真梨子
羽佐間 修:作

■ 第6章 従属12

 真梨子は、雅の前で股間と乳房を手で隠し素っ裸で立ち尽くす。
「うふふっ いつまでも羞恥心を失わないわねぇ。貴女の可愛さはこんなところにあるのね。 殿方が夢中になって苛めたくなるはずね」
 真梨子は頬を染めて俯くばかりだった。

「今日は、マスクなしで皆さんの前に出すように順ちゃんに言われているの!」
「だ、ダメです! それは無理です! 堪忍してください!」
「ほほほっ 大丈夫よ。ちゃんと変装させて上げるから。ちょっと待ってて」

 フロアからマゾ奴隷役の”レナ”が呼ばれた。
「この子はメーキャップアーティストの卵なの。この子に任せていればまったく別人の貴女に成れるわよ」
「で、でも…」
「まぁ、一度やって御覧なさい!」

 レナが手際よく真梨子の顔に様々な化粧品を塗りつけていく。
 真梨子の顔を懸命に化粧するレナの乳房が目の前でフルフル揺れている。
 乳首は起って、レナもなにやら興奮しているようで、時折鼻から洩らす息は、甘く官能の色を含んでいた。
 腰をモジモジさせる仕草から、きっと股間に道具を呑み込まされているのだろうと真梨子は思った。

「後はこのウィッグを被ると完成ね。さあ!出来たわ! どう?」

 手鏡を渡され鏡を覗いて驚いた。
――えっ、これが私?
 舞台化粧というのだろうか、青や赤のアイシャドウやチークが施されまるで宝塚のスターのよう派手ななメイクで、自分で見てもまったく自分とは思えない…
 紫のボブカットのウィッグが良く映える派手な顔だちになっていた。
――綺麗…

「どう? 気に入った?」
「…はい でも…」
「大丈夫よ。 真梨子さんだなんて絶対わからないわ。 私でもいきなり街で出逢ったらわからないと思うわ」

「今日は文字通り牝犬にしてあげる」 
 クリーム状のものがアナルに塗り付けられ、雅の細い指が、アナルに挿し入れられた。
「ああああ はぁん… ママ… 」
(くちゅ、くちゅ)
 揉み解すように指をアナルが出入りする。
 怪しい気持ちが湧き上がって、アナルがむず痒く熱くなってきた。

「随分と可愛がって貰ってるんでしょ、ココ! もう十分ほぐれてきたわね」
「あああ 恥かしい…」
「牝犬らしく尻尾をつけてあげるわね」

「うああはぁぁぁ…」
 先端に栗毛の馬の尻尾のような房が植えられたディルドウが、真梨子のアナルに埋め込まれた。
「でもこれじゃ牝犬っていうよりお馬さんね。あははっ! 順ちゃんから預かっている今日の衣装はこれだけよ」
――あぁぁぁ 恥ずかしい…

「貴女、せっかく変装したんだから”由梨”で恥ずかしい姿を晒したら意味無いと思わない?! 変装したこの顔の下にはドール・ユリの真梨子さんそっくりのあの顔があるってことになっちゃうもの。 由梨の復帰って言うより新しい牝犬のデビューね!」
――新しい牝犬…
「”由梨”はドール・ユリに任せて、そうねぇ… この顔に変装した貴女は今から牝犬・遥(はるか)よ! 何でも順ちゃんの初恋の人の名前らしいわ。ほほほっ」
――わたし… 牝犬 はるか…

「これは私からのプレゼントよ」
 そう言って雅が取り出したクリップの先に錘がついた物を両乳首のリップルリングに挟んだ。
 今まで付けられた中で一番重量があり、乳首が下へ無様に垂れ下がる。
「あぅぅぅ… うぁぁぁあああぁぁぁ ママっ 許してくださいぃぃ」
「だめよ!」

「うぐっ… うあぁぁぁ だ、だめぇ…」
 同じ錘がクリトリスのリングにも付けられた。
 真梨子は小刻みに痙攣し、迫る快感の波に耐えていた。
「オマ○コに南京錠は付けないわよ! せっかく変装してもここが一緒だったらばれちゃうもの。 いいわね、真梨子さん!」
「あああぁぁぁぁ そんなぁ…」
「それと貴女、いつもその黒いチョーカー付けているの?」
「…はい……」
「せっかく遥になるんだから、ゴールドのチョーカーに替えて上げましょうか?」
「ゴールドのチョーカー?! はっ! い、いえ、このままで…」
「そう?! どうせなら皆さんのオチ○ポをヴァギナやアナルに挿れて貰えばいいのに」
「いえ… それだけは…」
「ほほっ、まあいいわ。 とにかく真梨子の本性を”遥”に託してイヤらしい貴女を心置きなく楽しみなさい! いいわね!」
「あぁぁ… は、はい…」

   ◆

■つづき

■目次2

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊