真梨子
羽佐間 修:作

■ 第8章 牝奴隷8

 エレベーターでホテルの地下駐車場に降りると、星野が車のライトを点滅させ合図を送ってきた。

「お疲れさん。 今日の仕事はコレで終わりだ。 売り上げを渡せ」
 助手席に乗り込み、ドアを閉めた途端、星野が下卑た笑みを浮かべて言った。

 バッグから小松原から貰った30万が入った封筒を取り出し、星野に手渡す。
 星野は手際よく札を数え、そのうちの一部を真梨子の胸の谷間にねじ込んだ。
「お前の取り分だ」
「……」
「どうだ、お前の身体で稼いだ感想は?! 気持ちよくてほんの数時間で10万円も稼げるなんてお前の天職だな?! あ〜〜はっはっはっ」
「……」
「ふん。 恩師にぶたれて気が狂いそうな程、気持ちよかったんだろうが! 先生のチ○ポにむしゃぶりついてよがり狂ったんだろ?!」
「そんなこと、、、」
「インポかと思っていた先生のチ○ポが逞しくて驚いたか?!」
 星野がコンソールを操作すると、カーナビかと思っていた液晶画面に映像が映り、大きな音量で声が聞こえてきた。

(ああああああ センセイ… ああ、止めないでください…)
『ごめんなさいだろ! いい子になりますだろ!』
(あっくぅぅぅ ごめんなさい! い、いい子になります! ま、真梨子 いい子に…)
(ピシッ! パシッ!)
(ああああああぁぁぁぁぁ せんせ〜〜〜っ! イヤぁぁぁ…やめてぇぇぇ…お願いぃぃぃ… ぁ、ぁ、、ぁ、、、イっちゃぅぅ、、)
(いけない子だ! お仕置きだぞ! 真梨子君!)
パン! パン! お尻を叩きながら小松原は四つん這いの真梨子のヒップにシャフトを繰り出す映像が映っている。
(ああああああああぁぁぁぁ イっクぅぅ、、)

「あぁぁぁ 星野さん、、、 許して、、、」

「くくくっ。 ホントに淫らな淫乱女だよなあ、お前って。 見かけは楚々として上品ぶってやがるクセに一皮剥けばとんでもない変態牝犬だぜ。 ケイスケさんもモニターを見ながら呆れた牝犬だ! ってぼやいてたぞ」
「あぁぁぁぁ そんな、、、」
 見られているのはわかっていたが、改めて自ら恩師に腰を振り、快楽に押し流されている淫らな様をケイスケに見られていた事を星野に知らされ、身体が熱く疼いてくる。
――ケイスケさま、、、 真梨子を叱ってください、、、 浩二さん、、、 真梨子は、、、

 星野の駆る車は、夜の東京を軽やかに疾走した。

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