縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」20

一人残されたあづみは、ステージの上で佇むだけだった。
強いライトが、あづみを照らしている……。
アナウンスが、あづみの事を『牝犬8号さんで〜〜〜す!』とあづみを紹介した。
−マスクをしてるから、私が誰だか、誰ににも判るわけが無いですよね!? そうですよね! 昌也様…
心臓が破裂しそうなほど、鼓動を打っている…

「お〜い! 裸のお姉さん! 威勢がいいのは格好だけかよ!? 変態なら変態らしく振舞えよ〜〜!」とアチコチから声が掛かる。

恐る恐る乳房を触ってみた。
ビクンと身体が跳ねる…
自分でも驚くほど、敏感になっている…
乳首は、尖り、心地よい快感が、頭に突き抜ける。
左手を、秘部に這わせてみた。
指を、蜜壷に挿し入れ弄ってみる。
「ああぁぁぁ……」
−気持ちいい…

恥かしいほどに濡れて、少し雫が大腿まで流れている…
「おい! 変態女! 濡れた指、見せちゃんない!^^」

そっと指を抜き、顔の前にかざして見せた。
ぬめり光る指は、客の嘲笑を誘い、恥かしさが込み上げて、あづみの被虐心を一層駆り立てていく。
前のめりの中腰になり、右手でリングのぶら下がる乳首を摘み、再び左手を蜜壷に挿し入れる。
親指でクリ○リスに付いたリングを弾く。
股間から、濡れた卑猥な音が”グチュグチュ”と響きだした。
「あぁぁぁ… 恥かしい…… 見て! わたしをみて〜〜……」
ステージのあづみの淫らさに、客達は固唾を呑み見入っている。
激しく股間を愛撫するあづみの指が秘貝から引き出される度に、淫汁が飛沫となって辺りに捲き散らかれ出した。
「すげ〜! 潮を吹いてるぜ、この女! あはは^^」
衆人注視の中、あづみは、手淫に没頭している。

「あっ、逝く、いく、逝っちゃうぅぅ… あああああああぁ…… 逝きますぅ……」
腰をガクガク揺すり、膝が崩れ落ち右手で身体を支えながら、左手でクリ○リスリングを引張りあげながら、あずみは、堕ちていった……

リードを引かれながら、四つん這いになってカウンター席に戻ってきた。
「気持ちよかったのか? あづみ!」
「…はい。」
「淫乱な牝犬、そのものだな、おまえは!」
「はい…」
「おまえに褒美に俺のカクテルを分けてやろう!」
あづみを見下ろす昌也がいきなり、マスクを毟り取り、髪の毛を掴まれて昌也に唇を奪われた。
「あむ…ああぁぁぁ」
舌が痺れる程に強く吸われた。
昌也が、唇を離すと、プラスチック製の深いサラダボウルのようなものを床に置き、カクテルグラスの液体を注いだ。
「飲め! 褒美だ^^」
あづみは、他のお客が見詰めている方に剥き出しのお尻を張り出して、身を屈めた。
「ペロ、ペロ」涙をボウルの中に零しながら、昌也のカクテルを啜った。
ようやく飲み終わると、今度はラテックス性のマスクを被せられ、喉元をベルトで固定されてしまった。
目と口に開口部があり、周りの様子も見え、喋る事も出来る。

「さぁ、テーブル席に挨拶に行って、皆さんに可愛がって貰おうか?!」
「えぇ… そんな……」

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊