縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」16

全頭マスクを被り、赤黒く半分皮が被ったままの勃起させた性器を露にした、醜く太った体躯の男が、鞭を片手にステージに出てきた。
「あづみ! 益々変態になったのぉ〜! ふぇふぇふぇ^^」
宙で揺れるあづみには、誰だか判った。
川嵜 巧だ。
川嵜は、先走り液を零しながら、狂ったようにあづみの身体に鞭を振るった。
あづみは、鞭が振り下ろされ、肌から乾いた破裂音がする度に、被虐の啼き声をあげ、秘貝から淫汁を噴き零し、痛みの底の快感を貪っている。
川嵜は左手で自分の醜い怒張を握り、しごきながら、あづみに鞭を振り下ろし、阿呆のような奇声を放ちながら、白い精をあづみの身体にぶちまけて果てた。
痙攣がまだ治まらないあづみの身体は、縄を解かれ、床におろされた。
川嵜と入れ替わるように、別の男が近付いてあづみに話しかけた。
「麻木先生、お久しぶりですね^^」
顔を見てみると、NTVの番組プロデューサーの高橋だった。
「あぁぁ……あなたは…」

高橋に再び身体を起こされたあづみは、ステージ上に大の字に身体を拘束され、裸身を観客の前にさらした。
無防備の股間を、極太のディルドウで弄ばれ、瞬く間に追い上げられ絶頂を迎えてしまった。
ショーツは、高橋が記念にと、持ち去ったので、ピアスで飾られた秘部もスポットライトに照らされている。
がくっと首を折り、うなだれるあづみの股間からは、淫汁が大腿を伝い流れ落ちていく。

アナウンスが流れた。
「この牝犬あづみは、昨日までの会場に来られたサディストの方から”虐められる事でこれ程までに、美しくなる女を見たことがありません!”というお褒めの言葉がたくさん寄せられています。
この二人は、上司と部下の関係ですが、肉体の交歓の時は、主従が逆転します。
では、美しい体の二人が織り成す白百合の世界を堪能してくださいませ!」

場内のライトが落ちてピンスポットが二人を照らし出した。
もう二人とも、抗う気持ちは残っていない……
この快楽地獄にはまり込むしか、生きる途はないと思い知らされていた。
陽子は、ゆっくりと起き上がり、あづみに近付き、あづみとじっと見詰めあった。
ずっとあづみがいたぶられる姿を眺めていた陽子は、ベルト式のディルドウを付けられていた。
双頭式の極太ディルドウで、陽子の膣の中にも同様のディルドウが収められている。
二人は、思い詰めたように熱い口付けを交わす。
「陽子ちゃん……」
「あづみ先生……」
あづみの身体の事を知り尽くした、陽子の愛撫が始まった。
陽子の指が、あづみの股間の合せ目に手を這わすと、そこは既に洪水状態で、陽子の指を淫らな液体で濡らした。
ディルドウの先端を、あづみの秘貝に当て、腰を押し付けた……

「ああああああぁぁぁぁぁ… いいぃぃぁぁぁ…… 陽子さまぁぁ… 」
「あづみ… 気持ちいいわぁ…」
スポットライトに浮かび上がる白い裸身の牝が、汗みどろになりながら、宙に揺れ、淫靡な蠢きを見せる。
客席でも、あちらこちらで、性交が始まっていた。

あづみと陽子の、甲高い今際の声が響き渡り、ようやく二人の1週間の奴隷行脚が終わった。

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