あやつりの首輪
二次元世界の調教師:作
■ 3
ずきん! いよいよ始まったアイツのいたぶりが、思った通りえっちなものであるとわかって、アタシは緊張しのどがカラカラに乾いて来るのがわかった。さすがにためらってると、ゆっくり首が絞められて来たので、アタシは仕方なく正直に口にするよりなかった。
「……してるわ。」
「へえ、嬉しいな。
僕は毎日君の事を思い浮かべながらしてるんだけど、満里奈さんはどのくらいオナニーしてるの?」
ああ……アタシは小学校高学年で目覚めちゃって以来、変なクセが付いてしまった自分を心底羞じらい後悔した。でも答えないと、じんわり締め付けを開始して来る「あやつりの首輪」には勝てない。
「……毎日してるわ。」
「へえ、これは驚いたな。
あんないつも男になんか興味ないわ、って顔でおすまししてる満里奈さんが、そんなえっちな子だったなんて。」
「別にいいでしょ!
女性にだって性欲はあるわよ!」
「でも毎日しちゃう子はそんなにいないんじゃない?
認めますか、満里奈さん、自分が特別にえっちが好きな女の子だって。」
「な、何をバカな事を……
んくうっっ!!
み、認めるわ、アタシえっちが大好きで毎日オナっちゃってる女の子なの!」
「だいぶ素直になって来ましたね。
よしよし、いい子です……」
ふう〜。目に見えない首輪による絞殺の恐怖を味わい、それを解除された時の安堵感で大きく息をついたアタシは、涙で顔をぐしょぐしょにしながら仕方なく気持ちを解放した。悔しいけどコイツの言う通り、素直にしゃべるしかないのだ。そしてそうマジで覚悟を決めたアタシは、ぐしょぐしょになっているのが顔だけでないという、おぞましい事実に気付いて愕然としていた。なぜかアソコがカーと熱くなり、あろう事か下着を汚してしまってるみたいなのだ。さっき半分自棄になって口にした、「えっちが大好き」などと言う言葉が嘘ではない事を認めざるを得なかった。
「あ、あの、僕は毎日5回くらいオナニーして出しちゃうんですけど、満里奈さんは何回しちゃいますか?」
「1回か2回よ。
お風呂に入った時と寝る前に。」
「満里奈さんの顔を思い浮かべながら、5回もオナってる僕の事をどう思いますか?」
「気持ち悪いわ。」
「正直でよろしい。」
どんどん嫌らしく、なれなれしくなっていく貫太。だけど信じがたい事に、アタシのアソコの疼きは高まる一方でハーフパンツの下がどんどん湿っぽさを増して来るのをどうしようもなかった。
「満里奈さんはどうやってオナニーするんですか?
いつものやり方を教えて下さい。」
「……ムネの先を触るわ。」
「じゃあすぐやってみて。」
ゴクリ。唾を飲み込むなどと言う下品な反応をしてしまったアタシは1人なのに赤面してしまい、着ていたカッターシャツの胸元のボタンを外し、片側のブラをずらしてチクビをクリッと指で摘んだ。それがいつもの始め方なのだ。
「触ったわよ。」
「気持ちいいですか?」
「……う、うん、とっても。」
悔しいけどいつもよりずっとカラダが敏感になっていて、既にコリコリに勃っていたチクビを摘んでしまった心地良さにアタシは狼狽した。一体何考えてんだろ、アタシ。こんなの形だけやっときゃすむ話なのに。でも、アタシのカラダは持ち主を裏切り始め、言われもしないのにチクビを摘んだ指がクリクリといつものオナニーのように蠢き始めてしまうのをどうしようもなかった。
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