真梨子
羽佐間 修:作

■ 第6章 従属15

−お仕置き− 7月29日(金)U

 小松原がトイレから席に戻ると、真梨子は、ソファに深々と座る梶の股間に顔を埋め、梶の ペニスを淫らな音をたてて懸命にしゃぶっているところだった。
 小松原の方に向かって怪しく蠢く尻の割れ目から、濡れそぼった秘裂も恥ずかしい窄まりも覗いていた。

「随分ごゆっくりでしたね、先生」
 真梨子がビクンと身体を弾ませる。
「あっ、これは失礼しました。 美人のママさんとちょっと話しこんでしまいました」
「そうですか。 私は待ちきれずに、先生に味わって貰おうと思っていた遥をお先に摘み喰いをしています。 あっはっは」
――あああぁぁぁ 先生… お願い!気付かないでください… 
 真梨子は小松原の視界から顔を懸命に背けようと梶の股間に更に深く顔を埋め、淫らな愛撫に没頭する。
「あっはっは ご遠慮なく」

「先生!? 確か鞭打ちとかスパンキングがお好きだと言われていませんでしたか?」
「ええ。好きですなあ。あっはっはっ」
(ジュボッ、チュボッ)
 男達の会話の間には、真梨子の口腔奉仕のいやらしい音が聞こえている。
「さあ、早速この遥をお仕置きしてやってくださいよ。 今日が初日だというのにこんなに濡らしてしまう淫乱女なんですよ。 これでよく昼間は役員秘書が務まるもんですよ」
「役員秘書なんですね、この子は。 ではちゃんと躾をしないといけませんな!」
――鞭打ち… お仕置き… いやぁ… そんな…
「お願いします。  向こうのギャラリーに素敵な道具を展示・販売してますからお好きなものを選んでお使いください。 プレゼントさせていただきますから」
「おお〜!それはそれは。 あっはっは! 遥君!待っていなさい」
 小松原は勢いよく立ち上がり、真梨子の剥き出しのヒップに手を置き愛しそうに語りかけた。

 小松原が席を離れた気配に梶に許しを乞おうと顔を上げようとしたが頭を押さえつけられて逆に喉奥にカリ首が進入してきた。
「ぐふぉっ…」
 吐き気と共に涙が滲んできた。
 いそいそとギャラリーへ向かい、遥をお仕置きする道具をいくつか調達して駆け戻ってきた。

「先生、そんなに焦らなくても夜はまだ長いですよ。 ふっふっふ」
「あっはっは。 こりゃ面目ない。 久しぶりなものでね。入れ込んでしまったかな。はははっ」 
 興奮しているらしく顔が紅潮し、口元にうっすら笑みを浮かべている。

「さあ、遥! お仕置きをしてあげよう! お前の顔をよ〜く見せてご覧!」
――いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 見ないで!先生… だめ〜〜!
「さあ、淫乱な顔をよ〜く見て貰え!」
 梶は股間にしがみつき離れようとしない真梨子の顎を掴んで引き剥がし、顔を小松原に向けた。
――もう… もう、お終いだわ…
 真梨子の中で一瞬時間が止まった。

 心臓が壊れてしまうのかと思うほど激しい鼓動を刻み、息苦しい。
「おおぉ! こんな綺麗な女性だったのかね!遥君」
――えっ?! あぁ… 分からないのね?! ああぁぁぁ… 私だってわからないんだわ… よかった…

「こんな綺麗な身体に生んで貰ったというのにこの子は… 親に貰った身体にこんないやらしいピアスを乳首やオ○ンコにまで付けるなんてとんでもない悪い子だね… うんとキツイお仕置きをしてあげなくちゃいけないね。遥君!」
 小松原が真梨子の乳首のリングを弄びながら、真梨子の顔をしげしげと見詰めている。
――だ、だめ!見ないで! 先生… 見ないでください…
「うん?どうした? 返事がないぞ。 ますますお仕置きが必要ですね。この子には!」
 真梨子は俯き厭々をする。
――ああぁぁぁ 先生… 本当に私だってわからないんですね…

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