下着泥棒
二次元世界の調教師:作
■ 15
ファミレスでの夕食中も、手錠を嵌められた私は沙織に食べさせてもらいながら、リモコンバイブに翻弄されて何度も恥を晒し、どんどんエスカレートする悪夢のような外出から帰宅した時、私は夢の中のようにフワフワしながら、口も利けないくらい疲労困憊していた。
中でもアナルの刺激は私をヘロヘロに脱力させるようなマイナスパワーに満ちている。お尻の中に埋まった小さなローターが存在するだけで、何も考えられないくらい強烈なおぞましい快感が込み上げて来て、私は完全にアナルの刺激に屈服してしまった気分だった。
「お姉ちゃん、好きよ。
大好きよ。」
「ああ……
沙織……」
私もよ、と言おうとした口を柔らかい唇で塞がれた。後ろ手錠と首輪を嵌められたまま、今日1日の疲れを洗い流すべく、沙織のリードで連れ込まれたお風呂の中。
見知らぬ人達の視線の中繰り広げられた露出と快楽のプレイは恐ろしく刺激的だったけど、もうここはかわいい妹の沙織と2人切りの世界だ。
情熱たっぷりに唇を吸う沙織にこたえて、私も夢中で舌を絡め合い、唇を貪るように吸い合った。
そして沙織の手指は、今日1日でさんざん穢された私の体を清めるように、優しく洗ってくれる。乳房や脚の間にえっちな手が忍び込むと、私はもうどうしようもなく気持ちが良くて、体の力を抜き妹の手に官能を預けてしまう。
「お姉ちゃんのクリちゃん、おっきくなったのかなあ?」
「そ、そんなにすぐ大きくなるわけないわ。」
ああ、でも。言葉とは裏腹に自分の指と黒革パンツのイボイボバイブをさんざん楽しんでしまった私のえっちな実は、包皮から完全にハミ出してしまったまま戻らず、ずいぶん膨らんでしまったような錯覚を覚えた。
「お皮の中までよく洗わなきゃ。」
「あ、イヤ、いくっ!」
そんな所を沙織の指で丁寧に洗われると、欲張りな私の体はたちまち弾けてしまう。続いて沙織の指はマグマのような粘液の溜まった女性器へと侵入して来た。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ……
「お姉ちゃん、ココいくら洗ってもどんどんえっちなお汁が出てきちゃう。」
沙織の指が私のバージンを散らさぬよう浅瀬の部分をスルスルと出入りしながら、クチュクチュと中をかき混ぜるように蠢く。トロけてしまいそうな心地良さに、私は後から後から淫らな果汁を滴らせてしまうのをどうにも自制出来なかった。
ちゅぷり。
「沙織!
そこダメっっ!!」
「どうして?
ココは一番汚いんだよ。
しっかり洗わなくちゃ。」
「だ、だってえ……」
そんな所で感じるなんて、と噛み締める唇から洩れる声が甘くかすれてしまう。沙織の嫌らしい指がクニクニと蠢くとおぞましい快感がぐんぐんと膨らみ、お尻で感じる嫌悪感はあっと言う間に吹き飛んでいた。
「ああ〜っっ!!」
今度はお尻の指はそのままに、再び花唇にも洗浄の指が含まされて来た。前後を弄られると相乗効果で異常な感度になってしまい、私は浴室中に嫌らしい嬌声を張り上げていた。
「お尻がそんなに良くなっちゃったんだね、お姉ちゃん。」
「そ、そんな事……
い、イヤ、凄いいっっ!!」
「アタシ、キレイに洗ったげてるだけなのに、気分出さないでよ。
嫌らしい香苗姉ちゃん。」
「やめてえ!
お、お尻は、もう……」
沙織の指洗いはもう汚れを清めるという本来の用件から完全に逸脱し、私の体に性の歓びを教え込むかのように、ゆっくりヌルリ、ヌルリ、と交互に出入りを繰り返していた。
薄い粘膜を隔てて2本の指が擦れ合う瞬間に快楽の火花が散り、とりわけアナルの心地良さが背筋をヒタヒタと這い上がって私を狂わせる。
「お尻が気持ちいい、って認めるんだね、お姉ちゃん。」
「い、いいわあっ!
お姉ちゃん、お尻がいいのおっっ!!」
「変態。」
意地悪なその言葉と共に、沙織の指の出入りがスピードアップし、さらに余った指が鞘から弾けた淫豆を捕らえる。
ついに絶頂に押し上げられて、いくう、と叫ぼうとした口は妹の唇に奪われた。沙織に口を吸われながら股間を弄り回されて達してしまう甘美さは魂が慄えるほどで、私は二度三度と気をやっていた。
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