ヘンタイ教師
二次元世界の調教師:作

■ 28

 ご褒美とは股間のT字帯の事に違いない。宮本の鍵がなければ排泄が出来ず、リモコンでいつでもどこでも快楽を味わわせてくれるあれを身に着ければ、いよいよもう逃げ道はなく、アタシは本当に宮本の奴隷として羞恥と快楽の調教を受ける身となるのだ。覚悟を決めていたアタシは正座の姿勢になると、アタシのパンツをかぶったマヌケな「ヘンタイ教師」宮本の顔をじっと見上げた。宮本の横に立ったサヤカとみっちゃんは、股間に手を当てて快感を味わいながら、アタシの決断を見守っている。彼女たちはバイブの歓びをモジモジして表しながら、体でアタシに言い聞かせているようだった。こんなに気持ちいいんだよ。これを着けて一緒に楽しもうよ、と。

「ご主人様。」

 キッパリとアタシが言うと、一瞬驚きの色が3人の顔に浮かんだ。アタシにとっては十分過ぎる体験だったけど、サヤカやみっちゃんの場合と比べて余りに呆気ない陥落だと思われたのだろう。が、もうアタシの決意は固かったのだ。

「本当にいいのですね?」
「はい、先生の奴隷になります。
 ご主人様……・」
「そ、そうですか。
 ソレでは早速……」

 恐らくこう簡単に事が運ぶとは思っていなかったのだろう。宮本の方が逆にうろたえたような落ち着きのなさを見せ、例のろくでもない物品ばかり入っている机に向かった。宮本が持ち出したのは、もちろんあの黒革のT字帯だ。ペラペラの生地の下には、もう2本の男根型バイブが付いていて、クリトリスをかわいがるためのイボイボが付いているのもハッキリと見えた。

 が、アタシはそれをすぐに着けられるつもりはなかった。その前にどうしてもやっておきたい行為があったのである。

「待って下さい、ご主人様。」
「駄目ですよ、マユさん。
 怖じ気づいたのですか。」
「い、いえ……
 アタシ……」

 そう言ったアタシは正座から立ち上がると、宮本のズボンにすがりいて再び腰を落とし、股間でたくましくしているはずのモノを手で探った。

「欲しいんです、ご主人様のおち○ちんが。
 ああ、く、ください、ご主人様のおち○ちん……」

 それはアタシにとっては必然の行動だった。あんな偽物より「ご主人様」の本物のペ○スがいいに決まっているではないか。それに「ご主人様」の宮本だってそれを望むはずだ。男なら皆そうに違いない。そう、普通の男なら……

(え!?……
 ないよ……)

 アタシは自分のパンツをかぶった「ヘンタイ教師」の股間にすがりついて「ご主人様のおちんちんを下さい」などと、恥も外聞もないえっちな行動を取ってしまったのだけど、そこにあるはずの感触が見つからず戸惑ってしまった。すると宮本がゲラゲラ笑い始めたのである。

「うわはははっ!
 マユさんがここまで本物のど淫乱だとは思いませんでしたよ。
 これはとんでもないえっちな奴隷になってくれそうですねえ。」
「あ、あの、ご主人様……」

 アタシはそこで口ごもってしまった。「ご主人様」にそんな事を聞いてはいけない、と言うより1人の人間としても、それは男性に聞いてはならないタブーであると、強いためらいを覚えたからだが、宮本は自分から話し始めた。

「私はチ○ポが勃たないのですよ。
 インポってやつです、インポ。
 さ、わかったらあなたはこの太くてイボイボのでお楽しみなさい。」

 宮本は自嘲気味の口調でそう言うと、黒革のT字帯の人造ペ○スを見せて来たが、アタシは譲らなかった。

「それでもいいです、ご主人様っ!
 あ、あの、アタシにご奉仕させて下さい……」
「何だって?」

 アタシは宮本のインポで手応えの全くない股間にすり寄りながら、精一杯甘えるような媚態を作り流し目を送ってそう言った。もちろんこれは本心からの言葉であり、何か打算があっての行動ではない。「ご主人様」と口した時から、アタシの中では宮本のペ○スにまず口で奉仕するのが当然の行為として本能的に理解されていたのだ。それこそ正にアタシが「ド淫乱」に他ならない証拠なのかも知れないが。

「ふ、いいですよ。
 好きになさい。」

 宮本はそう呟くように言うとズボンを下ろし、下にはいていた女物のヒモパン(注:確かアタシのだよ、コラッ!)も脱いで下半身裸で立った。宮本のおちんちんはまるで子供のソレのように小さく縮こまってダラッとしており、完全に皮を被っていた。

「では、ご奉仕させて頂きます、ご主人様。」

 アタシが宮本の勃起しない包茎ペ○スの前に正座してそんな口上を述べると、サヤカとみっちゃんもそこに集まって来た。

「私にも下さい、ご主人様。」
「ア、アタシも欲しいです、ご主人様のおち○ちん……」

 宮本は意外な事の成り行きに、目を白黒させて戸惑っている様子だった。アタシは小声でサヤカとみっちゃんに聞いた。ねえ、コイツのチ○ポ見た事なかったの? すると2人はウンウンとうなずく。何と言う事だ。それでは宮本がインポである事は全く知らなかったわけだ。駄目じゃん。ご主人様のおち○ちんくらい知らなくては。

 アタシはまず宮本のフニャチンを手に持ち、皮が剥けないかと弄ってみた。するとすぐに剥けたのだけど、中にブツブツした垢みたいのが溜まっていて、オエッとなりそうな生臭い悪臭がした。ウンコして宮本の舌で処理されたアタシが言うべき事じゃないけれど。アタシはその汚さを我慢し、皮を剥いたおちんちんをパクリと口にくわえると、舐めたりしゃぶったり色々と刺激を加えてみた。が、「インポ」だと言う宮本の言葉通り、その肉塊はムクリとも反応しない。それでもアタシは「ご主人様」の一番大切な体の部分を味わえて嬉しかった。ああ、コレが少しでも硬くなってくれたらなあ……

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