イカせ屋
二次元世界の調教師:作
■ 14
俺は何とも複雑な感慨にふけりながら、この子に手を出しても良いものか、そんな罪深い事が許されるのかと、激しく揺れる胸の内で自問自答していた。
が、皮肉な事に、俺のそんな大いなる迷いをあざ笑うかのように、股間にようやく血が集まり始めムクムクと臨戦態勢が整いつつあったのである。
「どうして家出なんかしたんだい?」
「大人は汚いから。」
ぎくり。ユウイチの質問は続き、俺の胸はキリキリと疼いた。
「どういう事?
お母さん、嫌いなの?」
「お母さん、嫌い……
あんな女の所に帰りたくない。」
そこまで聞き届けた時、俺はたまらなくなって立ち上がり、猛烈な勢いでピシャリと娘の頬を叩いていた。そうしてからすぐに下がり、全く味の感じられなくなった弁当を無理矢理胃に流し込む。
娘はショックですすり泣きから号泣へと変わって、もうとても見ちゃいられない感じになって来た。
これまで見たこともない俺の激しい行動に、ユウイチもビックリ仰天していた。激しく泣き始めた娘におろおろしながらも、火の出るような俺の平手打ちの気持ちが伝わったか、懸命に娘に話し掛けていた。
「お母さんは女手一つでまなみちゃんを育ててくれたんでしょう?
何があったのか知らないけど、お母さんの気持ちもわかってあげなきゃ。
君はもう子供じゃない、立派な大人なんだからさ……」
何ともいたたまれない空気の中で、ユウイチの説教はこんこんと続いた。
「よ〜し、それじゃ今から楽しい電車ごっこだよ〜」
ユウイチが努めて楽しそうなノリでそんな事を言うと、ケンジからリクエストのあった「痴漢プレイ」を楽しむために、マナミににじり寄って行った。
俺の突然の強烈な平手打ちと、それに続くユウイチのただたどしいが懸命な説教は、この親不孝な家出娘の心を意外に揺さぶったようで、次第に泣きやんだマナミは親に感謝する事の大切さを切々と説くユウイチに向かって、しゃくり上げながらハッキリ
「ごめんなさい。」
と口にしたのだ。
俺はケツがむずがゆくなるような居心地の悪さを感じていたが、結局彼女は父親の愛情に飢えていたわけだ。
母親のアサコは父親のいないハンデを埋めようと、きっと厳しくしつけたに違いない。が、その結果が家出して、暴力団の事務所で陵辱を受ける羽目になった哀れなマナミの姿だ。
が、ここで引き返すわけにはいかない。
ようやく心を開いたマナミに再び被虐の歓びを煽るボールギャグを嵌め、後は二度と家出しようなどと思わないよう、とことん女の快楽を味わわせ、性の歓びにのたうち回らせてやるのだ。
それが「イカせ屋」の父親としての、この子への罪滅ぼしだ。
「マナミちゃんは満員電車に乗りました。
すると後ろから男の人が何か押し付けて来たのです。」
ユウイチはマナミの背中にピタリとすり寄ると、又もや若さに溢れる勃起ペニスを手錠の嵌った手に握らせる。すっかりこのプレイが気に入ったようだ。
が、マナミは嫌がるそぶりも見せず、自分からしっかりと両手でユウイチのナニを握り締めると、もう諦めたかのように羞じらいながら顔を伏せた。
表情はわからないが。よし、なかなかいい感じだぞ。
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