Netに舞う女
羽佐間 修:作

■ 第1章 投稿小説「ちなみ 陵辱」11

- 麗 香 -

「ふぃ〜… さすがに疲れたなぁ…」
 丸1日一睡もせずに飛び回り歓楽街の取材を終て真介が自宅に辿り付いたのは、日付が変わり2時を回っていた。
 パソコンの電源を入れ、立ち上がるまでに缶ビールを美味そうに喉に流し込む。
「ふぅ〜 生き返るぜ!」

 早速、亜久里 香のサイトを開く。
「ほっほっ 関心だね。ちゃんと更新されてますね」

【Mr.M から ちなみへ】
ちなみ!ひとまず誉めてやる。
それにしてもお前は恥ずかしい女だな!
マ○毛丸出しのいやらしいパンツを穿きやがって!
そんなに見られたいのか?
駅前の写真BOXの中でよくもあんな恥ずかしい格好が出来るもんだな?!
まるで茶巾寿司みたいにスカートを捲り上げてフラッシュが光るのを待つ間は、とても気持ちよかっただろう!
本当はパンツも脱ぎたかったんじゃないのか?! そこでオ○ニーをしたかったんじゃないのか?!
次の命令はお前が自分で考えろ!俺の気に入れば許可してやる。

【ちなみ から Mr.M様へ】
本当はパンツを脱いで撮りたかったです。
本当はあの箱の中でオナニーがしたかったです。 
ちなみ

【麗香 から Mr.M様へ】
私にも、いやらしい命令をください。
私は、結婚していますが、主人は単身赴任中で一人暮らしです。
いやらしい私にどうかちなみさんと同じように辱めてください。
私なら駅前の写真BOXの中で、裸になってオ○ニーする事だってきっと出来ます!
お願いします。

【Mr.M から 麗香へ】
麗香!人妻だというのに慎みのない変態だな!
ちなみは、昨日まで高校生だった女の子だぞ。
淫乱な人妻のお前ならそんなこと位、出来て当たり前だ!
お前がそんなに言うなら、明日の朝、ちなみと同じ○△駅の写真BOXで撮ってみろ!
置いていった写真が面白ければまた命令してやる!

【麗香 からMr.M 様へ】
Mr.M様
わかりました。頑張ってみます。
ちなみさんと同じように始発電車の前に必ずやります。
見ていてください。お願いします。


 同じ時刻、綾も「ちなみ 陵辱」をチェックしていた。
「やだっ…」
 Upされた小説の記述は今日、綾が撮った写真そのものの描写だった。
――香さんは私に命令してるの?! どうして?まるで写真を見たみたい…  香さんは私を見て小説を書いてる?! でもそんな事ある訳ないか…

「次は自分で考えろって… ちなみはどうされるリクエストをするのかなぁ… 私だったら… ウフフッ」

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