下着泥棒
二次元世界の調教師:作

■ 11

「今日は外食に行こうよ、お姉ちゃん。
 アタシも制服に着替えて来るね。」

「ま、待って、お願い、沙織!」

「何よ。」

「この下着は脱がせて!」

「ダーメ。
 アタシだってお姉ちゃんの下着ずっと着けてるんだから、お姉ちゃんもね。」

「ああ、又、おかしくなっちゃう!」

 今何度もイカされてスッキリしたはずなのに、もうおっぱいやアソコのムズムズが再発する気配を感じた私は必死に訴える。外でこの欲情に責められたら、と思うと私は生きた心地もしなかった。

「アタシね、お姉ちゃんにおかしくなってもらいたいんだ。
 うふふ、もっとおクスリ使っちゃおっと。」

 何と沙織は例の香水みたいな媚薬を、さらにビショ濡れ状態のパンツとブラに染みこませ、ヒモパンをギュッと絞り込むように股間に喰い込ませて来た。プックリ膨らみっ放しのクリちゃんも、ブラに抑え着けられたおっぱいも、そしてギュッと喰い込まされたアナルまで恐ろしい媚薬の餌食になるのだ。

 沙織が外出するため制服に着替えて来る間、私は少しでも下着の喰い込みをずらして辛さが軽減出来ないかとがんばってみたが、手が使えなくてはどうしようもなく、一体私何やってんだろうと思うと、情けなくなってしまった。

(ああ、出来たら、今すぐにでもオナっておきたい!)

 恐ろしい強烈な欲情が訪れる時間を少しでも遅らせるためだが、昨日まで知らなかったそんな猥褻な行為をしたくてたまらなくなってしまった自分が信じられないような思いだった。

 外はちょうど日が暮れたばかりだった。沙織が食事を取ろうと言うファミレスのある繁華街への通りは、日中ほどではないがまだかなり人通りが多い。

 そんな中をパンチラ必至の激ヤバミニで歩かされる羞ずかしさで、私の脚はワナワナと慄えくじけそうになるが、背の低い沙織にチェーンで首輪を引かれると、へっぴり腰になって遅れないよう必死で脚を動かすよりない。

 夜風がダイレクトに下半身で露出している太股の付け根まで当たり、まるで裸のような錯覚を覚える程だ。濡れまみれたヒモみたいに羞ずかしい割れ目に喰い込む媚薬パンツまで見られてしまうと思うと、凄まじい羞恥で心臓をギュッと鷲づかみにされるみたいだった。

(ああ……
 こ、こんな……)

 余りの羞恥で顔を上げられず、じっと自分の卑猥そのもののモロ出し下半身を見つめながらヨロヨロ歩いていると、まるでおもらししたかのように股間から溢れた液体がツーッと内股を伝い落ちるのが見えた。

 ハッキリ言ってまだ裸の方がよっぽどましだ。せめてスカートの裾を押さえられたらと思っても、後ろ手錠を嵌められた手は何の役にも立ちはしない。

「みんな見てるよ、お姉ちゃん。
 背筋を伸ばして格好良く歩こうよ。」

(嫌っ!)

 沙織が意地悪く他人の視線を意識させるように言うと、首輪をグッと強く引いた。この子の言葉に嘘はない。道行く人達はみんな好奇の視線で私に注目してるに違いないのだ。

 有名な進学校のセーラー服を太股も露わなとんでもないミニスカにした、背が高くて目立つ女の子が首輪を引っ張られて歩かされてるのだから。

(何、あの子。
 信じられな〜い)

(羞ずかしくないのかしら)

(AVの撮影かな)

(あの子、変態?)

(もしかして、ノーパン?
 ヤダ〜)

(見ろよ、首輪なんか引かれてるぞ)

(手錠もしてるし、わざとやってんだよ。
 遠慮なく見てやれ)

 ホントは聞こえてないのに、まじまじとそんな風な会話が聞こえるような錯覚を覚えた。昨日までの美人だけど、真面目で大学の受験勉強に精を出していた私が、露出狂そのものの嫌らしい格好を晒し、みんなに蔑まれながら街を歩いてる。

 これは悪夢だ。こんなのが現実のわけがないではないか。だけど夢なのに、どうしてこんなに羞ずかしさで胸が締め付けられ、アブない興奮で心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしちゃうんだろう……

 でも本当の悪夢はまだこれからだった。沙織に首輪を引かれてヨロヨロと歩いてた私は、とうとう羞ずかしい箇所が耐え難くムズムズと疼き始めるのを感じてしまったのである。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊