真梨子
羽佐間 修:作

■ 第6章 従属23

「もっと胸を張って立つんだ!」
かがみ込みそうになる真梨子を梶がバストを鷲づかみにして身体を起こす。
「パンツもだ!」
「ああぁぁぁ はい…」
 バストを揉まれながらTバックのショーツを下ろした。
 身にまとうのはシリコンストッパーで大腿でとめた透明に近い肌色のストッキングと黒いパンプスだけだ。
「あははっ 見てみろ! もうこんなに汚してベトベトじゃないか」
 梶が脱いだばかりのショーツを目の前にかざした。
――あああぁぁぁぁ 恥ずかしい… 

「乳をいやらしく揉んでみろ!」
「許してください…」
「早くしろ! いやらしくだぞ!」
「ああぁぁぁ  恥ずかしい…」
 真梨子は代々木公園の見渡せる明るい窓の前に素っ裸で立ち、豊かなバストを自ら揉みしだいていく。
 頭の中に白い霞がかかったようで真梨子には現実のこととは思えなかった。
―あああぁぁぁ なんなのぉぉぉ 気持ちいいの…
「腰もいやらしく振ってみろ!」
「あぁぁ 恥ずかしいぃぃ あっうぅぅん…」
悩ましく腰をうねらせると、秘裂からはジュクジュクと淫汁が大腿を伝って膝まで届いた。

「…うぁぁあああああ 気持ちいいのぉぉ ああああ」
 真梨子はとりつかれたように身体をくねらせてバストを揉み、しこった乳首を摘み愛撫する。
「いつまでやってるんだ! 変態女! くっくっくっ」

「あっ!」
 梶がいきなり髪の毛を捉み、梶のデスクの下に押し込めようとしてきた。
 両袖の立派なデスクの下で膝を屈し、土下座をするような格好で真梨子の裸体はすっぽりと収まった。
 チェアに座った梶はすばやくチャックを下ろし、足元に蹲る真梨子の鼻先に既にいきりたった赤黒い傘の張った怒張を突き出してきた。

―うっ… 臭い…
 吐き気を催す梶の牡臭は、デスクの下で跪く真梨子の惨めさを煽り、涙を誘う。
 しかしその惨めさが真梨子の牝芯をざわめかせ、ヴァギナは更に蜜を噴き零す。
 「早くしないと、菅野が戻ってくるぞ」

「ああぁぁぁ…」
 真梨子は、梶の亀頭にそっと舌を這わせた。
 その先端は先奔り液でヌルヌルとして、真梨子の舌の間で糸を引く。

「咥えろ!」
 梶が髪を掴んでペニスを押し付けてきた。
 真梨子は大きく口を開き、梶のペニスを頬張る。
(ウッグッ…)

 頬を伝って流れる涙が梶の一物に流れ落ちた。
「もっと丹念に愛撫しないか!早く搾り取らないとこんな淫らな姿を秋山達に見られてしまうぞ」

(ウゴッフォッ…)
 梶の怒張は真梨子の喉奥にまで届いた。

   ◆
(グチュ、グチュ、グチュ)
 いやらしい音をたて真梨子は懸命に梶のペニスを愛撫する。

(ピッ ピッピーッ)
 プロジェクトルームのセキュリティ解除の電子音が聞こえ、ドアが開き数名の足音が響く。
「只今戻りました」
――ひぃ! 久美ちゃん?!…
 真梨子が恐れていた事態になってしまった。
「おう菅野、お帰り」
「あっ、梶部長、お久しぶりですね」
――吉野さん?!…  いやぁぁ…
 真梨子は梶の机の下で、梶の怒張を口から離し、生きた心地もせず体を縮込めて様子を窺う。

■つづき

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