と横田の陰茎をしゃぶらされ、二人の精を毛布の蔭になりながら飲まされていた。
催淫クリームをたっぷり塗られたアナルプラグを入れたまま、一度も達することも許されないないままスタジオ入りをしていたあづみは、頬を赤く染め、濡れた瞳は妖艶さが漂っている。

今日は、テレビ日本の「テレビスーパー/特報最前線」の録画取りがある。

「本当の自分を見つけられない女達」と題して最近、タトゥーやピアスを自分の身体に施す若い女性が増え、その心の葛藤を探るという企画だった。その中で、セレブと呼ばれる金持ちの女性たちが、心の悩みと別次元のファッションとして陰毛の永久脱毛や、恥丘へのタトゥー、性器へのピアスが流行りつつあり、その業界代表としてあづみは、宣伝を兼ねて番組に出演する事になっていた。

ほとんどは、VTRで構成されるテレビ番組で、スタジオ収録は珍しいそうだ。

控え室にプロデューサーの高橋と共にディレクター、アナウンサーがやってきて、あづみのコメントの打ち合わせをする。

そのとき流れるVTRは、高倉ビューティの提供映像で、最初の部分は、少し前に撮った新規事業のプロモーションビデオから、あづみの挨拶部分が使われていた。

カットが変わり、今回の番組テーマの「ピアス、タトゥー」について施術場面が続く。

−あぁぁ… これは…

顔や、下半身や乳首には、もちろんモザイク処理されているが、画面に映し出され、クリ○リスにピアスを付けられているのは、まさしくあづみ自身だった。

「どうかされましたか?」
アナウンサーが、怪訝そうに声を掛けてきた。
「い、いいえ。別に…どうぞ、続けてください。」

「ここで麻木先生は、自傷行為に近いこの行為に悩む若い女性と正反対に、快楽や従属する愛する男性の為に肉体改造に挑むセレブ達の心理について語ってください。」
「は、はい…」
「そうですか。 それでこのVTRが済んでから、モデルさんに入って貰って先生の所のエステティシャンに登場願って実技をして頂きながら、解説をお願いする段取りです。」
「何か、ご質問はありますか?」
「…いいえ」
「じゃ、そろそろリハーサルを始めますので、スタジオまでお願いします」
「はい」
「じゃ、衣装に着替えて直ぐに行きますから」と木島が答えた。
「麻木さん! しっかり頼むわよ! 全国放送ですからね!」
「はい。…」
---------------

控え室には常務の木島、秘書室室長の石井、あづみの秘書の横田が来ていた。
昌也は、羽田空港から別行動でここには来ていなかったが、別れ際、『昨日のアンタの誓いが本物かどうか見届けさせてもらうぜ!』と言われていた。

−(ご主人様の牝犬奴隷にしてください! 二度と逃げません!)

「さぁ、着替えるぞ! 早く脱げ!」
「…はい」
石井に促され、服を脱いでいく。
木島に見詰められているのが、つらい…
打ち合わせが始まる前、横田の怒張を咥え、嬉しそうな表情で、美味しいと言いながら横田の精を飲む干す事を命令され、その様を木島に見られていた。
木島には、初めて恥をさらす事に激しい抵抗を感じたが、ここ数日の出来事もすべて聞いているらしく、軽蔑するような目であづみの脱ぐ様を腕組みをして眺めていた。

全裸になったあづみは、もちろん下着を着けることは許されず、薄いネット状の生地の黒いワンピースを手渡された。
手に取ったワンピースの生地は、伸縮性があり、引っ張り伸ばすと生地が薄くなり、乳首や陰りのない股間が透けて見えてしまいそう…

生地に余裕を持たせながら、着てみた。
(あぁぁ… やはり…)
上から見るとやはり乳首が透けて見えている。
しかし望外にも、黒いジャケットを着る事を許されたので、何とか下着を着けていないことはばれないだろうと思った。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊