縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」11

− off会 −

エンパイヤホテルにチェックインしたのは、21:00を少し過ぎていた。
食事は、東京のスタッフ達と済ませていたので、ゆっくりシャワーを浴びて、夜の銀座の夜景を見ながら風呂上りのビールを楽しんでいる。
指定の時間まで後20分。
(そろそろ行くか^^)
再びスーツに着替えたが、もしもの時の事を考えて、ポケットから身分を明かすものはすべて部屋に置いて出た。
一旦1Fに降りてフロントに鍵を預け、再びエレベータに乗った。

No1205の前に立ち時計を見ると、丁度10:00になっていた。
ドアをノックすると、まもなくドアが開いた。
そこには若い男性が立っていて、にこやかに招じ入れてくれた。
「いらっしゃい^^ masterkojiですね?! ハムいちろーです^^」
「はい。はじめまして^^ masterkojiです^^ 」

中へ進むと、ソファに四つん這いになった女が、男の股間に顔を埋め、怒張を懸命にしゃぶっている。
うつ伏せになっているので、顔が見えない。
−マダム? YOKO?

女を責めている40過ぎの紳士然とした男性が顔を向け、浩二に会釈をした。
「どうも、東北マンです^^ はじめまして^^ こんな格好で失礼^^」
「どうも、はじめまして^^ アトランティス倶楽部のmasterkojiです。」

奥のベッドルームのドアが開いて、やはり40過ぎの”業界人”ぽい感じの男が現れた。
差し出された手を握り、握手しながら、挨拶を交わした。
「メールで失礼しました。★調教氏です。」

開いたドアの向こうには、籐椅子に裸で縛られた女が、股間をあらわにして椅子ごとベッドに立て掛けられているのが目に入った。

「#麻耶こと陽子を直ぐに使って頂けるようにほぐしておこうと思いましてね^^」
パンツを穿きながら、”東北マン”が近付いてきた。
「向こうの部屋にあづみも、直ぐに使えるように準備してあります。^^
お好きな方から堪能してくれたらいいですよ!
ま、その前にお近付きの印に、いっぱいやりますか!?(笑)」
調教師が、そういいながらテーブルの上に用意されたワインとグラスを浩二に差し出した。

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ワインを飲みながら話していると、彼らは、浩二が、事前に案じていたような不逞の輩ではなく、各々社会的な地位を築き、活躍している方たちのようで、安堵した。

浩二は、まず、あづみをベッドルームで”味見”をさせて貰うことにした。

「あづみさん、はじめまして^^ masterkojiだよ^^ 今日は、文字じゃなくて実際に貴女の肌に触れて虐めてあげるね!^^」
籐椅子に縛り付けられたあづみに、優しく声を掛けてやった。
縄で絞り出された乳房の先がしこって尖り、先端のリングがフルフル揺れている。
一瞬、怯えの色を見せ、凄く驚いたような顔をしてこちらを見たが、直ぐに恥かしそうに俯いた。
「恥かしい・・・・ 見ないでください・・・・」
あづみは、調教氏にでも教えられたのか、「牝犬奴隷あづみです。ご主人様、思う存分お仕置きしてください…」と恥かしそうに浩二の顔を見詰めながら、挨拶をした。

「ああ! 言われなくてもそうしてやるさ!」
浩二は、あまりのお膳立てのよさに、何やら腹立たしくなって、その怒りをあづみの身体に振り向けた。
いきなり籐椅子ごと、仰け反るあづみを床に転がし、足蹴にして、乳房を踏みつけてやった。
「ああああああぁぁぁぁぁ・・・・」
たったこれだけで、もしかすると逝ってしまったのか?! と思うほどの反応を見せた。
一旦、あづみの縄を解き、再びあづみを後ろ手に縛り上げた。
見上げると程よい位置に、シャンデリアを吊る補助フックが掛かっていたので、縄を掛けてあづみを引張りあげて宙吊りにしてやった。
右に左に身体を揺さぶり、部屋の天井からぶら下がったあづみが、呻きながら揺られている姿は、凄絶な美しささえ感じさせる。
自分の愛奴、真梨子にはここまでの調教を出来ていないので、猛烈な嫉妬心が込み上げてきた。
あづみの秘貝を確かめてみると、床に滴らせるほどに淫汁を零し、誘っているように蠢いている。

部屋に用意してあった鞭を手に取る。
ひゅん!
ピシッ!

「ぎゃ〜〜〜〜ぁぁぁぁぁぁ…」

ひゅん!
ピシッ!

「あああああああぁぁぁ〜〜〜〜ぁぁぁぁぁぁ…」
あづみの尻に鞭条痕が奔り、真っ赤に色付いてくる。

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