にいちゃんのけんきゅう
ホモ:作

■ 8

毎日、俺は生きた心地がしない。にいちゃんが公に認知されてしまったのだ。
インターネットで「ゆたかくん」という単語で検索すると山のようにページがでてくる。
そして、その中に、「あくしゅかい」という文字が頻繁に出てくるのが気になった。
写真がのっているページをみると、にいちゃんが、○んこをつきだしている写真がある。
どうも、にいちゃんは、複数の人間に○んこをさわらせているらしかった。
老人や若者や子供に、○んこをさわらせているにいちゃんの画像もあった。
幸い、局部と顔はみんなボカシがはいっているのだが、体つきからして、あきらかににいちゃんだった。
動画のページでみると、老人がにいちゃんの○んこをにぎって上下に振っているのがわかった。
毎日、俺の携帯電話は鳴りっぱなしだ。
俺は、にいちゃんを手放す決意をした。

俺は、斉藤に電話して、にいちゃんを譲る旨を話した。
斉藤はよろこんで受け入れた。
30分後には斉藤は俺の家の玄関にいた。
にいちゃんは斉藤にひきとられていった。
にいちゃんは、俺のことを恨めしそうな目つきでみながら、斉藤にひきづられていった。
後日、斉藤から感謝の意味のエロビデオが山と送られてきた。
毎日、俺はビクビクしていたが、幸い、にいちゃんは、「闇の世界のアイドル」として、マニアにのみ知られる存在として生きているらしかった。
にいちゃんがいなくなって、少々さみしかったが、美津子もいるし、また、インターネットでにいちゃんに会えると思うと、さみしさも、いくらかやわらいだ。

俺は、斉藤に電話して、にいちゃんを譲る旨を話した。
斉藤はよろこんで受け入れた。
30分後には斉藤は俺の家の玄関にいた。
斉藤は「行こうね。えみこちゃん」といってにいちゃんの○んこにひもをかけた。
そして、にいちゃんをグイグイひっぱっていった。
にいちゃんは、俺のことを恨めしそうな目つきでみながら、斉藤にひきづられていった。
後日、斉藤から感謝の意味のエロビデオが山と送られてきた。
毎日、俺はビクビクしていたが、幸い、にいちゃんは、「闇の世界のアイドル」として、マニアにのみ知られる存在として生きているらしかった。
にいちゃんがいなくなって、少々さみしかったが、美津子もいるし、また、インターネットでにいちゃんに会えると思うと、さみしさも、いくらかやわらいだ。
斉藤からビデオの山が送られてきた。
にいちゃんを主役にした、マニアビデオだ。
「あくしゅかい」は、「あくしゅかい」の内容を収録したビデオで、例のへそのうえまでの衣装をきたにいちゃんが、スカートをまくりあげて、○んこをつきだして、おたくのファンたちにさわらせるといったものだった。
「ゆたかくんのほうかご」というタイトルのついた野外露出のビデオなどもあった。
にいちゃんが、全裸でジャングルジムに登ったり、砂遊びをするビデオだった。
ショタマニアの用務員につれられていって、いろいろいたずらをされるのだった。
プロのファションデザイナーがついているらしく、化粧をしたにいちゃんはドギマギするほど美しかった。
「ショタスター」はショタスターのにいちゃんが、マニアに誘拐されて乱暴されるといった、レイプものだった。
「ゆたかくんのえんそく」というビデオは、服を買う金のない貧乏な小学生のにいちゃんが、服をきたほかの小学生といっしょに、全裸でリュックをしょって、山登りをするという野外露出ビデオで、これもまた、よかった。部屋に閉じ込めておくだけでは考えもつかない、奇抜な企画がどんどんだされているようだった。
「ようちえんじのゆたかくん」は、にいちゃんが黄色い服を着た幼稚園児にまざって、全裸で砂遊びをするシーンが印象的だった。幼稚園児に説教されるシーンにはゾクゾクした。
「ひとりっこのゆたかくん」はSMもので、にいちゃんが老人に陵辱されるといった内容のものだった。何歳になっても幼稚園を卒園できないにいちゃんが、老人になった義父にいやらしく教育されるといった内容で、排泄シーンはとくに気に入った。
きちんと睡眠時には、コルセットを装着しているらしかった。女性ホルモンもあたえられているらしかった。
女性らしいプロポーションはたもたれていた。
専属のメークアップアーティストは、にいちゃんがひろすえりょうに似ていることを知っているらしく、わざと、初期のひろすえりょうを意識した髪型とメイクをにいちゃんにほどこしているらしかった。
特徴的なのは、どのビデオも、わるいこどもやわるいおじさんやわるいおじいさんにつれられていってわるいことをされるということだった。

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