真梨子
羽佐間 修:作

■ 第8章 牝奴隷22

「満足したかね!?」
「は、はい、、、ご馳走様でした、、、」
「そうか。 じゃ僕は出張の準備があるからこれで帰るよ。 真梨子、気をつけて帰りなさい」
 そう言い捨てて啓介はそそくさと部屋を出て行った。  ギャルソンの入江も小走りで後を追った。
――えっ、 そんな、、、 抱いてくれない、、、

 狂おしいほどに昂ぶっていた官能は、一刻も早く啓介の陵辱を欲していた。  狂おしいほどに昂ぶっていた官能は、一刻も早く啓介の陵辱を欲していた。 啓介の惨い仕打ちに身悶えして耐え、啓介の意を推し量ろうとした。
 しかし啓介が帰ってしまったショックもさることながら、程なくパーティションを隔てた店内のざわめきがやけにはっきりと聞こえだし、一人きりで全裸でいることが堪らなく恥ずかしく恐ろしくなってきた。 
――早く服を着なきゃ、、、

「お楽しみいただけましたでしょうか?!」
――ひっ!
 そこへソムリエの佐野が部屋に入ってきた。
「えっ、ええ、、、 とても美味しかったです、、、 あのぉ、、、 よ、洋服をお願いします、、、 着替えたいので、、、」

「はい。 かしこまりました」
 暫くして真梨子のブラウスや下着が掛かったハンガーを手に佐野が戻ってきた。

 服を受け取ったものの、いくら待っても佐野が部屋を出て行く気配がしない。 気配りの無さはこのギャルソンらしくないと真梨子は感じていた。
「あ、あの、、、ごめんなさい、、、 着替えますから一人にして頂けますか!?、、、」
 しかしギャルソンは掌を開いて真梨子を制するような仕草をし、そして思いもつかぬ驚愕の言葉が返ってきた。
「お連れ様より、お洋服をお返しする時には、貴女様のお身体に預けている玩具と交換してくれと言付かっておりますもので、、、」
 その声には憐憫と好奇の色が入り混じっているように真梨子は感じた。
――あぁぁぁ この場に居られずともこんなにも真梨子を辱められるんですね、、、ケイスケさま、、、

「お、お願いです! どうか見ないでください、、、」
「、、、お客様、、、 誠に申し訳ありませんが、手前どもの方でお身体から取り外すようにとのお申し付けでございまして、、、」
「そ、そんな、、、」
――ケイスケさま、、、 真梨子、、、恥ずかしいです、、、
 虐められ、辱められ程に真梨子を包み惑わすあの怪しい波動が身体の奥から噴出してきた。
「ぁぁぁぁぁ、、、、」
――ワタシ、、、この人に、、、
 心臓が壊れてしまうかと思うほど激しく鼓動を刻み、夥しい愛液が吹き出してくる。

「ささっ、お嬢様。 この椅子に足を乗せてください」 ギャルソンが真梨子の前に椅子を引き寄せる。
「どうぞ、肩に掴まってください」
 片膝を付いて足元にかしずく男の肩に真梨子は手を乗せ、そしてゆっくりと右足を引き上げて椅子に乗せた。

「おおぅ、、、 これは、、、」
 目の前に開かれた美しく淫らな股間に佐野はおもわず感嘆の声を漏らす。

 真梨子は眩暈がしそうなほど興奮し、心臓が張り裂けそうだ。
「では、失礼します」
 ギャルソンの指が、ラヴィアから微かに覗くディルドウのリングに指を絡め引き抜き始めた。
「ああん、あっ、、、」
 佐野の肩を掴む手に力が入る。
「あああぁぁぁぁぁ」
 捻るようにしてもどかしい程ゆっくりと引き出されるディルドウは、膣肉を妖しく擦り、真梨子の官能を蕩けさせる。 そして先端の太い珠が引き出される時、(ジュボッ!)っと蜜壷は死にたくなるような恥ずかしい音を発した。
「あぁぁぁぁ、、、、ぅっくぅ、、、」 身体がブルブル震え、真梨子は軽いアクメに達し、痙攣する身体をギャルソンに預ける。
 眼を開けると男が持つディルドウは白濁した真梨子の愛液で濡れ光っていた。
――あぁぁぁぁぁ、、、 は、恥ずかしい、、、
 ディルドウから垂れ下がるに気が狂いそうなほどの羞恥心がゾクゾクする被虐の快感を煽る。

「あぅ、、、すいませんでした、、、 じゃ、、、着替えますから、、、」

「、、、あのぉ、お客様。 玩具は2つお預けになっているとお聞きしておりますが、、、」

 浩二を知ってギャルソン・佐野にア○ルから淫具を取り出されなければならないことは、真梨子には端から分かっていたのだ。 改めて佐野からア○ルの淫具のことを指摘され、この瞬間に慎みも貞操も何もかも失ってしまった。 
 佐野にア○ルから淫らなディルドウを取り出され、蔑みの視線を投げつけられたいと、真梨子は心の底から願っている。
「あぁぁぁぁ、、、、 そ、そうでしたわ、、、 ごめんなさい、、、」
 真梨子は憑かれたような愉悦の表情を浮かべ、震える声で佐野に詫びた。 そしてよろける様に窓際に近寄り、夜景の広がる窓に両手を付き両足を大きく広げてヒップを佐野に晒した。

「ご、ごめんなさい、、、 お尻に、、、私のお尻に、、、もう一つの玩具が、、、、 取ってくださいぃぃぃ、、、 ああああぁぁぁ」
 真梨子は涙を滲ませ、恥辱の快楽に浸り、堰を切ったように溢れ出る真梨子の媚態に引き寄せられた佐野が、誘うように蠢く尻の前に跪いた。 

「お願いですぅぅぅ、、、 ぁぁぁ、、、 お尻、、、取ってくださいぃぃぃ ぁぁぁぁぁ」
 淫汁にまみれた真梨子のヒップを貫く淫具を佐野の指が捉えた。
「あっ! ぅぅぅぅ」
 アナルパールの珠が一つずつ、窄まりを盛り上げては吐き出され、その度にくぐもった喜悦の声を漏らす。
「うあぁ、、、」
「うぐぅぅ、、、」
 最後の一つがプルンと抜け出した時、真梨子はギャルソンの前で、場違いなあられもない声を発し、淫魔獄へと崩れ堕ちていった。

■つづき

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