イカせ屋
二次元世界の調教師:作

■ 16

 俺はさらに露出した女芯をキュッと指で摘み、それから指を1本ジクジクと淫蜜を分泌している花弁にソロソロと含ませて行った。中はもう溶岩のように真っ赤に焼けただれて異様に熱い。

 マナミのその部分は狭小で、指1本含ませるのさえ強い抵抗を感じた。ソフトに摘んで微妙に慄わせる指に囚われヒクヒクと快楽にビクつく感覚の塊を楽しみながら、俺はマナミが処女なのではないか? と不安を感じた。

 だとすればココをユウイチには任せられない。俺は所在なさげにしているユウイチの手指を、他の箇所に導いてやった。

「お〜っと、痴漢の指はオシリを弄って来ました〜」

 ユウイチの指が無遠慮にブスリとアナルを貫いても、全身を生まれて初めての快感に揉み抜かれているであろうマナミには抵抗すら出来なかった。

 それどころか、その瞬間マナミは下半身をガクガクと強烈に揺さぶって、アクメを晒していたのである。

「オシリが感じちゃうんだ、マナミちゃん。
 ヘンタイなのかなあ〜?」

 うるさい!

 俺はもう激情を抑えられなくなって、「痴漢プレイ」も忘れ、ユウイチに尻穴を弄らせながら、マナミのはしたない超ミニスカにノーパンの股間の前にひざまづいた。

 汗とおしっこと愛液の入り交じった刺激臭がプーンと鼻につき、俺の眼前にマナミのグショグショの股間がモロに迫って来る。

 昔よくおしめを替えてやったり、風呂に入れてやったりしたあの幼い割れ目が、今立派な大人に成長してジクジクとラブジュースを吐き出しながらハッキリと男を求めている淫猥な眺めに、俺は感無量となり頭をクラクラと痺れさせた。

 それから勇気を奮い起こして、その蠱惑的な女のいのちに口を付けた俺は、あらぬ限りの口唇テクニックを駆使ししゃぶり上げてマナミに素晴らしい歓びを与え、アナルに指を打ち込んだユウイチの援護もあって、2度3度と天国に送り込んでやる事に成功した。

 ふと気付くと俺の股間は完全に猛り狂い臨戦態勢となっていた。

 マナミは恐らく処女だろう。が、これだけ手順を踏み懇切丁寧に準備を整えてやったマナミは、さほど苦痛を覚えずロストバージンを経験する事が出来るに違いない。

 そしてその相手は?

「ユウイチ、後は任せたぞ。」

 小声でそう言い残し、意外そうな顔をしたユウイチとマナミを残して、俺は「仕置き部屋」を後にした。

 弁当を少ししか食べていなかったので腹が空いていたが、食事を取る気分ではなかった。家に帰る気にもならず、仮眠室で酒をあおりながら俺はいつしか眠りこけていたのである。

「マサキチさん!
 起きて下さい、マサキチさーん!」

 どんどんと遠慮のないノックと、そんな俺の名を呼ぶ声でハッと目覚めた俺は、部屋の入口から顔をのぞけているユウイチと、床で眠りこけたまま応対した。

「マナミちゃんが帰る所です。
 一緒に見送りませんか?」

「馬鹿言うな!」

 2日酔いで頭がガンガンしている俺に一喝されたユウイチは、すごすごと出て行った。

 マナミはアサコの待つ家に帰る事を決意したのだろう。空気の読めないユウイチが、マナミをケンジに差し出して面倒な話にならねば良いが、と心配していたが杞憂だったようだ。

「お世話になりました、って最敬礼して帰って行きやしたよ。」

 マナミを見送ってから戻って来たユウイチは、それから昨夜からの事を話してくれた。

 あの後ユウイチはマナミの拘束を解いてやり、お互い全裸で一緒に弁当を食べたと言う。

「いやあ、女の子ってイカせてやると、あんなに素直でかわいらしく変わるもんなんですねえ。
 一緒にご飯食べてからえっちしましょう、って言うもんで、マサキチさんの置いてった弁当と僕のを食べたんです。
 そしたらマナミちゃん、ふざけて、はい、あ〜ん、なんてやって来るんですよ。
 まるで新婚さんになったようでやした。」

 そうかい、それは良かったな。俺は馬鹿馬鹿しくて言葉を挟む気にもならなかった。

「その後は、マナミちゃん、もう凄かったっす。
 俺のチンポをくわえ込んで、腰を振りまくりのイキまくりで……」

 俺はマナミが処女だったかどうか、聞いてみたかったが、嬉しそうにベラベラとマナミとのセックスを語るユウイチを見ているとどうでも良くなって来た。

 適当に聞き流していた所、ユウイチが最後に妙な事を言った。

「この子、変な癖があるなあ、と思いやしたのは、イク直前になると、パパー、パパー、って言いながら気をやるんですよ。
 ファザコンなんすかね?
 でもお父さんはいないって言ってたのに……」

 悪酔いでまだガンガンする頭を抱え、苦虫を噛みつぶしたような顔でユウイチの話を聞いていると、ドンドンと大きなノックが聞こえた。

「マサキチはいるか!」

 ケンジだ! ヤバイ。マナミを勝手に帰らせてしまった事を咎めに来たのだろうか。が、幼なじみのケンジはそんな小さな人間ではなかった。

「上玉の入荷だぞ。
 30手前のOLだそうだが、とびきりの美人だ。
 借金で首が回らなくなったワケありだ、遠慮なく調教してくれ。
 会社の上司とセクハラプレイをやってみたいんだ、頼んだぞ!」

 こうして「イカせ屋」の又新しい1日が始まった。

〜おしまい〜


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