縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」14

あづみの出番が来た。

ステージの中央に進み出て教えられたセリフをしゃべる。
この挨拶以降の段取りは何も知らされていなかった。

「皆さん、お楽しみ頂いていますでしょうか?
私達の”愛奴育成プログラム”が、皆様のお気に入りの女性を、綺麗で従順な奴隷に調教するお手伝いが出来る事をご理解頂けましたでしょうか?
私はこのプログラムのサンプルとして、自らこの身体で体験しましたのでぜひ皆様にご覧頂きたいと思っています…」
教えられていたセリフは、ここまでだった。

あづみは、ただスポットライトを浴びて佇むだけだった…


「では、実際の奴隷サンプル”麻木あづみ”の感触を試して頂きたいと思います。手入れの行き届いた身体、鍛えた収縮力のある性器、アナルを実際に味わってくださいませ!」
マイクを通して横田がアナウンスをした。
−えっ…

客先から10人近い男性が、ステージに上がってきた。
手荒に、ドレスを脱がされ、あっという間に裸に剥かれていく。
手際よく縄が、身体に捲かれ自由を奪われ、ステージに立たされた。
まもなく左足を括った縄が、上に引き上げられ片足立ちにされ、股間をお客席に向け大開きにして持ち上げられてしまった。
「ぁぁぁぁ……」
あづみの声が引き金になったように、一斉に10人の手や唇が、あづみに襲い掛かった。
「あああああああああぁぁぁぁぁ… いやぁぁあああああ…」
石井や横田に同時に、弄ばれた事は何度もあったが、こんなに多くの男に輪姦された経験はなかった…
体中の性感が、同時に一斉に呼び起こされる。
ヴァギナもアナルも、クリ○リスも、争うようにたくさんの指が這い回る。
「きゃあぁぁぁ あっ、あっ、ああああああぁぁぁぁぁ…」
「あうむむ…」
唇も、耳も首筋も、男達の唇で塞がれ舌が這い回る。
10人ものサディストが、あづみの身体に群がり、肌を密着させ、性感帯を責めに責めてくる。
息をするのも苦しい程に、昂ぶって嬌声をあげる。
立ったままのあづみに、オマ○コにも、アナルにも怒張が進入してきた。
「ああああああああぁぁぁ… いいいぃぃぃ……   逝っちゃううぅぅぅぅぅ……  あづみ、逝きますぅぅぅ……」

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気付くと、床に寝転がされていた。
周りに、たくさんの男達の足が囲み、男達の手には、火が点った赤い蝋燭が握られていた。
蝋燭責めは、あづみが、唯一と言っていい苦手にしている責めだ…
蝋燭だけでは、まだ逝った事がない…
恐怖が勝ってしまうのかもしれなかった。
どの男の持つ蝋燭にも、たっぷりと溶けた蝋が、先端の蝋溜まりに、並々と揺れていた。
男達が、示し合わせたようにあづみの身体の上に、蝋燭をかざした。
「いやぁ〜〜〜…… 許して! お願い… いやぁ… やめて〜〜」

「ぎゃぁああああああああああああああああぁぁぁ  ウウううぁああぁぁぁぁぁ  あついいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜」
一斉にあづみの身体に、焼けた赤い蝋の雫が、あづみの白い肌を、赤く染め流されていった。

乳首にも、腹にも、尻にも熱い蝋が、落とされていく…
転げまわるあづみの身体は、男達に押さえつけられ、恥かしい無毛の股間を上にして、足を大きく開かされてしまった。
光りの塊が、あづみの無防備な股間の上に、狙いを定められた。

「ぐぁぁああああああああ ひぃぃああああああああぁああ…
 死んじゃうぅぅぅああああああああああああああああ」
ヴァギナにも、クリ○リスにも、アナルにも赤い蝋の雫が、襲い掛かった。
身体をビクビク震わせ、あづみは逝った…

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