人身御供
非現実:作

■ 処女巫女8

魏志の手により、両手の鎖が伸ばされた。
ガクンッと、琴乃姫の上半身が下がった。

「ひっぁ!?」

急に上半身が落下する恐怖に正気を取り戻したのか、琴乃姫の短い悲鳴だった。
丁度良い高さで鎖が止まる。
両手は吊られたまま、琴乃姫は身体をくの字にされた。

「いい様じゃな琴乃姫よ、尻を突き出して」
「左様に御座いますなぁ、何ともはしたない姫です」
「ひぅ?」

両手の鎖こそが、前屈みになった琴乃姫を支えるだけ。
フラフラと上半身を宙に漂わせながら、恐怖に歪んだ泣き顔が党首様を伺っていた。

「心肺無用じゃ、この美酒を飲めばより気持ちよく酔えるであろう」
「よ、酔うの?」
「そうじゃ、さすればこの苦しみからも逃れよう」
「怖くない?」
「くっくっく、試しに飲んでみよ?」
「えっ……ぇ?」

党首様が後ろへと回り込んだ。

「ぁっぁぐぃぅ!!」

琴乃姫は、悲鳴とも言えぬ声を喉の奥から漏らした。
無理もない……ワシと魏志の手は、姫の菊門の入り口を可能な限り開かせているのだ。
尻穴から伸びる木の棒から、わずかな隙間が除く。
党首様の持つ徳利が倒れてゆく。

「さぁ美味いぞぉ〜至極の酒じゃ、存分に飲むがよい」
「え、えっぇ……ぇぅ!???」
「ほ〜れぇ」

遂に徳利から美酒の滝が流された。
その色は濃い肌色の滝、そしてネットリと切れる事無い線のような液だった。

「ひぃうぅ、ああっぁ!?」
「そぉれ、飲め飲めぇ!」

尻穴の窄みに冷たい肌色の美酒が溜まると、一度徳利からの流れが止まった。

「くくっ、飲ませてやれ風見らよっ」
「はっ!」
「っくぅ…あっぁ……ンんぅ!」

ワシらは五指で尻穴を上下左右に変形させて、溜まった美酒を飲ませてやるのだ。
細い隙間が色々な角度で開かれ、次第に肌色の美酒が琴乃姫の穴に入っていった。
ドロドロドロドロと、ゆっくり尻穴へと侵入するように……。

「ぁぁ〜〜〜ぁ…ぁ」
「もう1杯いくか?」

イヤイヤと首を振る琴乃姫、だが質問には意味が無い。
徳利が再び倒されるのだった。

「ひっぃ……あっぁーーっ……んぐむっ!!」
「飲ませてやれ」
「はっ」

窄みに溜まったドロドロの肌色の美酒が飲み込まれてゆく。
木の棒から覗く小さな桃色の尻穴から、コポコポと音を立てている。
(どうじゃ栄弦、姫は……奥方は、この様じゃ)
五指を巧みに操り、菊門を広げながら嘲笑う。
何度も徳利から垂れ流される美酒を、悲鳴を上げつつ確実に飲み込む琴乃姫。

……7度目だった。

高く突き上げていた尻穴から、ドロォ〜〜と美酒が逆流し始めた。
党首様の徳利が止まる。

「む、お腹一杯か?」
「ぁ……くぅ…はっぁ……むぅ……」
「この小さな身体で御座います、この辺が一杯でしょう」
「ふむ、では良しとしようぞ」

くの字に折られた上半身をガクガク震わせている。
喋るのも苦しいのか、眉間にシワを寄せて悶える琴乃姫。
その苦悶に満ちたその表情も美しかった。

「さぁて、美酒は如何じゃ?」
「ひっぁッァ!!」

突き刺さった木の棒を動かされて飛び跳ねる琴乃姫。
馴染ませるように上下に動かされていく。
その度、ピクビクッと身体を波打たせていた。

「はっぁ……はぁはぁはぁ〜〜〜ぁ…ぁ」
「おうおぅ、どうした早くも酔ってきたか?」
「ぅっぅ、くっぅ……ふっぁ…ぁ〜」
「そのようですなぁ」
「風見よ、随分と特製な美酒なようじゃな?」
「普通より3倍の量を入れておりまする」
「くっかっか、それは効果覿面じゃ」
「ぁぁ〜〜ぁぅ……ひゃっぁぁぁう!?」

琴乃姫の動きが変わってゆく。
突き出した尻が、淫らに動き始めたのだ。
悲鳴から喘ぎ声に。
途切れ途切れの甘美な息継ぎに変わってゆく。
党首様の動かす木の棒に合わせて、腰が動き始めていた。

「これはこれは奥方殿、如何した?」
「くるっぅ…くるしっ……っぁっぁああぁ…ぁぁ!?」
「苦しいか、苦しい訳がなかろう、正直に言ってみるのじゃ」
「ぅっぅ…くぅふぅ!!」
「どうした、琴乃姫?」

陥落はもう直ぐだった。
どうすることも出来ないこの幼い姫には、何がどうなっているかが解らない。
主人や侍女、誰かが付いていないと何も出来ない箱入り娘。
(可哀想にのう……実に良い素材じゃ)
今までにもこれからも無い、人身御供として最高の逸材だった。

「か…か、かっ……痒ぃぃ〜〜のっぉ!!?」

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