チカンのおじさん
二次元世界の調教師:作

■ 2

 『チカンのおじさん』

 アタシはナオ。ちょっとおデブだけどナイスバディーの高校2年生だよ。今日も学校帰りのギュウギュウ詰めの電車に乗ってたら、ミニスカのオシリに誰かの手が当たったの……
 
……チカンのおじさんの指が、ミニスカ越しにオシリのミゾをツンツンなぞって来たの。こんなエッチな触り方されたのアタシ始めてだったけど、ズッキーンって感じちゃったよ、エヘ……

……アタシのお○んこはもうヌレヌレで、ハズカシイえっちなとんがりボーヤが、お皮からハミ出てコンニチワしちゃってたの。そこをチカンのおじさんの上手な指に、ヌレヌレパンツ越しにスリスリされちゃったアタシは、もうメロメロでお潮を吹きまくってますますパンツをベチョベチョにしちゃった……

 ううむ、これは……私はなるべく原稿用紙に集中している風を装い彼女の方を見ないようにしながら、股間がムクムクと張り切ってしまうのをどうしようもなかった。私は今40台後半で同年代のツマとはこの所とんとご無沙汰なのだが、まるで自分の娘に欲情しているような罪悪感と戦わねばならなかった。

「こ、これ、本当に実話ですか?」
「はい。
 あ、でも、いろいろ変えてるトコもありますけど……」
「それは、そうでしょうね。」
「でも基本的にはこの通りです。」

 うう! 私は大いに動揺してしまったが、それを何とか隠せたのは年の功と言うべきか。いや、隠せていないかも知れない。私の声が不自然にしゃがれてしまっていたから。ふと原稿用紙から顔を上げると、まるで先生私の進路どうでしょうか? と学校の先生と面談してるかのごとき、マジメそうな彼女が小首を傾げてるのとバッチリ目が合ってしまった。私は慌てて頼んだきりになっていた、アイスコーヒーにシロップなどを入れて飲み始める。するとそれを待っていたかのように、彼女の方も「いただきます」と丁寧に両手を合わせてからアイスコーヒーに口を付け始めた。実に礼儀正しい子だ。うちの娘もちゃんと手を合わせてから飲み食いしてるだろうか?

「たとえば、スカートはそんなに短くありませんでした。」
「あなた、スカート丈とても長いですよね。」
「いえ、これは失礼にならないようにこんなに長くして来たんです。
 普段はもう少し普通のちょっとミニくらいですよ。」

 官能小説を売り込みに来るのにそれが正しい態度なのかビミョーだが、ともあれ実にしっかりした考えをした子のようだ。こんな子が、あんなチカンに遭って、と考えてしまうと私はそのギャップに激しく萌えてしまうのを不覚にも感じていた。すっかりこの子に主導権を握られてるなと感じながら、私は本能に忠実に話を続ける事にした。

「他にどこを変えたのですか?」
「かわいい顔とか、豊満なボディーとか、ちょっと図々しいなと思ったんですが、やはりブスでガリガリと言う設定では、どうかなと思いまして。」

 私はつい舐め回すように彼女の全身を見てしまい、全然ウソじゃありませんよ、とでも言ってやろうと思ったが、その言葉を飲み込んだ。が、彼女は実際結構肉付きが良さそうでムチムチしているし、顔もまあ美人と言ってもまずくはない程度の整ったものだ。ブスでガリガリと言うのは自己卑下が過ぎると思った。

「チカンのおじさんにされた事は、全てそのままです。
 私の反応も、まあこの通りですかね。」

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