真梨子
羽佐間 修:作

■ 第6章 従属9

−口腔陵辱− 7月28日(木)

 出勤すると既に梶部長がデスクに座っていた。
「おはようございます… か、梶部長…」
 梶が真梨子を手招きをしている。
「急に早朝出勤をお願いしてしまって済まないねえ、真梨子君」
 真梨子はゆっくりと梶にデスクに歩み寄った。
 梶に会うのは金曜日に札幌の奴隷オークション会場以来一週間ぶりになる。
 会うどころか電話もメールも何も寄こさないので、もしかしたら啓介に真梨子を売り渡した事で梶からは解放されたのかも知れないと淡い希望を抱いていたのだが、昨夜届いたメールで甘い期待に過ぎなかった事を知る。

メール文:明朝7時に出勤しろ。札幌出張の結果報告を聞かせて貰う

「さあ、札幌での成長具合を見せて貰おうか?!真梨子!」

 梶は立ちあがりデスクの脇に立つ真梨子の腕を掴みグイっと頭の上に持ちあげて露わになった腋に鼻を近付け匂いを嗅いできた。
――あぁぁ… 
 怖気立ち、無意識に身体が逃げる。
 梶の目は腋から愛液の匂いがしない事を叱責していた。

「あっ、あの… まだ生理中なので今日は付けていません…」
「ふっ、そうか 寂しいなぁ、真梨子。 お気に入りのオ○ンコ汁コロンを付けられなくてなぁ!」
「…は、はい…」
「ふふっ 生理という事は金で買われた客の子供は妊まなかったんだなぁ。 良かったな、真梨子」
「……」
「何を不服そうな顔をしてるんだ?! あん?! まさかオ○ンコの鍵を売った事を根に持っているんじゃないだろうな?!」
「い、いいえ…」
「ふふ。 そりゃそうだろう。 よがり狂って何度も失神したらしいじゃないか?! 今までのやせ我慢が馬鹿みたいだったろう。 それだけ気持ちいい経験が出来たと感謝されても良いくらいだ。なあ、真梨子?!」
「…は…はい…」
――この人… 札幌での出来事をどれくらい知っているんだろう…

 梶がズボンのベルトを外し、チャックを開いた。
 トランクスはその中身が既に勃起している事が明らかなシルエットを見せている。
――な、何なの… まさか…

「今日は、お前の喉のオ○ンコの味見をしてやろう!」
「ひっ! い、いやっ… 許してください…」
「何だと? 散々オ○ンコで逝きまくった淫乱売春婦のくせに何格好つけてるんだ!」
「お願いです!オフィスの中でなんて… どうか許してください…」
「ふん!真梨子… お前、売春相手に牝犬にしてください!ってチ○ポにむしゃぶりついて泣いてお願いしたそうじゃないか。 ホテルの廊下で素っ裸でオナニーに耽っていたって聞いたぞ。 見られるのが好きなくせに格好付けるな! 何なら秋山たちに早く出社するように言ってやろうか?」
「そ、そんな…ひどい…」
「オマ○コ以外ならどこをどうやって嬲ってもよかったんじゃないのか!」
「そ、そんなこと… 言っていません…」
 懸命に首を振って真梨子は梶に許しを乞う。

(ケイスケさまぁ〜… ま、真梨子のオ○ンコに挿れてくださいぃぃ〜 お願いしますぅ〜)
突然梶の手に握られていたボイスレコーダーから感極まった真梨子の恥ずかしい声が流れた。

(ケイスケさまぁ〜… ま、真梨子のオ○ンコに挿れてくださいぃぃ〜 お願いしますぅ〜)

(ケイスケさまぁ〜… ま、真梨子のオ○ンコに挿れてくださいぃぃ〜 お願いしますぅ〜)

(ケイスケさまぁ〜… ま、真梨子のオ○ンコに挿れてくださいぃぃ〜 お願いしますぅ〜)

「あぁぁ、お願いです… 止めてください… もう聞かせないで…」
 繰り返し流される啓介に挿入をねだる真梨子の叫び声は、先日の爛れた快楽地獄の記憶を呼び覚ます。
 真梨子の被虐心に火を灯し、息苦しいほどに鼓動は早鐘を打ち、心は乱れに乱れる。

「こんなのもあるぞ!」
(ああああああああああああ な、膣内(なか)にくださいぃ! 真梨子のオマ○コにケイスケさまのぉ、おチ○ポぉ〜! ケイスケさまのザーメンを膣内いっぱいくださいっ! ああああああ お、お願いですぅ)
「いやぁ〜〜〜〜〜 許してください…」

「くくくっ。 亭主の為に守るとか言っていたオマ○コの穴だろう?! どうなんだ?」
「は、はい…」
「お前は何をおねだりしたんだ? 言ってみろ!」

「挿れてくださいと…お願いしました…」
「何をだ?」
「お… おチンポを…」
「誰のチ○ポだ?」
「…ケイスケさまのです…」
「どこにだ?」
「……オマ○コに…です…」
「誰のオマ○コにだ?」
「ああぁぁぁ 真梨子の…オマ○コに… です…」
「羽佐間真梨子が自ら金で買われた客のチ○ポをオマ○コに挿れてくれと願ったんだな?!」
「あぁぁぁぁ…はい…」
「オマ○コに精子をぶちまけてくれとお前が願ったんだな?!」
「…はい…」

■つづき

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