真梨子
羽佐間 修:作

■ 第7章 淫獄18

「もう、いい」
「、、、はい」
 啓介の股間から顔をあげ、啓介に見詰められているのを知ると、羞恥心が真梨子を包み、頬が赤らむ。
 いくら陵辱しても醒める事がないこの真梨子の恥じらいこそが啓介を魅了し、真梨子への陵辱が何時までも新鮮な悦びを呼び起こすのだ。
 
「そのままで家に帰るか?! ん?!」
「あぁぁぁ、、、」
 真梨子は動揺した。 その言葉の意味は、このまま裸で外へ出ろということだ。
――ケイスケさまの命に従わなきゃ、、、
 ようやく陽が沈み、外は薄暗くなっているが、ここは真梨子の住むマンションの真ん前で、毎日挨拶を交わす管理人の窓口の灯りも直ぐそこに見えているのだ。
「ぁぁっぅぅ、、、 どうか、、、ゆ、許してください、、、 何か着させてください、、、」

「ふふっ、近未来の上場企業社長婦人を露出狂だと世間に知らせるにはまだ早いな。 これを着ろ」

「あっ、はい。 ありがとうございます」
 手渡されたのはすみれ色のショーゼットのスリップドレスだった。
「早くしろ」
「は、はい。 ごめんなさい、、、」

 真梨子は慌ててドレスを頭から被る。
 まだ全身が覆えていないのに運転手が真梨子のサイドのドアを開く。 そして真梨子の腕を取り、素足のまま転がるように焼けた道路に引き出した。
 足元に啓介が投げてきたハイヒールがアスファルトに転がる。
 膝を浅く曲げ、生尻を半分あらわにしながらヒールを履いた。

「おい。 忘れ物だ!」
 振り返ってみると啓介が、クリスタル製のア○ルプラグを手にしている。
「挿れてやる。 尻を出せ」
「あぅぅぅ、、、 はい」
 自宅マンション前で車に向かって桃尻を差しだし、ア○ルプラグの挿入を待つ。 右側はドアの影に隠れているが、歩道の反対側からや、正面のマンションから住人が出てくると隠れようがない。
――ケイスケさま、、、 早くぅぅ、、、
「うぅぅあああぁぁぁ、、、」
 浣腸で下腹がかなり張った状態のところに、プラグが押し入り、腸腔は更に圧迫され真梨子は眉間を歪め苦痛に喘いだ。。

「さあ、これで部屋に帰るまでお漏らしの心配はなくなったな。 また気が向いたら遊んでやる。 行け」

 ドアが閉まるや否や啓介を乗せた車は走りだしす。 小さくなる車の影に向かって真梨子は小さな声で『はい』と返事をした。
 啓介の車が見えなくなっても呆然とその方向を見詰めていたが、真梨子は裸同然の格好で人立ちすくんでいる事に気付く。
――いやっ、、、 は、恥ずかしい!
 スカートの裾を押さえ、マンションの入り口に向かった。 しかし下腹が痛み、素早く足を運ぶ事が出来ない。
 花芯から淫らな愛液が大腿に流れ落ち、歩を進めるたびに擦れあう太股が淫汁で滑る感触は、啓介が今もまた身体に纏わりつき真梨子をいたぶっているような気がする。

「あっ、、、」
 エントランスへのステップに足を掛けた時、一筋、膝の裏まで淫汁が伝い流れた。 
――あぁぁぁ、、、 どうしよう、、、
 人目を気遣い拭う事も出来ない。
 管理人室の前を顔を伏せるように通り過ぎ、誰にも会うこともなくやっとエレベータに身を隠した。

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