真梨子
羽佐間 修:作

■ 第9章 肉人形15

「このオス犬の尻の穴を舐めてやれ」
「……はい、、、」
 久し振りに聞く啓介の怜悧な声で、ズキンと心が跳ねる。 言われるまま唇を竿から袋へ這わせ、そして舌先をその後ろにある窄まりへと伸ばした。
――えっ?!
 その窄まりには血管が瘤のように腫れた赤銅色の肉棒が突き刺さっていたのだ。
「ふふっ。 まだ新米だが、お前と同じようにケツの穴を掘られるのが大好きなオス犬だ。 二匹揃っていい声で啼け!」
――オス犬、、、

 2匹の尻犬は、啓介と黒い大男に身体を抱えられ、ソファの左右の肘掛に身体を折り伏せられ、ソファの中央で顔が重なった。
 
「グフォッ! むむむ…」 凌辱者たちは、弄ぶ犬を取り換え、啓介がオス犬のア○ルを貫く。
 オス犬の息が、ボールギャグの小さな空気穴から小刻みに息苦しそうな音をたてて吹き出し、真梨子の鼻先を撫でる。
 そして、黒人が腕と見まがうような禍々しい巨根で真梨子のア○ルを貫いてきた。
「………ィ……ヤ!! んはああーーーーっっっ!!! いやぁぁっ〜〜〜〜〜! 壊れちゃうぅぅぅぅ〜〜!」
 真梨子は気が狂ったように泣き叫ぶ。

 二匹の奴隷犬は、湧き上がる愉悦に懸命に耐えようとするが、ア○ルを貫く凶器の律動が激しくなり、二匹は競うように肛悦痴獄の深淵へと堕ちていく。
「グウォッ! ガハァァ……」

「ああッ、嫌ッ、熱いッ、お尻が熱いぃぃ……ヒイッ!」

「グォッ! ググッ ウムムゥ、、、」
 男の洩らす獣のような唸り声は明らかに喜悦の色を帯びてきている。

「あぁぁぁ〜〜〜、、、あうっぅぅ、、、」
 同じように尻穴をえぐられて湧き上がる肛悦に、競うようにこぼれてしまう喘ぎ声が、気が狂いそうなほど真梨子の羞恥心を煽る。

 その時、丸太のような黒い手が真梨子の頭に延びて目隠しを解き、啓介がア○ルを犯している男の口枷を外し、二人の顔の間にボトリと落とした。

「はふぅぅぅぅ……」
 息苦しさから解放された男が安堵の長息を吐く。

「ア○ル奴隷同士、仲良くキスして慰めあうがいい」
「あぁぁ、、、」
 真梨子は恐々と目を開いた。
 身体を洗って貰う時以外、凌辱されるときはずっと視界を塞がれていた眼は、薄暗い部屋の明かりさえも眩しく、焦点がなかなか合わない。 
 見上げると、頭をこすりあわせるほど間近で肛悦に喘ぐ男のア○ルに啓介が激しくシャフトを繰り出している姿がぼんやりと像を結んだ。
 その姿に嫉妬にも似た酸えた焦りのような感情が真梨子を包む。

 よじった顔が、真梨子の方へ向き、2匹のア○ル奴隷の目が合った。
――……?! まさか、、、そんな、、、
「うむっ、、あぁぁぁ! ねっ、姉さん、、、 ウムムゥ、、、」
「いやあああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ふふふっ。  おまえへのささやかなプレゼントだ」
 目の前で啓介の怒張でア○ルを削られ、喘ぎ声をあげているのは、紛れもなく弟・俊一だった。
「あぅぅ、、、 ケ、ケイスケさまぁ〜〜〜、、、 どうしてぇぇぇ、、、惨いですぅぅ、、、 ああぁぁぁ、、、 弟は何も、、、 許してくださいぃぃぃ、、、」
 身を起こし、俊一に近づこうとする真梨子のア○ルに、黒人が深々と怒張を突き進めた。
「ングッ! ぅぅーーーーーー!!、、、あっ、ああぁぁぁ、いっ、いやあああああああ、、、」
「そらっ、俊一! 姉さんとキスをしろ! そうでないと逝かせてやらんぞ!」
 俊一は、呻きながら真梨子の唇を捉えようと顔を寄せてきた。
「あぁぁ、、、 だっ、ダメ! 俊ちゃん、、、 ダメよ…… あうむぅぅぅぅ」
 俊一が、真梨子の唇を塞ぎ、真梨子の舌を一心不乱に吸う。

「君達姉弟が夜毎近親相姦を楽しんでいたのは知っていた。 ガッカリさせるよなあ、真梨子。 僕に隠れて弟にまでケツを掘らせていたとはなあ。 僕の買った玩具を勝手に使ったりしたから俊一君にもお仕置きをさせて貰ったよ。 もっとも弟もケツ穴が好きだったとは僕も想像できなかったがな、あははっ」
「イヤあああああぁぁぁ……言わないでぇぇぇ……」
 自分のせいで弟・俊一まで淫獄に堕としてしまったと思いこまされた、真梨子は嗚咽を漏らす。
 そんな真梨子嘲笑うかのように陵辱者達は二人のア○ルに激しくシャフトを繰り出す。
「グォッ! ググッ ウムムゥ、、、ぎあぁっ! ぁぁぁぁぁ、、、、」
「ああッ、お尻が焼けるのぉぉ……ヒイッ! アッ、アッ、アッツアアッ……ウァッあああぁぁぁぁ〜〜〜 」
「さすがに姉弟だなっ! ア○ル好きは血統だ! あ〜〜はっはっ。 姉弟仲良く、二匹揃って逝くんだ!」
「グォォォォフォ〜〜〜ッ! グゥッ、、、 クゥゥゥ、、、!」
 啓介の熱い迸りは、俊一のア○ルで弾けた。
「あああぁぁぁぁ〜〜〜、イクッ、イク、、、 逝きますぅぅぅ……」
 同時に真梨子の腸腔の奥底に黒人の熱い迸りが叩きつけられ、ビクン、ビクンと痙攣したように身体を震わせ真梨子は、堕ちていった。

■つづき

■目次2

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊