真梨子
羽佐間 修:作

■ 第7章 淫獄9

−玩具−  8月7日(日)

――あぁぁ わたし、、、 また気を遣ってしまったんだ、、、

 あづみと久美の二人がかりで、めくるめくレズビアンの世界を彷徨わされた。
 そして久美とも双頭ディルドウで繋がり、恥ずかしい快感を共に味わって深淵に堕ち、股間は今もその淫具で繋がったまま絨毯の上に横たわっている。
 目をやると、久美は未だ淫魔に囚われたまま意識を失っていた。
 既に日付が代わり、この秘密の場所に来てからだけでも5時間近く陵辱を受け続け、真梨子は息をするのも気だるい程疲れていた。

 「あっ、、、」
 目の前がいきなり真っ暗になった。
 真梨子は目隠しで再び視界を奪われてしまった。
――誰?! もう、許して、、、

「女の優しい愛撫では物足りないでしょう?! 貴女に素敵なプレゼントよ。 お前達のいやらしいレズプレイを見て逞しいオチンチンが5本も勃起したまま貴女を待っていてくださったのよ。 貴女がお口で皆様をお慰めをして、その中から今夜貴女を虐めて頂くお方を特別に選ばせてあげるわ」
――この声は… 雅ママ…

「あっ!」
 首を引っ張られ、身体を起こされると股間のディルドウは久美の股間から外れ、その淫具は真梨子の股間に残って宙に浮いた。
「おほほっ。 何時までも喰いついて離したくないのね?!」

 気を失っている間に首輪と両手、両足には鎖で繋がった枷が付けられていた。
 鎖の擦れる音をさせながら引かれる方へ四つん這いで進む。
 四肢を交互に進めると、ヌルリとディルドウが抜け落ちてゴトリと音をたてて床に転がった。
――今夜虐めて頂くって、、、まだ私、いたぶられるの、、、 それに5人もの人に恥ずかしい姿を見られていたんだわ…

 真梨子の脳裏には先日、プロジェクトチームのメンバーのペニスをフェラチオさせられたことがよぎる。
 まるで恥ずかしい姿を晒した自分を探すかのように、、、

「さあ、早くしなさい」
 左端の男の膝にすがり、そしてあるべき位置の怒張を口に含む。

 悲しくて、惨めで、夫を裏切っている背徳感が真梨子を煽り、淫汁を溢れさせる。
「皆さん。 今夜はモデルを務めたこの真梨子の慰労会ですから、射精を辛抱なさらず鼻をかむようなおつもりで、ご褒美の精子を真梨子の口に注いでやってくださいな。 皆様それぞれがあまり長持ちなされると、選ばれた方が後でこの奴隷が使い物になりませんでし?! よろしくお願いしますわ」

 (ジュッポッ、ジュッポッ…)
 吐き気をもよおしながらも喉奥にペニスを呑み込む。
 棹を指先で摩り、袋を愛撫する。
「うおっ」
 呻き声と共に亀頭が膨らみ、一人目の男が真梨子の口の中で果てた。
 ビクン、ビクン、と波打つたびにドロリした塊が喉に打ち当たる。
――ああぁぁぁ わたし… まるで変態よ!
 屈辱の行為をしているのに秘奥からは止め処もなく淫汁が溢れてくるのを真梨子は恥じていた。

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