縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」21

「鍵」には幾つかのテーブル席があった。
各席を廻るたびに、テーブルの上に四つん這いにされて、バイブで責められたり、M字開脚でオシッコをさせられたり、男どもの性の玩具にされ、あづみはその度に恥かしい痴態を晒してしまった。
本番性行為は、本人の同意があれば可能というのがこの店のルールになっているので、辛うじて性器の挿入だけは免れていた。

最後のテーブルに来て、教えられた挨拶をしようとしたあづみは、心臓が止まってしまうかと思うほど驚き、思わず顔を背け、身を伏せてしまった…

−と、とうちゃん!

横田が、あろうことかあづみの父親:古瀬 義男と席に座っていたのだ…
義男は、だらしなくもトランクス1枚の格好になり、勃起した一物を見せびらかすようにあづみに向かって誇示している。
「おう、おう! やっとワシらのとこまで、ねぇーちゃんが来てくれよった^^あはー!
待っちょったぞ〜^^このすけべーなねえちゃん! もうチンチンは全開じゃ〜 あは〜^^」
パシン! とあづみの尻を平手で叩いた。
(あああぁぁぁぁぁ… あんまりですぅぅぅ)
あづみは、昌也の方を向いて声を出さずに泣いた…
義男は上機嫌に酔っ払っている様子で、ピシャピシャあづみの尻を叩いている。
昌也が近付いてきて、耳元で囁いた…
「マスクを取るか、親父さんとオマ○コするか二つに一つだ! 10秒以内に決めろ! 1秒でも過ぎたら両方だ! マスクを選ぶんなら自分で取れ! オマ○コを選ぶんなら、親父のチンポをしゃぶってやるんだ! いいな!」

−そんな……!!!!

「10……9……8……7……6……」
−そんな… そんなこと…
「5……4……3……2……」
−いやぁぁ……
「……1……」

勢いよく振り返ったあづみは、義男の膝にしがみ付き反り返った怒張を喉に咥えた…

「おお〜〜! ええのぉ〜〜! ねえちゃん、気持ちよかぜぇ〜! 巧いもんじゃ!」
「あっ、いいなぁ〜! 古瀬さん。羨ましいなぁ〜」
「わっはっはっは! ワシのチンポの逞しさにこのおねえちゃんが惚れたんじゃ! のぉ〜、お姉ちゃん!?」
あづみは、父親の亀頭を愛撫しながら、うん、うんと頷いた。
「ワシの後、横ちゃんも咥えてもらえや! このおねえちゃん、エライ上手だわ! ワシ、もう出てしまいそうじゃ! わはは^^」
「え〜、古瀬さん! 口にしちゃうんですか〜?! 勿体無いですよ〜^^
どうせなら、オマ○コにしてやったら?」
「え〜〜〜、ええんかい?! なぁ、ねえちゃん?」

あづみは、イヤイヤをするように頸を振る。
「え〜〜? じゃマスク取っちゃうぞ〜!」と笑いながら横田が、マスクの留め金を外す素振りで下あごに手を伸ばしてきた。
あづみの動きが止まった。
その間に首輪の留め金が外れた…

あづみはコクリと頷いた…

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊