真梨子
羽佐間 修:作

■ 第7章 淫獄19

「あっくぅぅぅ、、、」
 後数メートルで自分の部屋というところで立ち止まってしまった。
――あぅぅぅ、、、 つらいんです、、、 ケイスケさまぁぁぁ、、、
 最初のの便意の波が真梨子を襲ってきた。 ガラスのプラグを懸命に喰い締め、壁を伝うようにして何とかドアの前に辿り着いた。

 焦りながら鍵を開けると、なんとチェーンが掛かっていたのだ。
「はっ、、、 うそ、、、」
――どうしよう、、、 俊ちゃんだわ、、、 あの子、しばらく軽井沢に行くって言ってたのに、、、
(姉さん?)
 部屋の中から微かに俊一の声が聞こえ、足音が近付いてくる。
――あぁぁ、、、 こんな格好のままで俊ちゃんに会いたくない! どこかで服を着替えなきゃ。 あっ、、、
 「おかえりー、姉さん。 日曜やのに仕事だったんかあ」
 チェーンが外れる音がして、ドアが開いた。

「あっ、、、た、ただいま、、、俊ちゃん…  帰ってたのね、、、」
「ああ、少し前にね」
 真梨子は恥ずかしくて俊一の顔を見ることが出来ずただ俯いていた。
「えっ?! 何だよ! なんて格好してんだよ、姉さん! そこらのアホ女みたいな格好して〜」
 真梨子は咄嗟にバストの膨らみが露なドレスの前を手で覆った。
「し、失礼ねぇ、、、 これっ、高価なドレスなのよ、、、   高倉ビューティのパ、パーティがあったの、、、急に参加するように言われて、、、 わたし、こっちにはドレスなんて持ってきていないから高倉の方にお借りしたのよ、、、 ちょっと派手だったかしら、、、」
――! 姉さん、、、
 俊一はバストの前で交差する真梨子の華奢な手首に縄目の紅い痕が微かに残っているのを見逃さなかった。

「ふ〜ん。 こんな色っぽい姉さんの姿、初めてだな。 結構いけてるでぇ」
「もう。 からかわないで、、、 俊ちゃん」
「そんなことより、姉さん、腹減った〜。 なんか旨いモン作ってくれよ」
「えっ、ええ、いいわよ。 でも先にシャワーを浴びさせてね。 汗かいちゃったから、、、」

 俊一の脇を逃げるようにすり抜け、自室へ向かう真梨子の後ろ姿は、堪らなく魅力的で女そのものだった。
――この匂い、、、
 真梨子の残り香に、香水の香に混じって、姉の牝の臭いを嗅ぎ取った。
――姉さんのパンティの匂いと同じだ…  それに手首の縄の痕… さっきまで誰かに縛られて虐められてたのか?! 久美や裕美みたいに…
 
 姉・真梨子が二日間ぶっ通しで抱いていたマゾ女達と同じかも知れないと思うと、俊一の一物に一気に精気が漲ってきた。
――姉さん、、、
 真梨子がドアの向うに消えていなければ、姉を後ろから抱きしめ、押し倒してしまっていたかもしれないと俊一は欲情しながらも怖くなった。

   ◆

(ぎゅるっ、、、ぐーぎゅるるっ・・・)
 真梨子の下腹が悲鳴を上げている。
 熱いお湯をバストにあてながら髪を洗っていた。
 啓介に命じられたわけではないが髪を洗う間、排泄の欲求に耐えようと真梨子は自分に課した。
 真梨子は俊一が戻っていた事を少し恨めしく感じていた。 俊一が戻っていなかったらベッドルームで限界まで我慢しながらオナニーに耽っていたに違いない。 そして恥辱の噴流を排出しながら何度も何度も逝ったはずだった。

 髪を洗い終え、バスタブに手を付いた真梨子は、既に便意とともに下腹部から込み上げてくる怪しい快感に包まれ全身が疼き始めていた。
――ケイスケさまから頂いたモノ、、、出していいですかぁぁぁ
 一旦しゃがんで身構えたが、直ぐに思い直して膝を伸ばし真梨子はお尻を高くかかげた。 高い位置から噴流を撒き散らし、バスルームを惨めなほどに汚してしまいたいと感じたのだった。
――ケイスケさま〜〜 叱ってくださいぃぃぃ、、、 真梨子、アナルからケイスケさまのオシッコをだしますぅぅぅ、、、 バスルームでウンチをしてしまいますぅぅぅ、、、
(ブジュッ! ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!)
「いやああああっっっ!! 俊ちゃん! 見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!! ああああああああああああぁぁぁぁ」

 アナルからの噴流に身悶え、肌も露なドレス姿を見られてしまった弟・俊一に見詰められている事を想像しながら、クリ○リスのリングを自ら弄び、頭の中を真っ白にして真梨子は逝った。

■つづき

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