Netに舞う女
羽佐間 修:作

■ 第1章 投稿小説「ちなみ 陵辱」13

- 鈴木 陽一 -

 早川から香が返送した”麗香”の今朝の写真が送られてきた。

【件名:今朝の収穫】
亜久里 香 様
今度の若奥様、麗香って凄いですね^^
こんな性器丸出しの写真を置き去りにしちゃうなんて信じられませんよ!
こんなに誰かに見られたいのなら僕がじーっと見てあげるのに^^
香さんがご存知の方ならそういっておいてくださいよ(笑)
本日の成果、いやらしい証明写真を添付しておきます。
では、今夜の更新楽しみにしております。
追伸:こんな楽しい早起きならいつでも大歓迎です。
早川 武明

――早川に恥ずかしい恥部を余すところなく見られた…
 今も彼の手の中にあって見ているかも知れないと思うと子宮がきゅーっとなって膣奥が熱くなるのを感じた。
 香は思わず右手が股間に伸び、ショーツの上から秘列をなぞる。
 もうすでにクロッチは湿り気を帯び、肉芽は少し充血して指が当たると得もいえぬ快感が身体を貫いた。
「ああぁん…」

 香にとって子供騙しのような露出行為だったが、何年かぶりに感じた怪しい感覚だった。
 自分の小説の中に麗香に成りすました自分を登場させ、この企てに引き込んだ早川に自分の恥ずかしい姿を見させる、このアイデアを香は少し気に入っていた。
――えっ… ちょっと待って… 確か6枚撮ったはずだわ! 最後に撮ったおしっこの写真がない… どういう事?

「撮るの、失敗したのかしら? 早川が送り忘れたの… それとも誰かに持っていかれた?! でも1枚だけなんておかしいわ、、、 こんな写真を見つけたら全部持っていくはずだもの、、、 きっと撮れてなかったんだわ! そうね」
 香の頭は、更新原稿を書きながら次はどのようにして早川に恥ずかしい姿を見て貰おうかと、そのことで一杯になっていた。

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