ヘンタイ教師
二次元世界の調教師:作

■ 14

「もう1回ですね。
 あなたのクリちゃんはえっちで堪え性がありませんから、今度はちょっとずつご褒美をあげましょう。
 タップリ味わって、マユさんにえっちな声を聞かせてあげて下さい。」
「ああ〜っっ!!
 いい! いい!
 クリちゃんが凄くいいです、ご主人様あ〜……」

 これはとても正視に耐えない光景だった。サヤカは大声で、クリちゃんがいい、いい、と泣き叫びながら、腰をガクガクさせて悶絶しているのだ。宮本はサヤカの反応を観察して、簡単にイカせないようにリモコンを巧みに操り、彼女のよがり声を徹底的に搾り取っていく。耐え切れなくなったアタシが目をつむってしまったのを、宮本は見逃してくれなかった。リモコンを一旦切ると、背後から回した手でアタシの乳房に触れて来たのである。

「駄目ですよ、マユさん。
 スカートとパンツは脱がせたくないから、今度はちゃんと見ないとオッパイモミモミ10回にしましょう。
 あんまり気分を出してはいけませんよ。」

 うう、何て嫌らしいヤツだ。でも10回くらいならどうにかやり過ごせるだろう。そう思ったアタシだったが、宮本の湿った感じの手がおっぱいに触れて来ると、その感触だけで慄え上がりそうになっていた。

(コイツ、上手だ……)

 もうワンタッチで、それは認めざるを得ない程、宮本はテクニシャンだったのだ。下手に力を入れてくれれば痛みを我慢するだけですんだのだが、まるで触れるか触れないかのようなもどかしいくらいのソフトタッチで、宮本の手がアタシの両胸の膨らみを包み込んで来ると、全然ガードが利かずいきなりアタシの頭はピンクのもやが掛かったみたいになり、目がウルウルしてしまった。

(あ〜っ!)

 いつの間に仕掛けて来たのだろう。やはり羽毛のようなソフトタッチで、宮本の指はアタシの勃起していた乳首まで摘んでしまっていたのだ。もちろん一気に快感のボルテージが上がる。10回どころかまだ1回も揉まれていないと言うのに。
 
「インチキしないように、数えてあげましょう。
 はい、いっか〜い……」

 そして始まった宮本の乳揉みはやはり素晴らしいの一語だった。えらくゆっくりと柔らかい揉み方だったけど、それが繊細な女体には最も効果的なのだ。そしてのんびり揉み上げながら、宮本は器用に乳首を摘んだ指でクリクリ刺激を与える事も忘れない。何とも優しい快感に包み込まれたアタシはもう目を開けている事も出来なくなった。口が利けたら、サヤカに負けないくらいえっちにアンアンよがりまくっていたかも知れない。一揉み毎に絶大な歓びを与えてくれながら、宮本は何とものんびりカウントを数える。こ、これは……我慢出来ないかも知れない!

「……はい、じゅっかーい。
 ずいぶん気持ち良さそうでしたね、マユさん。
 では、しっかり目を開けて見るのですよ。」

 アタシはすっかり潤み切ってしまった目をがんばって開けながら、アッサリ引いていった宮本の手に(もっと揉んで)とはしたない事を考えてしまっていた。

「とんだ邪魔が入ってしまいましたね、サヤカさん。
 はい、又やり直しです。」

 こうしてクリトリス責めに狂喜して大声でよがりまくりながら腰をガクンガクンと慄わせ悶絶したサヤカが無事立ったままのアクメに成功すると、次はあの大きなイボバイブの出番だった。やはりクリトリスの方が辛いようで、すぐに到達してしゃがみ込んだりはしなかったけれど、ずっと動かされたサヤカは腰の動きがどんどん大きく卑猥になっていき、しまいにはまるで見せつけるかのように腰を突き出して大きくグラインドさせるものだから、余りの嫌らしさに目を背けたアタシは又宮本の乳揉み10回を味わわされていた。そこで中断が入ったので恐らく達する寸前だったサヤカは1からやり直しとなり、アタシはサヤカに心の中で謝っていたが、宮本の乳揉みでかなりエキサイトさせられたアタシは危険な考えに傾斜しつつあった。いいよね、サヤカ。だって凄く気持ち良さそうじゃない。だんだん、アンタの気持ちがわかって来たよ……

 が、クリトリス、アソコ、と来て、最後に考えたくもなかったおぞましい箇所が残っていた。

「それではサヤカさんの一番好きな所にご褒美をあげます。
 アチラのお友達のように、うつ伏せでお尻を高く上げてください。」

 宮本の言葉に、アタシはすっかり忘れていた部屋の反対側ですすり泣いているみっちゃんの方を見た。相変わらず高く上げるように固定されたお尻をプリプリ揺さぶっているようだ。あのT字帯から聞こえて来ていた音の正体もわかってしまった。みっちゃんは今サヤカが狂態を見せている快感責めをずっと味わわされているのだ。それがどの程度のものかはわからないし、いつから続いているのかもわからないが。

「さあ、お尻をしっかり振って下さい。
 マユさんにも、しっかり教えてあげましょう、アナルはとても気持ち良いって事を。」
「うおおお〜っっっ!!!
 お、お尻いっっっ!!!」
 
 サヤカの悶絶ぶりはこれまでの比ではなく、腹の底から絞り出すような重い悲鳴を絞り出すと、狂ったようにお尻をガクンガクンと揺さぶり始めた。アソコとお尻とどちらがいいかと聞かれて「お尻」と答えてしまったサヤカの言葉は本当だったようだ。

「い、いぐううううっっっっ!!!!」
 
 もうイキっぷりも悪霊に取り憑かれたのではないかと言うくらい凄まじかった。「ご主人様」と言うような言葉を挟む余裕もないようだ。が、サヤカが絶頂に達したのに宮本はリモコンを止めてやろうとしない。

「マユさん、知ってますか?
 アナルえっちは何回でもおかわりが利くんですよ。
 今日は5回イッテみましょうか……」

 宮本はやっぱり鬼畜だった。サヤカは「おしりい!」と言う言葉と「いぐう!」と言う2単語だけでまるで断末魔のような恐ろしい咆吼を張り上げ次々に昇り詰め、ほぼ連続で5回アクメに達した後でようやくリモコンでアナルバイブは止められたのだ。高く掲げられていたお尻はがっくりと落ち、全身がおこりに掛かったようにピクピク痙攣を繰り返しているサヤカ。宮本がその顔の前にしゃがみ込んで、スッと顎をしゃくるとサヤカは白目を剥き大量の涎を吹きこぼしていた。アタシはサヤカが失神しているのではないかと思ったが、そうではなかった。

「お尻は良かったですか、サヤカさん。」
「……は、はい、ご主人様……」
「私の奴隷になって、幸せでしょう?」
「……はい……
 ご主人……
 様……」

 宮本が、アタシにニヤリと笑って見せる。アタシはそのあり得ないやりとりに、心底から恐怖が込み上げて来るのを感じていた。

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