イカせ屋
二次元世界の調教師:作

■ 15

「満員電車で動けないのをいい事に、痴漢がおっぱいを触って来ました〜」

 ユウイチの手がだらしなく緩んだマナミの胸元に侵入する。そして痴漢にしては大胆に、ブラのホックを外してむしり取ると、両手で乳房をムンズと掴む。

 馬鹿野郎、もっと優しくしねえか!

 俺はまるで娘の初夜を眺めている父親のような倒錯した心境に陥り、ユウイチの下手くそな愛し方がマナミを冷めさせてしまわない事を祈るような気持ちだった。

 そんなに鷲掴みにしたら、痛がるじゃねえか!

 もっと優しくソフトに弄ってやれば、乳房への愛撫だけで女を歓ばせ、絶頂に導いてやる事さえ可能だって言うのに。

 ああ、もう見ちゃいられねえ!

 俺はたまらなくなってなるべく気配を殺しながら立つと、ユウイチにおっぱいを強く握られて辛そうなマナミに近寄っていった。

 無言で目配せをすると、ユウイチの片手に替わって俺の手がマナミの片側の乳房をまさぐる。

 立派に成長した汗みずくの豊かな膨らみに感激しながら、頂点の実をまずソッと摘んでやると、既に半分固くなっていたツボミがあっと言う間にグングンとそそり勃ち、弾力のある石のようにプリプリになって行った。

「んん〜っっ!!」

 俺のホンのワンタッチで悩ましい淫声をくぐもらせるマナミを見たユウイチは、形だけでも俺を見習い、膨らみを離して乳首をソフトに摘み上げて行った。

 そうだ。あくまで優しく愛情を込めて弄ってやるんだ。そして声が出るのを我慢出来なくなるくらい女が感じてしまったのを確認してから、ゆっくりと刺激を強めて行くんだぞ。

 俺はマナミの乳首をしばらく撫でさすりコロコロと転がしてから、おもむろに乳房全体に手を掛けた。両手を使えねえから、人差し指と中指でキュッと先端を摘んでやってから、ゆっくりと膨らみを揉みほぐしに掛かる。

 まだ成人前とあって弾力十分の若さに溢れながら、女らしい柔らかさを併せ持つ素晴らしい乳房だ。俺はここまで立派に成長させたアサコに感謝しながら、優しく慈しむように膨らみを揉み続けた。

 ユウイチも俺のやり方をまねてゆっくりと乳房をこね始めたが、もちろん全く同じではない。もう少し上手に出来ないものかと思ってしまうのだが、マナミにとってはカルチャーショックを覚える程の刺激的な乳揉みだろう。

 なぜなら双つの膨らみを違う男の手で愛撫されるのは、普通の女性なら一生味わう事のない行為で、女体には非常に応える贅沢なプレイだからだ。

 片側の乳房に込み上げる快感に抵抗しガードを固めようとすれば、全く違う感触とテクニックで責められるもう片側のガードがおろそかになって良くなってしまい、いつの間にかガードを諦めて快楽に身を任せるよりない状態に陥ってしまうのだ。

 だからユウイチの乳房揉みが少々乱暴で下手くそでも、それはそれでマナミにとっては新鮮な刺激になってしまうので構わない。

 目隠しとボールギャグで顔が醜く歪み表情がわかりにくいが、マナミが俺たちの手指が乳房に食い込むがままにビクンビクンと体をおののかせ、感じ入ってメロメロになっているのはユウイチにもわかるだろう。
 
 こうして俺とユウイチの愛情たっぷりの乳房揉みが続くと、どうしようもない快感に酔って悶々と上体をくねらせるマナミに、俺はもう我慢が出来なくなった。

 ユウイチに目で合図すると、乳房を揉みほぐしながら先端の可憐な蕾に唇を被せて行く。ユウイチも同じように準備をしたのを確認すると、俺はチューッと強く吸い上げてやり、それにならったユウイチも乳首を吸う。

「んんんーっっっ!!!」

 ガクガクと上体を痙攣させ、一際大きな呻き声を洩らすマナミ。俺はユウイチを小突いて言葉を促した。女がイッタら、必ず言葉を掛けてやるんだ。見習いで俺を見てれば、わかるだろう?

「あれえ?
 もうイッチャッタのかな、マナミちゃん。
 おっぱいだけで気をやるなんて、君ってえっちなんだね。」

 完璧だ。マナミを嫌らしく言葉責めするユウイチに、少しカチンと来たが、それでいい。遠慮無くもっとネチネチといたぶってやるんだ……

 もうマナミにも、自分を責めているのが1人ではない事がわかっているはずだが、俺自身の自制が利き辛くなって来た。次は下だ。

 俺はユウイチの言葉を待たず、乳房を握り締めたままもう片手を超ミニスカの下にもぐらせた。

「痴漢の指はとうとうマナミちゃんのスカートの下に入って来ました!」

 ユウイチも遅ればせながら手を下にやる。そして俺の顔を見てニヤリと笑いやがった。

「あれえ?
 マナミちゃん、又おしっこ洩らしちゃったのかなあ〜」

 さっきはき替えたばかりなのに、汗ではない液体のベットリと付着したエロパンツを、俺とユウイチは協力して太股の半ばあたりまでずり下げてやった。中途半端な脱がせ方がより一層マナミの被虐の歓びを煽るだろう。

「痴漢の指が、マナミちゃんの一番大切な所に侵入しま〜す。」

 乳房を優しくこねながら、もう2本の手指が股間を蹂躙する。下手くそなユウイチに任せてはいられない。

 俺はマナミの一番感じるクリトリスを探り当てると、壊れ物を扱うようにソフトなタッチで被さっていた包皮をめくってやった。

 電車の痴漢に出来るとは思われない微妙な行為だが、これをされて平気でいられる女性は絶対にいない、強烈にエロティックなテクだ。

「んんーっっ!!」

 恐らく体を突き抜けるような鋭い快感に貫かれたであろうマナミが、たまらず悲鳴をくぐもらせる。

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