真梨子
羽佐間 修:作

■ 第8章 牝奴隷12

 しかし、リビングに行くと灯りは消えて、カーテンが開け放たれた窓から入る街のネオンの薄明かりでぼんやりと家具のシルエットだけが見えた。
「俊ちゃん、、、 ねっ、、、 俊ちゃん、、、」
 ライトを点けようと壁際のスイッチを探る。

「きゃっ〜!」

 いきなり黒い塊が真梨子をソファに押し倒す。
「きゃーーーっ! だ、だれっ!」

 ソファの陰で全裸で息を潜めていた俊一が真梨子に襲い掛かかった。
「姉さ〜〜ん! 姉さん! ずっと、ずっと〜〜〜  好きだったんだぁ〜〜〜!」
 俊一は遮二無二真梨子の身体を掻き抱く。
「きゃ――! な、何するの、俊ちゃん! だ、ダメ――――! 俊ちゃん! ダメよ、目を覚まして〜! 私たち兄弟なのよ!」
 俊一は力を振り絞って逃れようとする真梨子の身体を易々と押さえつけ、胸をはだけて乳房を乱暴に弄ってきた。
「うるさい! 姉さんがいやらしい匂いをプンプンまき散らすからだろ〜! 姉さんが悪いんだぁ〜〜〜!」
「いやぁ〜っ! 止めて、俊ちゃん! お願いだから〜〜〜」
 タンクトップを捲りあげると、たゆたゆと揺れる柔らかい乳房の先端にニップルリングに飾られた小さな乳首が震えていた。
 ゴクリ! と生唾を飲み込み、俊一は腹を空かせた赤ん坊のように真梨子の乳首に吸い付く。
「ひぃっ〜〜〜! だ、ダメ〜〜〜っ!」
 風呂上りの真梨子の身体からはシャンプーの香りに混じって俊一を蕩かす真梨子の甘い体臭が漂い、俊一の劣情を更に掻き立て獣に変えていく。

「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ ダメ〜〜〜っ脱がさないでっ!」
 瞬く間にタンクトップを脱がされ、短パンと一緒にショーツも剥ぎ取られ、真梨子は俊一の腕の中で素っ裸にされてしまった。
 真梨子は必死でもがくが、背徳の欲望に狂いフットボールで鍛えた俊一の腕力の前ではなす術もない。 腕の中で暴れる真梨子の体温、柔らかでしっとりとした肌、何もかもが俊一には愛しい。 許されぬ一線を踏み越える決心をしたつもりでも激しい抵抗をする姉が不憫で、そして怖かった。

――と、とにかく一度挿れてしまうんだ!
 真梨子の膝を抱えて割り裂き、身体をこじ入れる。 激しく抵抗する真梨子の口を手で塞ぎ、そして真梨子のヴァギナに手を伸ばした。
――おぉっ! ぬ、濡れてる、、、姉さん、、、
 俊一は風呂上りで何の前技もせず、しかも強姦されようとしている姉の身体がこんなにも濡れていることに驚き、そして姉の性癖に確信を持った。
 そそり立つ剛棒の切っ先を真梨子のヴァギナにあてがい、腰を沈めオ○ンコにずぶりと差し入れる。
「あふぉぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」くぐもった真梨子の叫びが掌からこぼれる。
「ううむぅぅ、、、」 俊一は驚き思わず呻き声を漏らしてしまった。
――なんなんだ?! コレ、、、
 姉の膣(なか)は燃えているように熱く、入り組んだ襞が蠢き、まるで別の生き物がペニスを包み込んでいるような感じがする。
――なんて気持ちいいんだ、姉さんの膣(なか)、、、
「あふぉがははふぁ、かふぁひゃふぇてぇ」
 顔を揺すり必死で叫ぶが真梨子の声は届かない。
 俊一は身体を小刻みに揺すり、ペニスに振動を送る。 姉の嗚咽を聞きながら暫く続けると、姉の膣は粘質の愛液で満たされ俊一の怒張を奥へ奥へと引き込むようにきつく包み込む。
――姉さん、、、 感じてるんだ!
 塞いだ口から漏れる息遣いが何か音色が変わり、鼻から甘い吐息さえ聞こえるようだ。
 気を良くした俊一は、両膝を抱えて真梨子の身体を二つに折り、腰の動きを大きなストロークに変えて真梨子に挑む。
「あああああぁぁぁぁぁ〜〜〜 俊ちゃん、、、 ダメよ〜〜〜 いけないわ! ぁぁぁああんぅぅぅ」
 開放された真梨子の口からは、俊一に対する叱責を吐いても明らかに媚を含んだ甘い牝の声だ。

 抜き差しするたびに真梨子のヴァギナで淫蜜の弾ける音が漏れる。
(ぐちゅ、くちゅ、ぐちゅ)
 律動に呼応して真梨子の漏らす声は、紛れもなく快感に応える女のそれに変わっている。
「あっ! あん、、、 あっぁぁ、、、 あん!」
 真梨子の官能が昂まるにつれ、膣がきゅーっと収縮し俊一を追い上げる。
――うぁっ! だ、ダメだ、、、
「ねっ、姉さん、、、 ね〜〜さ〜〜ん」
「あっ、あっ、いやあああああああああああああぁぁぁぁ〜〜」

 とうとう俊一が真梨子の膣に禁断の精を放ち果てた。

■つづき

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