イカせ屋
二次元世界の調教師:作
■ 13
「やあお嬢さん、待たせたね。」
「んーっっ!!」
驚いた。娘は惨めになるだけなのに、それでも何か口にしようとしていた。絶対にシクシク泣いているに違いない、と思っていた俺は、この娘の思った以上の気丈さに感心し、同時に「イカせ屋」の本能で嗜虐欲がムクムクと目覚めて来るのを感じていた。
勝ち気で弱みを見せない女を征服するのが、俺たちにとって至上の歓びなのである。ユウイチよ、頼んだぞ。
「いやあ、汗びっしょりだね。
だけど、ここは何だか汗だけじゃないみたいだぞ。」
ユウイチは無遠慮にミニスカの中に手を突っ込み、予定通りのセリフを吐いた。実際には全身びしょ濡れ状態なのでちと勝手が違うが、娘に恥辱を味わわせるにはまあ、問題ないだろう。
「パンツが濡れ雑巾みたいになってるぞ。」
よし、脱がせろ! ユウイチは俺の目論見どおり、本当に濡れ雑巾状態で股間に貼り付いていた娘の自前のパンツをずり下ろしていき、長い脚の先から抜き取るとそれを娘の塞がれた目の前に持っていき、くんくん鼻を鳴らしてかいでみせた。
なかなかやるじゃねえか。まあ、入る前に予習しといた通りではあるが。
「う〜ん、これはお嬢さんのおしっこの臭いだぞ。
な〜んだ、おしっこ洩らしちゃったんだ、きったねえ〜」
ユウイチはそう大きな声で言うと、その小便と汗にまみれた布切れで娘の顔にびっしり浮かぶ汗を拭くというかわいそうな行為を仕掛けた。
すると、娘の顔が辛そうに歪み、とうとうシクシクと泣き始めたではないか! でかしたユウイチ。その調子で頑張れ。
「パンツをおしっこで汚したくらいで泣かないでいいんだよ。
僕が新しいパンツをはかせてあげるよ。」
ユウイチはそう言うと、準備していたまっさらのパンツを娘にはかせた。いわゆる「ヒモパン」なので、脚に通す必要がなく面倒がなくて良い。
股座に当たる布地が極小でスケスケ、クロッチの部分も薄地で、その部分を隠す用途は放棄した、鼻血の出そうなエロパンツである。目の見えない娘にも羞ずかしいデザインのパンツである事はわかっただろう。
「うわあ、えっちなパンツだなあ〜
僕、又こんなになって来ちゃったよ。」
次第にコツを会得して来たユウイチはノリノリになり、さっさとズボンとパンツを脱ぎ捨て下半身を露出させると、元気一杯のペニスを再び娘の後ろ手錠の手に握らせる。
「よ〜し、そのまま優しくニギニギしててよ〜
僕出しちゃうからさ……」
オイ! さすがにやり過ぎじゃねえのか? いくら絶倫のユウイチでも、ここで出して大丈夫か?
が、俺の危惧はそっちのけで、ユウイチは本気でビュッと出してしまったようだ。お前一体何回出せるんだ? 人間業じゃねえぞ……
「へへへ、僕のザーメンもお顔に塗ってあげよう……」
ううむ。ここで射精するなんて思いも寄らなかったので予習してなかったが、ユウイチはやれば出来る子のようだ。
まるで乳液で化粧するみたいに、ユウイチの精液を顔に塗られた娘は、かわいそうにますます泣きじゃくり始めた。そろそろ、次の手順だぞ……
ここでユウイチはボールギャグを外し始める。女が泣いたら、自分の事をしゃべらせろ、と言い聞かせてあったからだ。
大量の唾液でベトベトに糸を引いているボールを吐き出すと、目隠しだけで女の整った美貌が現れ、俺はどうしても見とれてしまった。
絶世の美女とはこの子の事を言うのだろう。ケンジが一目で食指を動かしてしまったのもうなずける。そうだ。20年前の俺も、一目で心を奪われてしまったのだった……
「さあ、お嬢さん、もう質問に答えてくれるね?」
すると泣きながらも、コクリとうなずく娘。ようやく素直になり、自分の事を話してくれるようだ。
「君の名前は何て言うの?」
「……まなみ。」
「お母さんの名前は?」
「あさこ。」
「お父さんは?」
「いません。」
その後もユウイチは事細かく質問を続けていたが、俺の耳にはほとんど入らなかった。
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