真梨子
羽佐間 修:作

■ 第9章 肉人形9

− 陵辱オフィス − 8月26日(金)U

「う、、、 んぅぅ、、、」
 煌々と明るいオフィスのデスクの上で全裸で秋山の激しく巧みな手淫で嬲られる恥辱は、真梨子を被虐の炎で包み、肉芽をつねり上げられた瞬間、絶叫して崩れ落ち失神してしまった。
――わたし、、、  どこ?
 目を開けても辺りは真っ暗だった。 真梨子は身体を起こそうとしたが身動きが取れない。 何かに覆いかぶさるような姿勢で四肢を固定されている。

――プロジェクトルームなの?!、、、
 次第に目が慣れ、ブラインドの隙間から差し込む街路灯の光で薄ぼんやりと部屋のシルエットが浮き上がり、プロジェクトルームの応接のソファの背に腹ばいの体勢で縛られていることに気づいた。  耳を澄まし部屋の様子を探ってみても、誰も居る気配は感じない。
――逃げなきゃ、、、
 懸命に手足をもがく。 手と足がソファの下をくぐる縄で繋げられているらしく、ガタガタとソファが少しずれただけで逃れようがない事を悟った。

――これからどうされるの、、、
 秋山に梶との恥ずかしい日々の秘密を知られ、秋山に晒してしまった恥辱を思うと、真梨子は激しい嫌悪に包まれ胸が張り裂けそうだ。
 無人に近いオフィスビルの中とはいえ、入り口のドアに向かって股を広げ、無防備なヒップを晒し身動きがとれない状況は、とてつもなく真梨子の不安を駆り立てる。
 更なる恥辱が加えられることになっても早く秋山に戻ってきて欲しいと真梨子は願い聞き耳を立て続ける。
(ドック、ドック、ドック……)
 静寂の中で、背もたれにぴたりと密着し圧しつぶされたバストから、うわずった鼓動がやけに大きく伝わってくる。
(ドック、ドックン、ドック……)

 待つほどにやがて戻ってくる秋山からうける陵辱に想いが巡ってしまう。 想像し考えるほどに身体の奥からふつふつと被虐の炎がチロチロと燃えだしてきているのが、真梨子にはおぞましく悲しかった。

「はっ、、、」
 かすかに廊下の遠くで靴音が聞こえた。
 足音は次第に近づきプロジェクトルームの前で止まる。
――秋山さん?!
 セキュリティが解除されドアが開く気配がした。
 足音は入り口から真っ直ぐに真梨子に近付き、真後ろで止まった。 
――秋山さんなんでしょ?! 誰?、、、 いやぁ、、、
 背後に立つ人物の息づかいがはっきりと聞こえて真梨子の不安は極まる。
 状況から秋山が戻ってくると疑うこともなかったが、思えばプロジェクトメンバーは全員カードキーを持っているし、警備の人間も持っているのだ。 何も声を発せず自分の真後ろでた佇むだけの人物が誰なのか恐怖が真梨子を包む。

「あっ、秋山さん、、、」 たまらずに真梨子は口にした。

何も反応はなく、やがてその息づかいがヒップの間近に移動して、その時にムスク系コロンの強い香りが漂ってきた。
――ち、違う、、、 秋山さんじゃない、、、 だっ、誰なの?

「あっ!」
 手が尻たぶに置かれ、無造作に左右に割り開く。 秘めた窄まりに冷気が触れた。
「いっ、いやああぁぁぁ、、、」
 そして、舌先が真梨子の秘裂にそっと舐めあげた。
「ぁぁぁぁぁぅぅん、、、、」

(カチャ、カチャ)
 ベルトをはずす音が聞こえてきた。
「ぁぁぁぁ、、、 だ、だめっ! いやぁ、、、」
 男の手がヒップに触れる。
「ゆるしてぇ、、、 誰なの、、、 お願い、、、」

 両方の尻肉をがしっと掴み、尻たぶを左右に開き、そしていきなり身体の奥深くまで怒張が貫いてきた。
「ああああああああぁぁぁぁぁぁっ」
 太い鋼のような幹が圧倒的な存在感でズブズブと媚肉を分け入り、子宮口をその切っ先が打つ。 
 そして大きく開いた傘が膣肉を抉り出すかのように膣口へ引いていく。
――凄い、、、気持ちいい、、、
 男は一言も発することなく凶器のような肉棒で真梨子の柔肉をリズミカルに突き上げていく。
「ああああっ、あっ、ああぁぁぁ いい〜〜〜 」
 誰だかわからない男に陵辱される、そのことだけで真梨子の被虐心は燃え、真梨子は喜悦の涕泣を零す。
 男が飽くことなく繰り出す抽送に髪を振り乱して快楽に漂う。
 乳房を背後から荒々しくも揉みしだかれ、子宮を怒張が突き上げる度に、幾度も幾度もアクメが襲い、頭に白い閃光が奔る。 
「あっ、あっ、死んじゃうぅぅぅぅ〜〜〜 イっくううう〜〜〜〜」
 白い喉を反らしビクンビクンと身体を硬直させ、いまわの声を放って真梨子は堕ちた。 そして怒張を引き込むように蠢き収縮する膣奥で熱い迸りが弾けた。

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