人身御供
非現実:作

■ 処女巫女11

(全く……恐れ入るわぃ)
まるで呆けたように琴乃姫をいたぶり続ける党首様と、階層で刀を手に待つ魏志殿。
どちらが正しい判断か……。
取り逃した忍、桔梗は必ず来る。
それなのに…… ……我が党首様の動向ときたら……。

「ホレホレッ、いくぞぉっ!!」
「ぁむ……ンゥク……ぁあぁ!?」
「タップリ受け取れぃっ!」
「ぁきゃくぅ、ひぅっぅ〜〜〜!?」

党首様の剛直なるチ○ポから、白い液体が飛び散った。
臭い臭い、鼻が曲がるほどの精液が向けられた先は吊られた琴乃姫の顔面。

「くっくっく、零すのではないぞ?」
「ぅぅ…ふぅふぅあ…くぅ」
「温かいであろう、良かったのう姫よぉ?」
「ゃっぁ〜〜〜!!」

既に十を超えた射精だったが党首様のソレは、未だに濃厚な物だった。
その十を超えた射精全ては…… ……琴乃姫の顔面に放たれていた。
悪臭を漂わせドロドロに穢れた麗しき美姫、琴乃姫の顔。
乾きつつあった精液の上から、更に新鮮な精液を度々盛られる。
両手を吊るされ、拭う事も出来ないでいる琴乃姫は、目を瞑ったまま喘ぎ声にも似た悲鳴を口にする。
(よくもまぁ、ここまでやったものじゃ)
なるほど、ソソられる現状ではある。
…… ……琴乃姫には、いや大概の女人には初めての経験であろう。
これは互いに愛を深める為のモノではない。
ただただ、女人を嬲り辱める為の行為。

「ぐふふ……まだまだじゃぁ、ワシはまだイケるぞぉ?」
「ぅ…んぅ〜〜むぅ……ゃぁなのぉ…ぉぅ」
「おうおう、顔が臭いのぅ〜〜〜琴乃姫よぉ?」
「ぅっはぁ!?」
「処女でありながら、尻で感じ続け面は汚物塗れとは……可哀想にのぅ?」
「ぅぅ…ぅぅ〜〜ききょぉぉ〜〜ぉぉ…」
「ぐぁっはっは、どうじゃ風見よ?」
「は…ははっ、これはこれは見事な淫婦な面になりましたなぁ」
「であろう〜〜〜、遊女でもこれほどの者はおらぬぞ?」
「は、はは……ははぁ……」

得意の愛想笑いで何とかやり過ごした。
それ所では無いのでは?。
(それとも、ワシ等が気にし過ぎなのか?)
狂気に満ちた行動が正しく思えてきてしまう程、我が党首様は嬉々といたぶり続けるのだった。



キッィィィン……

魏志四郎の左の剛剣が金剛殿の錫杖に弾かれた。
再び両者が距離を置いて対峙する。
…… ……私は動けない。
(こやつは、本当に出来る)
かつて破壊僧であった金剛殿と打ち合いながらも、
右手の脇差で私を牽制出来る武の者だった。
ジリジリと金剛殿が距離を詰めてゆくのだが、一太刀で足場の悪い階段へと戻されるのだ。

「そっ、その手を離せぇっ!!」
「ぐふふ、その手とは〜〜…どの手じゃぁ?」
「ひっぅぐぅぅ……んぁぁ〜〜やぁぁぁっぁ!」

仁王立ちする魏志四郎の奥では、直も総布兵重の手が姫様の尻を嬲っているのだ。
されるがままの姫様の口からは、聞きたくも無い声が漏れ続けている。
悪夢を見ているようだった。

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