真梨子
羽佐間 修:作

■ 第6章 従属16

「さあ!口を開けなさい」 
 俯く真梨子の顔を起こし、ギャラリーから持ってきた硬質ゴムの棒状の口枷を真梨子の口に咥えさせる。
(私は泣き叫ぶ声も好きなんだが、くぐもった耐える女の声がもっと好きでね)
小松原が梶に小声で耳打ちした。
「むっぐぅ…」
――先生… あの優しい顔の下にこんなサディスチックでいやらしい一面を持っているなんて…
 小松原はこれから始まるお仕置きに、嬉々とした表情で真梨子の淫肉を嬲る。
「うぐぅぅーー・・・」
――あぁぁーー 先生が私のオマ○コを触ってるぅぅ… だめぇぇーー
「遥!お前はこんな恥ずかしい格好を晒してこんなにも濡らしてしまうなんて、本当にいけない子だね!」
――あああぁぁぁ ダメ! 先生… ダメですぅ…

(パンッ!)
 掌で真梨子の尻をぶった。
「あうっ…」
「本当に遥は淫乱な子だ! 叱られているというのに私の指を締め付けてくるなんてなんていやらしいオ○ンコなんだ! この淫らな穴の中には、グニグニ蠢く悪魔が住んでいますね!」
 ニタニタ笑いながら差し挿れた指を蜜壷で捏ね回す。
「はふゅっ、ふぉっ… ぁぁうっ」
「さあ、良い子になって貰うためにお仕置きをしてあげましょう」
「幾つお尻を叩いてあげると、悪い遥が治るかなぁ?! くっくっ」
 小松原は秘裂から引き抜いた指に絡む淫汁を楽しそうに真梨子のヒップに塗りたくる。
「100回かなぁ?! 200回かぁ?! どうだい、遥?」

 小松原は立ち上がり、傍らにあったゴムの房のついた鞭を握り、真梨子の尻に向かって軽く鞭を振り降ろした。
(ピシャッ!) 
「プハッ!ああぁぁ」
――痛っ! 先生… 痛いのぉ…

(パシッ!)
「あうっ…」
(パシッ!)
「うっ…」
(パシッ!)
「うぐっぅ…」

 尻たぶを優しく撫でてはぶたれる事の繰り返し…
「いけない子だ、遥は… 良い子になるんだよ! くっくっく」
 恥ずかしさと、痛さと、そして正体がばれる化も知れない恐怖が真梨子を包む。
(ビシッ!)
「ああああうっ…」
(パシッ!)
「うあっ…」
(ピシッ!)
「あんぅぐっぅ…」

 高く掲げたヒップを打たれ続け、呻く真梨子…
 身体が崩れそうになると小松原の叱責と共に強く鞭が振り下ろされる。
 呻き声をあげ、真梨子は鞭の奔った痕が鮮明に浮きあがる尻を更にぶたれる為に持ち上げる。

 真梨子にはこの行為を止めさせる事も、逃げ出す事も何も出来ないのだ。

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