縄奴隷 あづみ
羽佐間 修:作

■ 第8章「縄奴隷」28

隣では、ゆかりが、陽子に鞭打ちを始めた。
か細い腕ながら、力一杯振り下ろす鞭は、しなり、空気を切る音が軽い。
陽子の肌を忽ち鞭条痕で赤く染めあげる。
ゆかりは明らかに興奮しているようで、目が潤み、頬をピンクに上気させていた。
「ああ いい〜〜〜! 剛さまぁ…… 逝く、逝っちゃう…  あづみ、逝きますぅぅぅぁぁああ…」
「あづみ先生〜〜〜! 出すよ〜〜!」
あづみは全身を痙攣させながら、本庄をきつく喰い絞め堕ちて行った。
「それにしてもなんて幸せそうな顔して逝くんだろう、この女! ふふ^^」

「あは^^ やだ〜! ふたりともやらし〜〜^^ 次、アタシ〜! いいでしょ?! 横田さん!」


「あぁ、もちろん! 好きなように^^ あはは^^ 気に入ったんだな! ゆかりちゃん?!」
「うふっ!」

「さぁ、二人とも、ここに四つん這いになって! お尻を向かい合わせにして! さあ、早く!」
洗濯バサミが入っていたバケットから、ゆかりが取り出したのは、肌色の双頭ディルドウだった。
息が荒いあづみと、鞭で叩かれ床に這いつくばっていた陽子が、ゆっくりと身体を起こし、四つん這いの姿勢を取った。
「さあ、二人でお互いに虐めっこしてみせて!」
ゆかりは、剛の放った白い精が、垂れ落ちるあづみのヴァギナに片方を突っ込んだ。
「あああぁぁぁぁ… ゆかりさん… カンベンして…」
「うるさいわね!」
ピシッ!
あづみに鞭を振るった。
「ひぃ… ああぁぁぁ…」
「チーフ、お尻を上げて!」
ゆかりの手には、もう1本、ピンク色のディルドウが握られていた。
たっぷりローションを垂らし、一気に陽子のアナルに挿入した。
「ギアアアアァァァァ〜〜  ううう……」
2本のディルドウが、二人のお尻の動きに合わせて揺れる。
「さぁ、いい?」
ゆかりが、宙に浮いた2本の先端を持ち、あづみと、陽子の空いている穴にそれぞれあてがった。
「さあ、いい? 二人ともお尻を後に下げて、二人のお尻を合わせて!」
「あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
「うああああああぁぁぁぁぁ ひぃ〜〜 ああぁぅぅぅぅ…」
あづみと陽子は、アナル同士で、ヴァギナ同士で2本のディルドウで繋がっている。
「横田さん^^ 本庄さん^^ 二人の口にオチン○ン、ご馳走してあげて!^^」
「ほい! わかった^^」
「ああ^^:」
剛は、お気に入りのあづみへ、横田は陽子の口へ、その怒張を咥えさせた。
二人の豪棒に口腔を押され、2本のディルドウの結合が更に深くなり、薄い壁で隔たれた器官の中でディルドウが擦れあっている気がするほど狭隘感がある。
ゆかりは、ニタリと笑いながら、鞭を握り締めて、二人の真ん中に仁王立ちして見下ろしていた。
店中の客全てが5人のテーブルを取り囲み、熱気で包まれている。
「せんせ! チーフ! 周りを見てみて^^ たくさんの人が、恥かしい姿、見てくれていますよ^^ 良かったですね^^」
ペニスを喉奥に挿され、声を絶たれているが、二人ともカクンと首を折った。
「いくわよ^^ あはははは^^」
軽やかに笑いながら、ゆかりが、ディルドウが見え隠れする二人の尻に鞭を振りおろし始めた。

ひゅん!
ピシッ!
「キイ…あむぅぅ…」
ひゅん!
ピシッ!
「あばァ・・くくぅむぅぅ…」
交互に尻に当たっていく。
揺れる臀部が、ディルドウに微妙な振動を与え、二人を追い込んでゆく。

ひゅん!
ピシッ!
「ぐぅああああ…あむぅぅ…」
ひゅん!
ピシッ!
「あっぷァ…くくぅむぅぅ…」
ひゅん!
ピシッ!
「キイ…あむぅぅ…」
ひゅん!
ピシッ!
「くっはァ…くくぅむぅぅ…」

遠ざかる意識の中で、堕ちて行く自分自身をもう一人のあづみが見ていた…
ようやく、淫らで淫乱な”あづみ”を冷静に見詰められたように思った。
白い閃光が頭を奔り、静かに堕ちて行く…
穴と言う穴を塞がれて陵辱されるこの状態がたまらなく気持ちいい…
自由に動く四肢が疎ましい…
縄で縛って身動きできなくして欲しかった……

(そう、わたしは、縄奴隷として生きてゆくの…)

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