下着泥棒
二次元世界の調教師:作
■ 14
「乳首を責めるリモコンバイブってこんなんだね。
リモコンはどれかな?」
「あんっ!」
沙織が袋から出したリモコンを操作すると、私はえっちな声を出してしまった。大きなスポイトみたいな円筒がバイブとなって慄え始め、中に入って勃起乳首に当たる刷毛も微妙に蠢くと、素晴らしい快感に私はウットリと目を閉じてしまう。
「気持ち良さそうだね、お姉ちゃん。」
沙織のメモには、乳首を責めるリモコンバイブで試してみて一番感じる物、と書いてあったのだ。そのたま私は頭が禿げたいかにも嫌らしそうな店員に、いろんな商品を試されちゃったのだ。そうやって選ばれたのがこの刷毛付きバイブで、ソフトな刷毛がくすぐるような感触がたまらなく気持ち良い。
「これはずっとONにしとこうね。」
乳首に吸い付くタイプだからずれる心配もなく、沙織はスイッチを入れたまま「刷毛バイブ」を押さえ付けるように小さなブラを再び着けた。
「さ、沙織、これ、とってもいいよ!」
思わず素直にそんな言葉が私の口から出る。胸の膨らみは揉んで欲しくてウズウズしてるけど、ウットリする程心地良い、この乳首責めバイブが慰めになった。
(ああ、これ、ホントに気持ちいい……)
優しい快感がジーンと体中に染みこんでまるで体が浮き立つような気分だ。でも、私を責めるリモコンバイブはもっと強烈な物が装着されてたのだ。
「コッチはどう?」
沙織がほとんど役に立ってない超ミニスカの下に手を伸ばす。あの嫌らしいビショビショのヒモパンは脱がされてたが、代わりに黒革のピッチリしたパンツを穿かされていた。ヒモのように細くて割れ目に喰い込む感じは同じだが、サイドにワイヤーが入って指1本入り込む隙間もなく、お尻の上で施錠された本格的な貞操帯だ。
もちろんただの貞操帯ではない。沙織のメモによれば、「クリトリスとおま○ことアナルを責めるバイブ付きの鍵の掛かるパンツ、と言うとんでもない代物で、これも店員に着けられてしまったのだ。沙織はこのリモコンも探し出すと、嫌らしく股間を撫でながら言う。
「うふふ、楽しみだなあ〜
このリモコン、1箇所ずつ強さの調節も出来るんだね〜」
うう……
このパンツを禿げオヤジに着けられた時の羞ずかしさは、死んでしまいたいくらいだった。内側にアタッチメントで丸くて柔らかい大小のローターを着けられ、ローションの滑りでアソコと尻穴に入れられてしまったのだ。
特にニヤニヤ嫌らしく笑う禿げオヤジに、
「コッチに入れても大丈夫かい、お嬢ちゃん?」
と言われながら、小さい方をアナルに入れられた時の羞ずかしさは、本当に顔から火が噴き出そうだった。
でも本当に羞ずかしかったのは、クスリのせいでずっとウズウズしてた私のアナルが、そんな物を入れられるのを歓んでツルッと簡単に呑み込んでしまい、ああん、と感じてしまったえっちな声が出てしまった事。
「西高の生徒さんは、頭だけじゃなくてえっちの方もススンでるんだねえ〜」
なんて禿げオヤジに、私の高校の名前まで出されて、穴があったら入りたい心境だった。
「あ〜っっ!!
さ、沙織いっ、それ、強くしないで!」
沙織の指がリモコンに掛かると、私は乳首バイブの比ではない凄まじい刺激にオロオロして、懇願いないではいられなかった。
「やっぱクリちゃんは、良く感じちゃうんだ。」
「ああ、ああ、す、凄いのおっっ!!」
「お皮も剥いてもらったんだね。」
私はウンウン、とうなずきながら、あまりにも素晴らしいクリ快感にもうメロメロ状態だった。沙織のメモを見て目を丸くして驚いた禿げオヤジだったが、慣れた手付きで私の急所をガードしてた包皮をどけてしまってから黒革パンツを密着させるように穿かせて来たのだ。
黒革の裏地にはソフトなイボイボ突起がビッシリと着けられてて、どんな女の子のクリちゃんにもフィットして気持ち良くしてくれるスグレモノだと説明を受けたが、皮を剥かれた敏感な尖りにダイレクトに当たる振動は強烈だ。
「どのくらい、我慢出来るかな〜」
「アーッッ!!
沙織っ、ダメえっっっ!!!
お姉ちゃん、いっちゃうっ!」
沙織の指がゆっくりと目盛りを上げていくと、私はたまらず極めてしまい、クリバイブの限界を測られてしまった。続いて前後のローターも同じように調べられると、私はもう恥も外聞もなくえっちに腰をグラインドさせながら大声でよがり声を洩らし、絶頂の恥を晒してしまった。
特にお尻は死ぬほど羞ずかしいのに、媚薬で疼かされてたために信じられないくらい良かった。もしかしたら、クリやアソコより良かったかも知れない。
「お尻が凄いみたいだね。
やっぱお姉ちゃんってヘンタイだ〜」
そんな風にからかわれても、絶頂の余韻になお嫌らしくモジつかせる私の下半身の慄えも、口からハアハアと切なく洩れる熱い吐息も、もう止める事が出来なくなっていた。
「さあ今度は、全部一度にスイッチ入れてみよう。」
ようやく人通りの途絶えた夜の街に、私の浅ましい歓びの咆吼が響き渡る。
こうして完全に一線を超えた私は、妹の手で性の歓びの深淵へと足を踏み入れて行ったのである。
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