イカせ屋
二次元世界の調教師:作
■ 11
この娘は「せんずる」と言う言葉の意味がわかるだろうか? いや、わからなくても良い。今すぐ教えてやろう。
俺はユウイチがモロに股間を露出してはげみ始めると、立ち上がり娘に近寄って言った。
「お嬢さん、いい物を見せてやろう。」
サッと目隠しを外したその瞬間、娘はアッと驚いた様子ですぐに顔を反らし目をつむってしまった。その反応からして、一瞬でもユウイチが手でしごいている大きなイチモツを目にしてしまったに違いない。
それで十分だ。娘の脳裏にはその嫌らしい男根の残像が残って離れず、あらぬ想像をたくましくしてしまう事だろう。
「ははは、見ないのか?
なら、目隠しを戻すぞ。」
目隠しを再び嵌めてしまった娘は、今や狼狽の色も露わに、首筋まで美しい桜色に染めている。
とても色白なので血管までうっすらと透けてこの上なく悩ましい。
(アイツと一緒だ……)
こんな所まで今だに記憶に鮮明な彼女にソックリなのは驚くべき事で、俺はもうこの娘の素性を勝手に想像して確信に近いものを得ていた。
(まさか……
まさか、そんな事は……)
こんなあり得ない偶然がそうそうあってたまるか。が、確率論を無視して俺の前に現れた、かつて愛した女にソックリの美女を前に、俺は年甲斐もなく全身が慄えるばかりの感激で凄まじい興奮に包まれていた。
(落ち着け!)
俺は自分を叱咤した。全くユウイチの事を笑ってはいられない。ふと目を落とすと、ユウイチは元気良くせんずりに没頭していた。
「ユウイチ、出そうか?」
「へ、へえ、もうじき……」
「チンポを持って、こっちへ来い。」
娘の体がビクッと反応した。
「よし、ユウイチ、ソイツをお嬢さんのオテテに握らせてやれ。」
長身のユウイチが娘の背中に回って、爆発寸前のイチモツを当てがえば、ちょうど手錠を掛けられた手に当たるという案配だ。
「あ、あの、握りつぶされたらどうしやしょう?」
「馬鹿野郎っ!」
全く情けない野郎だ。俺の低い声で叱られたユウイチは、おっかなびっくり焼けるように熱い肉棒を娘の白くて小さな手に握らせていった。
すると娘は男を心地良く刺激してしまう優しさでソレを握ったので、ユウイチは有頂天になり顔をほころばせていた。
うすうす勘付いてはいたろうが、目が見えず何かわからない人体の一部らしき肉塊を握り潰すような勇気を発揮出来る女性はまずいない。目隠しと口枷は間違いなくどんな勝ち気な女性でも女らしく懐柔してしまう効果があるのだ。
そして万一自分の握らされている物体がおぞましい男性器だとわかったとしても、それが自分の体に触れて興奮しドクドクと脈動している事を感じ取った女性は握り潰すような無礼なマネは絶対に出来ない。それが女性の本能というものだ。
「よし、ユウイチ、出してやれ。」
「わかりやした!」
もう自分の手に握らされた物の正体がわかっていたであろう娘は、ソレがドピュッと勢い良く粘液を放出して手やスカートを汚したのをどんな思いで感じているだろうか?
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